安いだけじゃない!燃費性能も極上な「ダイハツ ミライース」
ダイハツ ミライース
「安さ最優先」という選び方をされることも少なくない軽自動車。
近年では、全高が高く室内がミニバンを思わせる広さで価格帯も高めなスーパーハイトワゴンが人気ランキング上位を独占していますが、とはいえベーシックな移動手段という目線で、価格と機能のバランスがよく根強い人気があるのが「軽セダン」と呼ばれるタイプです。
「ダイハツ ミライース」は、ダイハツ随一のベーシックな軽セダンで、税抜価格では80万円以下からという激安な価格設定に注目が集まりがち。
しかしミライースは、安かろう悪かろうではなく、飾らないのに上質なベーシックさが持ち味です。
特に先代モデルで用いられた「第3のエコカー」というキャッチフレーズに代表されるように、ハイブリッド車や電気自動車と並ぶようなミライースのエコ性能は、徹底的な軽量化と高効率化のたまもので、毎日運転する機会も多い軽自動車だからこそ家計に直接影響するガソリン代の大幅な節約にもつながることでしょう。
この記事では、カタログ燃費や実燃費の調査、ライバル車種との比較を通して、ミライースの燃費情報を詳しくご紹介していきますので、軽自動車をお探しの方はぜひチェックしてみてくださいね。
ミライースのここに注目!魅力ポイント4選
■軽量ボディでキビキビとした爽快な走り
《画像提供:Response 》ダイハツ ミライース
ボディサイズがコンパクトな軽自動車とはいえ、近年では装備の充実に伴って車重が重めな車種も少なくありません。その点ミライースは、もっとも軽量なグレードではなんと車両重量が650kg。ボディ外板を一部樹脂化するなど、とことん軽量化を推し進めた軽やかなボディが見どころの一つです。
軽いだけでペラペラかと思いきや、「Dモノコック」の採用によって軽量化と強い骨格とを両立。街乗りから高速域まで、フラフラしないがっしりとした乗り心地がうれしいですね。
また、彫りの深いキャラクターラインなど、こだわりのシャープなエクステリアデザインもミライースの見どころ。多彩なボディカラーも相まって、存在感が感じられますね。
■意外?!ゆとりの室内空間は足元の広さに注目
《画像提供:Response 》ダイハツ ミライース インテリア
流行のスーパーハイトワゴンに比べて、全高が低いミライースは、頭上空間のゆとりで劣る点は否めません。とはいえ必要十分な余裕がミライースにも備わっていますし、ちょっぴり低めな着座位置は乗り心地にも好影響と感じる方もいらっしゃることでしょう。
また、普段はドライバーおひとりの利用が多い方でも、時には後席に人を乗せるケースもありますよね。そんな時でもミライースなら、後席足元空間のゆとりある広さでおもてなしすることができます。
またお買い物で荷物が増えてしまった際は、ワンタッチで後席を格納すれば広々とした荷室アレンジも可能。ミライースはいろんなシーンで活躍してくれます。
■ほとんどのグレードで「スマアシ」を標準装備
《画像提供:Response 》ダイハツ ミライース インテリア
廉価グレードの「B」と「L」を除いたミライースの全グレードに、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」が標準装備される点も見逃せません。スマアシが備わるグレードは、グレード名に「“SA III”」とついているので、忘れずにチェックしておきたいところですね。
自動ブレーキ機能や、ペダルの踏み間違い時の抑制機能は、今時の新車ならマストな装備。リーズナブルな価格のミライースでも、幅広いグレードで標準装備されている点はうれしいポイントです。
さらに、スマートアシストIII装備車では、前後2個ずつのコーナーセンサーも標準装備。扱いやすいコンパクトサイズとはいえ、死角になりがちな車両四隅の障害物をしっかり検知してくれるので、駐車の際も安心です。
■ここまで揃うのに、リーズナブルな価格設定!
《画像提供:Response 》ダイハツ ミライース
キビキビとした走りにゆとりのある室内、さらに予防安全機能まで用意されていながら、価格が低廉な点がミライースの大きな特徴です。税抜価格をチェックしてみると、もっとも廉価な「B」グレードの2WD仕様は78.2万円、スマアシが備わる「B“SA III”」グレードの2WD仕様でも84.2万円と、新車ながら100万円を大きく下回る価格設定となっています。
もちろん、最廉価グレードであってもエアコンやキーレスエントリーといった基本の快適装備は標準装備。近年ではコミコミ価格で200万円オーバーも珍しくないスーパーハイトワゴンと比較すると、めまいがするような低価格となっていますね。
もちろん、廉価グレードだけが飛び抜けて安いのではなく、LEDヘッドランプやキーフリーシステム、UVカットガラスといった快適装備も備わる最上位グレード「G“SA III”」でも2WD仕様の税抜価格は112.0万円と、まだまだ大バーゲン価格となっています。
ダイハツ ミライースのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,500mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,455mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 670kg | |
燃費 | WLTCモード:25.0km/L | |
エンジン種類 | 直列3気筒ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 36kW(49PS)/6,800rpm | |
エンジン最大トルク | 57N・m(5.8kg・m)/5,200rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,002,000円(消費税抜) |
ダイハツ ミライースの燃費情報を総まとめ!おすすめグレードは?
《画像提供:Response 》ダイハツ ミライース エンブレム
ミライースの魅力をご紹介してきましたが、やはり実際に購入を検討する際に気になるのは燃費性能ですよね。ここからは、ミライースの燃費性能を詳しく見ていきましょう。
まずは、カタログ燃費値です。新車販売されるすべての乗用車のカタログに表示されている「WLTCモード燃費」を確認することによって、おおよその燃費性能を把握することができます。
現行モデルのミライースのWLTCモード燃費は、2WD仕様が25.0km/L、4WD仕様が23.2km/Lと、多彩なグレードが用意されているにも関わらず、シンプルでわかりやすくなっています。
実燃費により近い燃費値が出るとされるWLTCモード燃費において、リッターあたり20キロを軽く超える燃費性能はかなり良好。特に2WD仕様のリッターあたり25キロという記録は、普通車ならハイブリッド車でしか到達できないレベルの低燃費です。
パワーにあまり余裕のない軽自動車だけに、グッと燃費が落ち込むこともしばしばな4WD仕様でも、ミライースは伝達効率の向上が図られており、燃費値の落ち込みは最低限。悪天候でも安心感のある4WD仕様が全グレードで選べる点にも注目です。
ダイハツ ミライースのカタログ燃費まとめ表
2WD | 4WD | |
---|---|---|
WLTCモード燃費 | 25.0km/L | 23.2km/L |
市街地モード(WLTC-L) | 20.9km/L | 19.5km/L |
郊外モード(WLTC-M) | 27.3km/L | 25.5km/L |
高速道路モード(WLTC-H) | 26.6km/L | 24.6km/L |
■ダイハツ ミライースでもっとも低燃費なのはどのグレード?
《画像提供:Response 》ダイハツ ミライース
WLTCモードによるカタログ燃費では、もっとも低燃費なのは2WD仕様で、25.0km/Lを記録しています。
普通車であっても、もっとも低燃費なのは軽量な廉価グレードで、装備充実の最上級グレードは燃費値が悪化するケースもしばしば見られる中で、どのグレードを選んでもトップクラスの低燃費を体感できるのは、ミライースの大きな特徴です。
しかも驚くべきは、車両価格が高価になったり車内スペースが狭くなりがちなハイブリッドシステムなどを備えることなく、純粋なガソリンエンジンで、パワートレインの技術改良とボディの軽量化などを通してこの低燃費を実現していることでしょう。
駆動用バッテリーの劣化などを気にすることなく、リーズナブルな価格で低燃費なエコカーに乗れるという点で、ミライースが「第3のエコカー」を自称することも納得ですね。
■実オーナーが投稿!ダイハツ ミライースの実燃費データまとめ
《画像提供:Response 》ダイハツ ミライース エンジンルーム
カタログ燃費が優秀でも、現実世界における実燃費が伸びなくては意味がないというもの。そこでしっかり確認しておきたいのが、実オーナーが投稿した燃費記録をまとめている情報サイト「e燃費」のデータです。
2021年11月現在、現行モデルのミライースの実燃費平均値を確認してみると、もっとも低燃費なのは2WD仕様で24.89km/L、ついで4WD仕様が23.01km/Lとなっています。
どちらもカタログ燃費に迫る驚異的な実燃費記録となっており、特に2WD仕様ではリッターあたり30キロ台後半の実燃費を報告しているユーザーも少なくないなど、普段通りの運転でも大いにガソリン代を節約できるエコドライブが実現できそうですね。
■ダイハツ ミライースのカタログ燃費、ライバル車と比べるとどうなの?
スズキ アルト
ミライース最大のライバルとなるのが、同じく軽セダンに分類されるスズキ アルトです。アルトもミライース同様に全高を1,500mm前後に抑えたハッチバックスタイルの車となっています。
アルトは、もっとも軽量なグレードでは610kgと、ミライースをさらに下回る車両重量が特徴的。また全車がCVT仕様となるミライースに対し、アルトにはCVTの他にも5速MTや、MTのキビキビ感ながらAT限定免許で運転できる5AGS仕様など、トランスミッションの種類が豊富な点も特徴的です。
アルトのWLTCモード燃費をチェックしてみると、もっとも低燃費なのは2WD仕様にCVTを組み合わせたグレードで25.8km/L、4WD仕様でもCVTの組み合わせで24.2km/Lと、どちらもミライースを上回る燃費性能となっています。
燃費値の差はそこまで大きくないようにも思えますが、排気量やボディサイズが規定されていて、動力性能の余裕が少ない軽自動車において、2WD仕様同士で0.8km/Lという差はなかなか大きいともいえます。実燃費平均データを見ても、やはりアルトの方が燃費性能では優位なようです。
まとめ
《画像提供:Response 》ダイハツ ミライース
ミライースの燃費情報を詳しくご紹介してきました。
「燃費がいい車を選ぼうと思うと高価なハイブリッドカーを選択せざるを得ない」、そんな時代はすでに終わったことを感じさせてくれる燃費性能を持つミライースは、軽自動車ならではの維持費の低廉さも相まって、通勤にお買い物にと日々活躍する愛車としてぴったりの車です。
ちょっぴり贅沢をして装備充実の上位グレードを選ぶもよし、車両価格を抑えつつ低燃費を実感できる廉価グレードを選ぶもよし、さまざまなライフスタイルにぴったりなミライースを、ぜひ愛車候補に加えてみてくださいね。
よくある質問
■ミライースは低燃費だけど、ハイブリッド車なの?
ダイハツ ミライースは、純ガソリンエンジンのみの設定で、ハイブリッドシステムは搭載されません。パワートレインの高効率化やボディの軽量化といった細やかな改善の積み重ねによって、価格が上昇してしまいがちなハイブリッドシステムなどを搭載することなく、驚異的な低燃費を実現しています。
■ミライースのボディカラーは何色あるの?
ダイハツ ミライースには、ホワイトやシルバーといった落ち着いた印象のボディカラーはもちろん、爽快な「スプラッシュブルーメタリック」や「レモンスカッシュクリスタルメタリック」、シックな「プラムブラウンクリスタルマイカ」などを含め、9色のボディカラーが用意されています。