トップへ戻る

冬の車の故障ってどこが壊れる?トラブルの対策方法は?

冬の車の故障ってどこが壊れる?トラブルの対策方法は?

冬場になると、エンジンがかからないなどのトラブルが発生することがあります。気温低下によって、エンジンやバッテリーの機能が低下することが原因の1つです。トラブルが発生したときには、どのような対策ができるでしょうか?冬によくある故障と対策方法をご紹介します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


冬場に多いトラブル

《写真提供:response》エンジン バッテリー

冬場に多いトラブルや故障とその原因をご紹介します。

バッテリー上がり

冬の期間に車が故障する理由として、大きなウエイトを占めるのはバッテリー上がりです。気温が低くなっている冬の間には、バッテリーが本来持っている機能を発揮するのが難しいです。

特に街乗りのように、短距離の移動を繰り替えして、セルモーターを何回も使うなら多くの電力を消費することになります。結果として、充電される電力よりも消費される電力の方が多くなってバッテリー上がりを引き起こします。

JAFが発表している出動理由の約3割はバッテリーの故障で、特に冬場に故障することが多いです。

暖房が効かない

車のヒーターが温まらないというのも冬場にある故障です。サーモスタットが故障していると冷却水がラジエーターに通過するので、ヒーター部分に温まった冷却水がこなくなります。

冷却水を通過させるゲートの開閉の役割をしているのがサーモスタットですが、開いたままになってしまうと「ヒーターが効かない」と感じるようになります。

他の原因として、送風機やエアコンの故障も考えられるでしょう。暖房が効かないときは複数の原因が考えられるので、修理工場に相談してみることをおすすめします。

タイヤのトラブル

タイヤのトラブルも冬場に多くなります。積雪すると道路が凹凸状になってしまうのでタイヤに負担がかかる可能性も高くなるでしょう。また雪に隠れている障害物を踏んでしまうこともあります。

冬になると冬場にスタッドレスに交換する方が多いですが、使用しない間は保管していることでしょう。保管環境が悪いと、保管期間中にタイヤが劣化してしまうのです。もちろん夏場にスタッドレスタイヤを履いていることもスタッドレスタイヤが劣化する原因です。

タイヤの劣化や道路環境が悪くなることは、タイヤがパンクするリスクを高めます。気が付かないうちにタイヤの劣化が進んでいて、出かけ先でパンクしてしまうケースが多くなります。

フロントガラスの曇り

冬場はフロントガラスの温度が下がるので、曇りが発生してしまうことも多いです。暖房をつけて暖かくしているときに、車外との温度差が発生してガラスが曇ってしまいます。

気温差は避けられないものですが、フロントガラスが曇ってしまうと安全に運転するのが難しくなります。対策方法を知っておきたいポイントの1つです。

故障の予防やトラブルの対策方法

整備工場 《写真AC》

冬場に車が故障してしまった場合にどのような対策方法を取れるのか解説していきましょう。また予防となる方法も見ていきます。

バッテリー上がりはブースターケーブルで救助

バッテリーが上がってしまったなら、ブースターケーブルを使って他の車から充電します。可能であれば、車に積んでおくならバッテリー上がりの際にも他の車から電気を分けてもらうことができます。

最近は携帯バッテリーで、ジャンプスターターの機能があるものも利用可能です。コンパクトなサイズですし、使わないときにはスマホのモバイルバッテリーとして利用できるものもあります。

普段も使えるので、ブースターケーブルよりも実用的なアクセサリーともいえるでしょう。ブースターケーブルは他車から電気を分けてもらう必要がありますが、モバイルバッテリーであれば自力でエンジン始動させられます。

タイヤの空気圧の確認

タイヤの空気圧の確認もしておきましょう。スタッドレスタイヤは長期間保管していることもあり、気づいたときには空気圧が低くなってしまっていることも。適正空気圧よりも低いと、タイヤに負担がかかってパンクやバーストの原因になります。

運転席の部分に適正空気圧が記載されているので、定期的にガソリンスタンドやカー用品店で空気圧のチェックをしましょう。

定期点検を実施する

冬場に故障する原因の中には、定期点検を行っておくと予防できるものもあります。バッテリーの電圧を確認したり、エンジンオイルの交換など定期的なメンテナンスや点検をしておくとよいでしょう。

バッテリーは3年以上使用しているなら、注意が必要です。一般的に車のバッテリーの寿命は、2年から5年とされています。街乗りが多いなど、車の使い方によってはバッテリーに負担がかかっていることも考えられ、交換時期が早まることもあります。

バッテリーの電圧だけでなく、点火装置などもチェックしておくとよいでしょう。路面の状況が悪いところを走行することが増える冬場は、足回りにトラブルが発生することもあるので、定期点検と早期修理は突発的な故障を予防します。

ワイパーを交換する

ワイパーは期間が経過することでゴムが劣化していきます。凍結したり雪によって払拭性能が低下することがあります。視界が悪くなったときにワイパーを動かしても、視界が悪いままということになりかねません。

フロントガラスが霜で曇ってしまうことも多い冬場は、定期的にワイパーの確認をして、必要であれば交換しておきましょう。

冬に準備しておきたいカーアクセサリー

冬に準備しておきたいカーアクセサリーをご紹介しましょう。

解氷スプレー

ガラス面に氷結した霜を素早く溶かしてくれるスプレーです。-40℃まで対応しているので、スプレーした後の再凍結を防止してくれます。

ガラスコーティングされている車にも対応しているので、安心して使えるスプレーです。朝に車を使うときに霜が凍結していることもあるので、車に積載しておくと便利に使えるでしょう。

古河薬品工業(KYK) 解氷スプレートリガー 500ml [HTRC3] 22-040

スノーブラシ

スノーブラシは車体に積もった雪や氷を取り除けます。

スノーブラシを利用すれば、車体が傷つくことを心配せずに雪や氷を取り除けるので、冬場に載せておきたいカーアクセサリーです。

こちらのスノーブラシはスクレーパーも使えるので、フロントガラスの氷をすぐに取り除けます。

AstroAI スノーブラシ スノースクレーパー 除雪ブラシ 収納袋付き 雪かき 除雪 除霜作業 車用 霜取り 軽量 全長69cm

ブースターケーブル

もしものときに他車から充電してもらうのに必要なブースターケーブル。ハイブリット車にも対応しているクリップなので、車に積んでおくと安心です。

また番号がついているので、順番にクリップを挟めば電力を供給できます。車の大きさに合わせてケーブルの太さを選択できるので、自車の大きさに合わせたケーブルを選択しましょう。

メルテック ブースターケーブル(軽自動車~2tトラック) DC12V/24V・100A 3m Meltec ML922

ジャンプスターター

ガソリンエンジンなら6.0Lまで、ディーゼルエンジンなら3.0Lまでの車に対応できます。

バッテリーの状態を確認できるので、定期的に充電をしてバッテリー上がりに備えることが可能です。2つのUSBから充電できるので、スマートフォンの充電も可能です。

またこちらの商品ならLEDも搭載しているので、夜間の緊急時にも必要な部分を照らせます。

Anker Roav ジャンプスターター Pro (6.0Lまでのガソリンエンジン車・3Lまでのディーゼル車に対応)【 最大電流 800A / モバイルバッテリー機能 / 安全保護システム / コンパス機能 / LEDフラッシュライト搭載 / 専用ケース付属】

発炎筒

発炎筒は車に搭載することが義務付けられているのですが、LED非常信号灯を積載することもできます。赤色のLEDが点滅して夜間でも200メートル先から追突を予防します。

またマグネットがついているので、ボディに設置できるので、高いところから危険を知らせることも可能。車検対応なので、発炎筒の代わりにもなります。車検時に確認されるので、いずれかを積載しておきます。

LEDタイプは電池の確認が必要ですが、使用可能期間が長いことも魅力です。

エーモン 非常信号灯 国土交通省 保安基準認定品 車検対応 (防水性能IPX3相当) 6726

まとめ

冬場には通常時よりもトラブルが多く発生します。バッテリーなどは気温が低くなると機能が低下することから、バッテリー上がりを引き起こしてしまうだけでなく、冬場の道でタイヤのトラブルが発生することも多いです。

万が一のトラブルに備えて、ブースターケーブルやジャンプスターターなどを積載していると、他車や自力で対策することが可能です。また定期点検を入念に行うことでもトラブルを予防できるでしょう。

関連する投稿


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


パーツクリーナーとは?使い方やおすすめのアイテムまで徹底解説

パーツクリーナーとは?使い方やおすすめのアイテムまで徹底解説

カー用品店などで見かけることの多いパーツクリーナーですが、実際には使ったことがないという方もいらっしゃるでしょう。そこで、パーツクリーナーの役割や使い方、おすすめアイテムなどを紹介します。


【エンジンオイル】入れすぎた場合どうなる?見方は?確認方法と対処法まとめ

【エンジンオイル】入れすぎた場合どうなる?見方は?確認方法と対処法まとめ

エンジンオイル交換の際に、エンジンオイルを規定量よりも入れ過ぎてしまったらどうなるのでしょうか?本記事ではエンジンオイルをエンジンに入れすぎた場合のエンジンへの影響、エンジンオイルの量を測る方法や、エンジンオイルを入れすぎてしまった場合の対処法を掲載しています。


【交通安全協会】入会は任意、会費を払うメリットは?実はお得?

【交通安全協会】入会は任意、会費を払うメリットは?実はお得?

免許証の交付や更新時などに入会できる「交通安全協会」ですが、そもそも入会は任意なのか義務なのかといった疑問から、チャイルドシートの無料レンタルや協賛店の割引などの入会メリット、会費を紹介します。また、入会と退会の方法についても記載しています。


駐車違反の反則金はいくら?標識がなくても駐車禁止の場所は?

駐車違反の反則金はいくら?標識がなくても駐車禁止の場所は?

当記事では駐車禁止違反(駐禁)について、違反をしてしまった際の反則金・罰金、違反点数などの罰則内容から、駐車禁止のステッカーを貼られてしまった場合にどうすればいいのか等の対処方法、駐禁の反則金の支払いについてや、違反をしてしまった場合はすぐに出頭すべきか否か等をまとめて掲載しています。(※情報は執筆時点のものです)


最新の投稿


ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツは2024年11月5日に、コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良モデルを発表しました。安全性を高めたほか、価格を改定したといいます。


車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

突然の積雪に見舞われると、準備不足から大きなトラブルにつながることもあります。雪による交通事故や車の故障を防ぐためには、事前の準備と適切な対策が欠かせません。この記事では、車の雪対策として、事前に揃えておきたいグッズや雪道での運転時の注意点、駐車時の積雪への対策などを詳しく解説します。これから始まる寒い季節に備え、この記事を参考に雪対策の準備を整えておきましょう。


MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)が提供する新車見積は、これから新車を購入する人にオススメのサービスです。通常、新車を購入するには、ディーラーや販売店へ足を運んで見積りや商談を直接やり取りしたり、比較検討するために複数のディーラーや販売店へ出向かなければならなかったりと大変です。しかし、MOTA(モータ)の新車見積は自宅に居ながらWEBだけで、気になる新車を簡単に複数のディーラーや販売店から見積りをしてもらうことが可能です。そこで本記事では、MOTA(モータ)の新車見積サービスについて、特徴からメリット・デメリット、そして利用方法についても詳しく解説していきます。新車購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。


スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバルは2024年11月7日に、軽バン「サンバーバン」の一部改良モデルを発表しました。側面衝突時の乗員保護を高めたといいます。


オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

タイヤが安く買えることをテレビCMなどでアピールしている「オートウェイ」。本当に安く買えるのでしょうか。また、安く買えたとしても品質に問題はないのか不安に思われる方もいるでしょう。さらに、オートウェイはネットで簡単にタイヤが買えますが、取り付けはどうすればいいのか気になるところです。そこで本記事では、オートウェイの特徴や注意点をはじめ、本当に安いのか、品質は大丈夫なのかということや、購入して取り付けするまでの流れも解説します。そろそろタイヤ交換を考えている方は、この記事を読んで参考にしてください。