油膜とは?
油膜って何?
油膜とは、水と油分が混ざったものです。道路上の油分と雨が混ざることで、油膜の発生に繋がります。例えば、油やバターを使った料理を作るために使用したフライパンは、洗剤を使用して洗ってもベタつきが残る場合があります。
このように油と水が混ざり合ったものがフロントガラスに付着すると、布で拭いただけでは落とせなくなってしまうような頑固な汚れとなる可能性があります。水と油が混ざってしまうことで発生する油膜は、付着すると簡単には落とせません。
■油膜の原因
油膜が発生する原因には、
「大気中の排気ガスがかかる」
「油分を含んだ水をかぶる」
「ボディのコーティング剤が溶ける」
などがあります。
自動車は微量ではあるものの排気ガスを出しながら走行しており、交通量の多い道路では走行中の自動車から出る排気ガスが空気中に漂っています。空気中の排気ガスを浴びながら走行することで、フロントガラスに油膜ができる原因を作ってしまいます。
さらに油分を含んだ水をかぶることで、油膜を発生させてしまいます。道路上に残った雨と自動車の排気ガスが混ざることで、油膜の原因を作ります。自動車で油分と水が混ざったところを走行することで油膜の原因がフロントガラスにかかり、油膜を発生させてしまうでしょう。
また、自動車のボディなどのコーティング剤が溶けることで、油膜が発生する場合もあります。雨の成分がボディのコーティング材を溶かしてしまい、フロントガラスに付着することで油膜を作ります。特に梅雨の時期は長期間雨が降るので、油膜が発生しやすい状況になります。梅雨の時期は、意識的に油膜を除去することをおすすめします。
■油膜を取らないと…
フロントガラスに油膜が発生するとフロントガラスが曇るように汚れてしまい、前が見えにくくなります。特に夜間走行をすると、対向車のヘッドライトが油膜に反射し一瞬何も見えないような状況になってしまい、非常に危険です。
油膜を除去しないまま走行すると視界が悪くなり、歩行者に気付かないまま衝突してしまう可能性もあります。大きな事故に繋がることもあるので、必ずこまめにメンテナンスを行いましょう。
油膜取りの方法
油膜除去の方法が知りたい
ここでは、油膜取りの方法をご紹介します。油膜は布で拭くだけでは除去できず、油を分解する成分を使用しないと油分が残り続けてしまうでしょう。今回は、以下の2つの方法で油膜を除去する方法をご紹介します。
■1. ウーロン茶で除去する
ウーロン茶には油分を除去する成分が含まれているため、油膜を除去できます。ペットボトルなどにウーロン茶を入れ、フロントガラスに吹きかけながら柔らかい布で拭き上げていきましょう。
しかし、ウーロン茶では油膜を完璧に落としきることは難しいといえます。軽い油膜であればウーロン茶で綺麗に保てる場合もありますが、頑固な油膜には油膜取り専用の製品を使用することをおすすめします。
■2. 油膜取り製品を使用する
油膜除去に最も効果的な方法は、油膜取り製品を使用して窓を拭くことだといえます。油膜を除去するための効果的な成分がいくつも配合されているので、正しい使い方をすれば油膜を綺麗に除去し、視界を良好にできるでしょう。
ホームセンターやカー用品店で簡単に手にいれることができるので、油膜でフロントガラスが汚れてきたと思ったらすぐに使用することをおすすめします。
油膜取りにおすすめ!キイロビンを使用して油分を除去しよう
東京オートサロン2018
ここでは、油膜取りの代表的な商品であるキイロビンをご紹介します。キイロビンは40年以上前から販売されている人気商品です。
キイロビンを使用することで油膜を綺麗に落とせます。
■キイロビンの種類
キイロビンには、たくさんの種類があります。製品の種類ごとの特徴も合わせて紹介していきます。
キイロビン120
キイロビン120は、キイロビンのスタンダードモデルです。酸化セリウム成分がガラスにこびりついた油膜を除去する役割を果たし、簡単にフロントガラスを綺麗にしてくれます。
まるで新車時のように、美しいフロントガラスになるでしょう。
キイロビン200
キイロビン200はキイロビン120と成分は変わりませんが、容量が200gとなっています。キイロビンを使用する頻度が高い場合は、キイロビン200g購入すると良いでしょう。
大容量なので、何度も購入する手間が省けます。
キイロビン100
キイロビン100も、キイロビン120・キイロビン200と成分は変わりません。
容量が100gと少量なので、まずはキイロビン100で使い心地を確かめてみるのも良いでしょう。
キイロビンゴールド
キイロビンゴールドは、キイロビンのハイグレードモデルです。スタンダードモデルのキイロビンと比べて、素早く油膜を除去できる成分が含まれています。
時間がなくて忙しい方でも、隙間時間に素早くフロントガラスの油膜を除去できるでしょう。
キイロビンクイックマジックゴールド
キイロビンクイックマジックゴールドは、キイロビンゴールドがハンディータイプになって、持ちやすくなった商品です。従来のキイロビンはスポンジを使う必要がありましたが、キイロビンクイックマジックゴールドは本体のパッドをガラスに押し当てるだけで油膜除去ができます。
手を汚さずに素早く油膜を落としたい方は、キイロビンクイックマジックゴールドがおすすめです。
キイロビンクイックパッド
キイロビンクイックパッドも、ハンディータイプで簡単に油膜を落とせる商品です。
キイロビンクイックパッドを水につけて擦り、水で洗い流すだけで油膜取りができます。誰でも簡単に油膜取りができる、人気の商品です。
■キイロビンの使用方法
キイロビンは、以下の手順に沿って使用しましょう。
1. 水で汚れを除去する
2. キイロビンを使用して拭く
3. 水ですすぐ
4. 濡れタオルで拭き上げる
まずは、水でフロントガラスについている汚れを除去します。いきなりキイロビンを使用して拭き上げると、フロントガラスについている汚れでフロントガラスを傷つけてしまう可能性があります。水洗いが終わったら、キイロビンを塗っていきます。
キイロビンの成分がガラスについている油膜の汚れを綺麗に落としてくれますので、キイロビンが塗り終わったら水ですすぎ、柔らかい濡れタオルで拭き上げていきましょう。フロントガラスを傷つけないように、丁寧にキイロビンと油膜を取り除くことが大事です。
コーティングをしよう
コーティングも効果的
油膜除去を行った後はコーティングを行わないと油膜が発生しやすくなるため、キイロビンなどで油膜を除去したらすぐに撥水コーティングをし油膜が発生しにくい状態にしておくようにしましょう。
ここでは、撥水コーティングと親水コーティングについてご紹介します。
■撥水コーティングとは
撥水コーティングはコーティング剤の種類のひとつで、水を弾くような働きをしてくれます。撥水コーティングはフロントガラスによく使用され、ワイパーを使わなくても水が切れていくようになります。
油膜除去を行ったら撥水コーティングを行って、水切れをよくしてあげましょう。
■親水コーティングとは
親水コーティングはコーティング剤の種類のひとつで、使用すると水がゆっくりと馴染むように引いていきます。
塗装面をガラス化するような親水コーティング剤も販売されており、これを一度使用すれば効果が持続し続け、汚れを寄せつけません。
おすすめのコーティング剤の紹介
フロントガラスを油膜から守る、おすすめの撥水コーティング材をご紹介します。
■アクアシャインクリア
油膜除去を行った後に、アクアシャインクリアを吹きかけて撥水によるコーティングをしてあげましょう。雨を弾きながら汚れを防いでくれるため、綺麗な状態が長持ちします。
濡れた状態にスプレーを行って拭き上げるので、油膜除去後の水滴除去作業が不要です。油膜除去と撥水作業の手間を減らすためにも、アクアシャインクリアを使用してみましょう。
油膜取りは定期的に
油膜取りは、定期的に行うように心掛けましょう。油膜が汚れてフロントガラスが見えにくくなる前に油膜除去をしておかないと、前が見えにくくなって大きな事故に繋がる可能性があります。
後回しにせずに頻度を決め、汚れが発生する前に油膜を除去してコーティングする習慣を身に付けましょう。
まとめ
フロントガラスを綺麗に保とう
今回の記事では、油膜取りの方法とおすすめの商品をご紹介しました。日々自動車に乗っていれば、必ず油膜は発生してしまいます。
油膜を正しく除去しないと大きな事故を引き起こしてしまう可能性もありますので、ぜひこの機会に油膜取りをはじめてみましょう。