30秒でわかる|オートバックスのタイヤ交換工賃
オートバックスのタイヤまわりの工賃は、作業ごとに分かれています。
| 新しいタイヤに買い替える(ホイールはそのまま) | タイヤ・ホイール交換(組み替え) | 1本1,100円〜 | 15分〜 |
| ホイール付きの夏⇔冬タイヤを入れ替える | タイヤ履き替え | 1台2,200円〜(軽自動車の場合) | 15分〜 |
| 減り方をならす | タイヤローテーション | 15分〜 | |
| 高速で振動が出る | ホイールバランス調整 | 1本1,100円〜 | 15分〜 |
| パンクした | パンク修理 | ヶ所1,650円〜 | 15分〜 |
| バルブも替える | ゴムバルブ交換 | 1本440円〜 | 15分〜 |
| 外したタイヤの処分を頼む | タイヤ処分料 | 1本440円〜 | ─ |
出典:オートバックス タイヤ交換/オートバックス ピットサービス・メニュー一覧
ここが一番の勘違いポイントです。スタッドレスをホイールごと持っているなら、作業は「履き替え」で1台2,200円〜。ホイールが1組しかなく毎年タイヤを入れ替えるなら「組み替え」になり、1本1,100円〜が4本分、これにホイールバランス調整が加わります。同じ「冬タイヤにする」でも金額の桁が変わります。
ホイールセットを買うかどうかで迷っている方は、この工賃差を毎年払い続けるかどうかで考えると判断しやすくなります。
工賃だけでは総額にならない|上乗せされる費用
《画像提供:Response》〈写真提供:オートバックスセブン〉オートバックス マックスラン エフィシア
タイヤの組み替えは、工賃1本ぶんでは終わりません。実際の見積もりにはこれらが加わります。
ホイールバランス調整
1本1,100円〜。オートバックスのタイヤ交換ページでは、タイヤ・ホイール交換とは別の項目として掲載されています。
ホイールから外したタイヤを組み直すと重心の位置が変わるため、通常はセットで実施します。新しいタイヤへの組み替えは1本1,100円〜が目安ですが、料金体系は店舗・車種・タイヤサイズによって異なります。4本の総額が知りたいなら、予約する店舗に聞くのが確実です。
タイヤ処分料
1本440円〜。外したタイヤの処分をオートバックスへ依頼する場合にかかります。持ち帰って自分で処理するなら発生しませんし、ホイールごと入れ替える履き替えでもタイヤは手元に残るため不要です。イエローハットも「廃タイヤ処理手数料は別途料金となります」としていますが、全国共通の金額は掲載していません。
ゴムバルブ交換
1本440円〜。ゴム部品なのでタイヤと同じように劣化します。組み替えのタイミングで一緒に替えるのが一般的です。
窒素ガス充填・補充
1本550円〜。通常の空気に比べて内圧が低下しにくいのが特徴です。
なお、オートバックスは掲載金額を目安と位置づけていて、実施店舗や車種、作業内容によって変わるとしています。店舗によっては実施していないメニューもあります。
イエローハット・タイヤ館と比べるとどうか
工賃表を公開している3社を比較しました。
| タイヤ交換(組み替え) | 1本1,100円〜 | 1本1,650円〜(バランス測定調整含む) | 1本2,695円〜(タイヤお買上時) |
| タイヤ履き替え(ホイールごと) | 1台2,200円〜(軽自動車の場合) | 3,300円〜(ホイール付) | 1本770円〜(タイヤ購入者料金) |
| ホイールバランス調整 | 1本1,100円〜 | 1本1,100円〜 | 1本770円〜(タイヤ購入者料金) |
| タイヤローテーション | 1台2,200円〜 | 3,300円〜 | ─ |
| ゴムバルブ交換 | 1本440円〜 | 1本350円〜 | 1本550円 |
| パンク修理 | 1ヶ所1,650円〜 | 2,200円〜 | ─ |
| 窒素ガス充填 | 1本550円〜 | 乗用車1本550円〜 | 2,200円 |
| タイヤ処分料 | 1本440円〜 | 別途(金額の掲載なし) | ─ |
出典:オートバックス タイヤ交換/オートバックス ピットサービス・メニュー一覧/イエローハット タイヤ・ホイール関連/タイヤ館 調布 サービスメニュー
3社とも「〜」表記の最低価格なので、この表で優劣を決めることはできませんが、料金設計の違いは読み取れます。
持ち込みタイヤの交換はできるのか
《画像提供:Response》オートバックス
オートバックスは「お持込みタイヤ・ホイール交換」をメニューに掲載しています。ただし目安工賃は「各店舗にお問合わせ下さい」となっていて、全国一律の設定がありません。作業の可否も店舗判断です。
イエローハットも「お持ち込み商品や繁忙期は金額が異なる場合がございます」と記載しています。タイヤ館はさらに厳しく、今回料金を確認した足立店では中古タイヤの持ち込み作業を受け付けていません(自社で購入したタイヤは受け入れ可)。繁忙期は受けられない場合があるとも書かれています。持ち込みの条件は店舗ごとに違うので、依頼先に直接聞くのが早道です。
つまりネットで安く買って持ち込む方法は成立するものの、工賃を事前に確定できないのが難点です。総額で比べるには電話で確認する手間がかかります。
■タイヤ代そのものを下げたいなら通販という手がある
ここまで見てきたとおり、工賃は3社で数千円の幅に収まります。総額に大きな差を生むのは、むしろタイヤ本体の価格です。
輸入タイヤの通販を使うと、本体価格を抑えられます。提携している取付店へ直送してもらえるサービスもあり、自宅で受け取って運ぶ手間もかかりません。
一方、オートバックスで買うなら公式通販(AUTOBACS.com)で選んで店舗受取・取付という方法もあります。こちらは工賃が読めるうえ、パンクに備える「あんしんタイヤ補償」にも加入できます(宅配受取を選ぶと加入できません)。
タイヤ保管サービスは、返却に時間がかかる
夏タイヤと冬タイヤを履き替える人向けに、外したタイヤを預けられるサービスがあります。自宅の保管場所が空き、重いタイヤを運ぶ必要もなくなる仕組みです。
料金は店舗によって異なり、公式に金額は掲載されていません。一部に未実施の店舗もあります。
そして、知らないと困るのが「返却まで最長で7〜10日間」という点です。
寒波の予報が出てからでは、希望日に間に合わない可能性があります。 交換のピーク時は作業自体も混雑するため、住んでいる地域の降雪時期から逆算して、余裕をもって返却依頼と作業予約をしておきましょう。一部店舗では返却依頼と作業予約が同時にできるWEB予約に対応しています。
預かってもらえないものもあります。
・ホイール付属部品(ナット、ボルト、センターキャップ、専用工具など)
・ホイールのみ
・21インチ以上のタイヤ・ホイールセット
・オーバーリムホイール、特殊塗装を施工したホイール
また、釘刺さりやパンク、タイヤの自然劣化、ホイールの腐食、天災による損害は補償の対象外です。契約期間が終わったあと継続手続きをせずに長期間引き取らないと、処分されることもあります。
あんしんタイヤ補償は「必ず4本無料交換」ではない
パンクやバーストに備える補償サービスです。加入は有料で、料金は購入したタイヤ4本の合計額によって決まります。
| 2万円以下 | 1万円 | 999円 | 1,999円 | 2,999円 |
| 4万円以下 | 2万円 | 1,999円 | 3,999円 | 5,999円 |
| 6万円以下 | 3万円 | 2,999円 | 5,999円 | 8,999円 |
| 8万円以下 | 4万円 | 3,999円 | 7,999円 | 11,999円 |
| 8万円超 | 5万円 | 4,999円 | 9,999円 | 14,999円 |
補償されるのは限度額までです。限度額内なら本数の制限はなく、タイヤ本体・取付工賃・ゴムバルブ・窒素ガス・廃タイヤ処理料が対象になります。条件を満たせば限度額内で複数本が対象になりますが、4本が必ず新品交換される制度ではありません。8万円を超えるタイヤでも上限は5万円です。
条件も細かく決まっています。
加入できるのは、新品タイヤ4本を購入・取付した同日・同店舗だけです。後日加入はできません。 オートバックス会員限定ですが、当日入会でも構いません。
補償は期間中1回のみで、1回の事故による損害だけが対象です。対象になるのは日本国内での偶然の単独事故によるパンク・バースト・ピンチカットに限られます。
残溝が2mm(スタッドレスは4mm)以下になった時点で補償は終了します。 期間が残っていても、摩耗が進めばそこまでです。
AUTOBACS.comで購入した場合は、店舗受取を選んだときのみ加入できます。宅配受取では加入できません。ネット決済日から1か月以内に受取店舗へ行き、取付と同時に手続きします。
判断材料は、タイヤ4本の価格に対して加入料が何%になるかです。2万円のタイヤに12ヶ月で1,999円なら約10%。ここをどう見るかで決まります。
交換の目安と、予約のタイミング
《画像提供:Response》
タイヤの残り溝が1.6mm以下になると整備不良となり、車検にも通りません。溝の深さはスリップサインで確認できます。タイヤ側面の△マークの延長線上を見ると、太い溝の中に出っ張りがあり、これがタイヤ表面と同じ高さになったら交換の合図です。
ただし、オートバックスの基準はもう少し手前にあります。
オートバックスグループでは、より安全なドライブをしていただくために残り溝2mmでの交換をおすすめしています。
法令上の使用限度は1.6mmですが、オートバックスでは安全面から2mmでの交換を推奨しています。雨天のグリップを考えると、余裕を持たせる判断には理由があります。なお溝が残っていても、ひび割れや変形があれば交換が必要です。
イエローハットは走行距離30,000kmまたは3年ごとの交換を推奨しています。走行距離と溝、どちらか早いほうで判断するとよいでしょう。
予約についても触れておきます。繁忙期や混雑時は当日対応できないことがあり、待ち時間も長くなります。冬タイヤの時期は特に集中するため、WEB予約を使って日時を押さえておくほうが確実です。
オートバックスのタイヤ交換に関するよくある質問
■予約なしでも交換してもらえますか?
店舗の状況によります。繁忙期や混雑時は当日対応できない場合があり、待ち時間も長くなります。特に11月から12月の冬タイヤシーズンは集中するため、WEB予約で日時を確保しておくほうが確実です。
■持ち込みタイヤの工賃はいくらですか?
オートバックスは「各店舗にお問合わせ下さい」としており、全国一律の金額を公開していません。作業の可否も店舗判断なので、事前に電話で聞いておくと安心です。
■廃タイヤの処分料はかかりますか?
外したタイヤの処分を依頼する場合にかかります。オートバックスはタイヤ処分料を1本440円〜と掲載しています。イエローハットは「別途料金」としており、全国共通の金額は公開していないため店舗確認が必要です。なお、持ち帰る場合や、ホイールごと入れ替える履き替えでは発生しません。
■履き替えと組み替えは何が違いますか?
履き替えは、ホイールに組んだ状態のタイヤを車体から外して別のセットに付け替える作業です。組み替えは、ホイールからタイヤだけを外して新しいタイヤを組む作業を指します。ホイールを2セット持っているかどうかで、どちらになるかが決まります。
■タイヤ1本だけの交換はできますか?
作業自体は可能です。ただし残り3本との摩耗差が大きいと走行性能に影響が出るため、状態によっては2本または4本での交換を勧められることがあります。
■あんしんタイヤ補償は後から加入できますか?
できません。新品タイヤ4本を購入・取付した同日・同店舗での加入に限られます。AUTOBACS.comで買った場合は、店舗受取を選んだときのみ加入できます。
■保管しているタイヤはすぐ出してもらえますか?
返却まで最長7〜10日かかります。交換したい日から逆算して、早めに連絡しておくと安心です。
■21インチのホイールも預かってもらえますか?
預かりの対象外です。ホイールのみ、ホイール付属部品(ナットやセンターキャップなど)も預かってもらえません。
まとめ
《画像提供:Response》〈写真提供:オートバックスセブン〉オートバックス生駒店
オートバックスのタイヤ交換で押さえておきたいのは、次の3点です。
1. 作業名を先に確定させる
ホイールごと入れ替える「履き替え」なら1台2,200円〜、ホイールから外して組む「組み替え」なら1本1,100円〜が4本分。同じ冬支度でも金額の桁が変わります。
2. 工賃の外にある費用を足す
組み替えにはホイールバランス調整(1本1,100円〜)が加わります。古いタイヤを処分してもらう場合は1本440円〜。料金体系は店舗や車種でも変わるので、4本の総額は予約時に聞いておくのが確実です。
3. 時期を逆算する
保管サービスからの返却は最長7〜10日。ピーク時は作業予約も取りにくくなります。地域の降雪時期から逆算して動いておくと安心です。
工賃そのものは3社で数千円の幅に収まります。総額を大きく動かすのはタイヤ本体の価格なので、どこで買うかを先に決め、そのうえで作業を頼む店を選ぶのがよいでしょう。


