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ホンダ CR-V|7人乗りが登場した、世界で認められるSUVの実力とは?

ホンダ CR-V|7人乗りが登場した、世界で認められるSUVの実力とは?

ホンダ CR-Vは、とくに北米・欧州でその実力を評価され、2019年の世界販売台数では、第4位になりました。5代目となった現行モデルでは、7人乗りが新たに登場しています。今回は、CR-Vの歴史と、現行モデルの実力をまとめています。

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ホンダ CR-Vって、どんなクルマ?

《写真提供:response》ホンダ CR-V ブラックエディション

ホンダ CR‐Vは、ミドルサイズSUVとして世界各国で販売されている、ホンダを代表するグローバルモデルのひとつです。広い室内空間と、使い勝手の良さが魅力です。また、あらゆる状況において快適で安定した走りを提供できるダイナミクス性能を目指して作られました。初代モデルが1995年に登場して四半世紀、現行モデルは国内では2018年から販売されている5代目です。

SUVが市場を席巻している現在ですが、CR‐Vは日本でそれほど成功しているとは言えない状況です。一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表した、2019年の乗用車・車種別年間新車販売台数では、1万3,000台あまり。同じ年のホンダ ヴェゼルが5万5,000台以上ですから、かなり水をあけられています。

とはいえ、CR‐Vは海外で爆発的に売れています。とくに北米では、2019年の1年間に38万台あまり、月平均3万2,000台ほど売れている計算です。市場規模が異なるとはいえ、年間比較で日本の約30倍も売れているのです。なぜこれほど、北米では受け入れられているのでしょうか。今回は、CR-Vの歴史と、現行モデルの魅力をまとめてみたいと思います。

CR-Vの歴史

初代CR-V

《写真提供:response》ホンダ CR-V 初代(写真は北米仕様)

CR-Vが登場したのは1995年。シビックのプラットフォームをもとに開発された、新しいクロスオーバーSUVでした。1990年代初め、RV車やSUVがブームを起こしていましたが、これらのカテゴリーを自社生産していなかったホンダは、巻き返しを図ります。「クリエイティブ・ムーバー」というコンセプトのもと、オデッセイやステップワゴンといった、今でもホンダの主力車種となっているミニバンやSUVを開発していきました。このクリエイティブ・ムーバーの第2弾モデルとして発売されたのが、CR-Vです。

オフロード走行に重きを置いたラダーフレーム式のSUVとは一線を画す、乗用車のプラットフォームを用いた、都会的でスタイリッシュなデザイン。加えて、四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションに裏打ちされた運転のしやすさ、ステッキ式のパーキングブレーキによる足元を広く使える工夫などの特徴があります。乗用車に近い乗り心地を目指したという点で、現在主流となっているSUVの先駆けともいえる存在です。

2代目CR-V

《写真提供:response》2代目ホンダCR-V

2001年9月には、2代目CR-Vが登場します。エクステリアデザインはキープコンセプトながらも、「シャープ&タフネス」をテーマに、より力強い雰囲気を持つフロントフェイスとなりました。

日本では、それほどの人気を獲得できませんでしたが、北米や欧州における評価は高く、世界的には好調な売り上げとなりました。

3代目CR-V

《写真提供:response》original【インプレ'06】岡島裕二 ホンダ『CR-V』 ライバル以上の存在感

3代目CR-Vは、2006年10月に販売が開始されます。初代・2代目と継承されてきた角ばったデザインが見直され、全体的に丸みを帯びたダイナミックなエクステリアデザインとなりました。

ボディサイズは拡大され、プラットフォームが北米専用車種アキュラ・RDXと共通になっています。

4代目CR-V

《写真提供:response》ホンダ CR-V 新型

CR-Vは2011年にフルモデルチェンジをおこない、4代目が登場しました。空力性能をより考慮したデザインで、これまでの雰囲気を継承しつつも、スタイリッシュに仕上がっています。

剛性を高めつつも軽量化したボディや、サスペンションの改良、新たな吸音・遮音によって、セダン並みのしなやかで快適な乗り心地と、SUVとしての機能性や居住性を兼ね合わせた、上質なクロスオーバーSUVとなりました。

5代目CR-V

《写真提供:response》ホンダCR-V

2018年8月、約2年の空白を経て、新型CR-Vが日本で発表されました。発売時期はエンジンの仕様によって異なり、ガソリンターボエンジンを搭載した車種は2018年8月に、ハイブリッド車は11月に発売です。

5代目モデルの注目ポイントは、3列目シートが用意(ガソリンターボエンジン車のみ)されたこと。これにより、7人乗りという新たな選択肢が生まれました。

CR-Vの詳細情報

価格・グレード

《写真提供:response》ホンダ CR-V 改良新型

CR-Vのグレード選択で基本となるのは、「エンジン」、「乗車定員」、「駆動方式」です。

エンジンは、ガソリンエンジンとハイブリッドから選択が可能です。

乗車定員は、5人乗りと7人乗りで選択できますが、7人乗りを選んだ場合、ハイブリッドを選択できません。現行CR-Vは、ハイブリッドシステムを選択する=5人乗り、という設定になっています。

駆動方式は、2WD(FF)と4WDがあり、こちらはガソリンエンジンでも、ハイブリッドでも、選択可能です。

ガソリンエンジンの主なグレードは、

・「EX」
・「EX・Masterpiece」
・「EX・BLACK EDITION」

の3種類、これに駆動方式と乗車人数で選択肢が枝分かれします。

一方、ハイブリッドシステムを搭載した主なグレードは、

・「e:HEV EX」
・「e:HEV EX・Masterpiece」
・「e:HEV EX・BLACK EDITION」

の3種類で、これに駆動方式の選択肢が組み合わされます。

2021年5月現在、新車本体価格は、税抜:305万6,000円(EXグレード/FF・5人乗り)~税抜:414万4,000円(e:HEV EX・BLACK EDITIONグレード/4WD/5人乗り)です。同じホンダのSUVであるヴェゼルと比較すると、だいたい100万円前後、高い価格設定です。

エンジン・ハイブリッドシステム

《写真提供:response》ホンダ 新型CR-V ハイブリッドモデル

パワートレインには、「直噴1.5リッター VTEC TURBOエンジン+CVT」と、「ハイブリッドe:HEV(2.0リッター直列4気筒+電気モーター)+電気式CVT」の2種類が用意されています。

ガソリンエンジンは、走り出しからの力強さに特徴があり、トルクはこれまでのホンダ車の2.4リッター自然吸気エンジンに匹敵するレベルを実現しています。

ハイブリッドe:HEVは、日常走行のほとんどを、モーターを中心におこない、パワフルでありながら、静かで低燃費な走りを実現。モーター走行を中心にしながら、状況に合わせて3つのハイブリッドシステムを切り替えます。

ボディサイズ・ボディカラー

《写真提供:response》ホンダ CR-V の「e:HEV」(欧州仕様)

ボディサイズは、「全長4,605mm・全幅1,855mm・全高1,680mm~1,690mm」と、トヨタ RAV4とほぼ同サイズ。デザインは、スタイリッシュというよりも、ガッチリとした雰囲気を醸し出しており、日本だけでなく世界的な視野に立ったデザインであることを感じさせます。

2021年5月現在、選ぶことのできるカラーは、

・プラチナホワイト・パール[有料色](税抜:4万円)
・クリスタルブラック・パール
・シーグラスブルー・パール
・プレミアムクリスタルブルー・メタリック[有料色](税抜:6万円)
・プレミアムクリスタルレッド・メタリック[有料色](税抜:6万円)
・スーパープラチナグレー・メタリック[有料色](税抜:4万円)

です。このうち、プラチナホワイト・パールとクリスタルブラック・パールは、全タイプで選択できますが、残りの4色は「EX・BLACK EDITION」と「e:HEV EX・BLACK EDITION」のグレードでは選択できません。

燃費

《写真提供:response》ホンダ CR-V の「e:HEV」(欧州仕様)

VTECターボエンジン(ガソリン)を選択した場合の燃費は、「13.6~14.2km/L(WLTCモード燃費)」。わずかな燃費の違いは駆動方式によるもので、FFを選択の場合は14.2km/L、4WDを選択の場合は13.6km/Lとなります。

一方、2モーターハイブリッドシステムのe:HEVを選択した場合の燃費は、「20.2~21.2km/L(WLTCモード燃費)」です。こちらも駆動方式による燃費の違いがあり、FFを選択の場合は21.2km/L、4WDを選択の場合は20.2km/Lとなります。

燃費はハイブリッドのアドバンテージが大きく、ガソリンエンジンと比べて、1.5倍近い燃費の良さになっています。e:HEVは力強い走りにも定評があり、低燃費との両立が図られています。

インテリア・ラゲッジスペース

《写真提供:response》ホンダ CR-V 改良新型

インテリアは、快適な居住空間とともに、SUVらしい多彩なシートアレンジと、それに伴う広大な荷室の出現によって、さまざまなアイデアを実現できるスタイルです。後席の足元スペースは、従来モデルと比べて50mmほど拡張したほか、座席シートの質が向上しており、さらなる快適なドライブをサポートします。

室内空間は、「EX(7人乗り/FF)」の場合、「室内長2,520mm・室内幅1,520mm・室内高1,230mm」と余裕のある広さ。燃料タンクの位置と形状を工夫することにより、2列仕様の全長と同等で、3列仕様7人乗りを実現しています。

なお、3列目シートはたたむことが可能。普段使わないときは、広い荷室スペースにもなります。同様に、2列目シートもスライドしてフレキシブルにスペースを調節できるほか、倒すことでフルフラットにして広い空間を作り出すことも可能です。

安全装備

《写真提供:response》ホンダCR-V新型 ハンズフリーアクセスパワーテールゲート

CR-Vは、全グレードに先進機能の安全運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」を標準装備。

また、国内ホンダ車では初となった「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」をMasterpiece以上のグレードで搭載しており、リアバンパーの下にあるセンサーに足先をかざすことで、テールゲートの開閉が可能です。このテールゲートの開く高さは、任意で記憶させられるので、自宅駐車場などの決まった場所であれば、誤ってぶつけてしまう心配は少なくなるでしょう。

中古車価格

《写真提供:response》original【ホンダ CR-V 新型発表】走りは アコード をベンチマークに

2021年5月現在、CR-Vの中古車本体価格(response中古車価格)は、税抜:14万5,455円~税抜:372万5,455円となっています。

CR-Vは、1995年に初代モデルが登場しており、現行モデルで5代目。中古車市場では、2代目・3代目モデルであれば、税抜本体価格40万円以下でもかなり見つけられる印象です。

7人乗りを選択した場合、居住性はどうか?

《写真提供:response》ホンダ CR-V EX・Masterpiece インテリアイメージ7人乗り(ブラウン)

CR-Vは歴代モデルで初の3列目シートを用意しました。3列目は2名掛けで、大人でもある程度余裕をもって乗車できます。ただし、頭上は狭く、少し窮屈な印象を受けるユーザーも少なくないでしょう。シートは簡易なつくりではないので、それなりの快適性は確保されていますが、大人が3列目シートに乗っての長距離ドライブは、ストレスになるかもしれません。

同価格帯の7人乗りSUVとしてライバルになるのは、マツダ CX-8。こちらも、SUVとしての走破性や3列目シートが魅力です。ユーザーの好みはありますが、単純な居住性の比較でいえば、CX-8のほうが広く快適な印象を受ける可能性があります。

日本自動車販売協会連合会が発表した、2019年の乗用車・車種別新車販売台数ランキングでは、CR-Vが第43位の1万3,041台であるのに対し、CX-8は第36位の2万3,294台でした。販売台数に1万台以上の差があり、ユーザー評価の表れともいえるでしょう。

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まとめ

《写真提供:response》ホンダ CR-V 改良新型

今回は、ホンダ CR-Vをまとめました。走行性能が高く、北米・欧州では高い人気を誇り、2019年の世界販売台数では、第4位になるほどの人気車種です。日本での人気はいま一つなところがありますが、世界で認められた実力を体感してみるのもよいかもしれません。

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