オートバックスのタイヤ買取、条件は?結論を先に解説
オートバックスでは、系列の「ASMオートパーツ リユースストア」(旧オートバックスセコハン市場)がタイヤ・ホイールの買取窓口です。2025年7月からは、全国約600店舗のオートバックス・スーパーオートバックス・オートバックスガレージ・A PIT AUTOBACSで中古カー用品の買取を本格的に受け付けており、他店で購入したタイヤ・ホイールも対象になります。
買取方法は、店舗に持ち込む「店舗買取」、写真とメールアドレスだけで依頼できる「かんたん査定」、送料無料の梱包キットを使う「宅配買取」の3種類。現金での買取に対応しており、新しいタイヤの購入は必須ではありません。ただし出張買取は行っておらず、本人確認書類が必要になるなど、いくつか押さえておきたい条件があります。
この記事では、オートバックスでのタイヤ買取の具体的な方法・条件を公式情報で確認したうえで、下取りとの違い、買取相場を左右する要素、他の売り先との比較、売る前の準備まで順番に解説します。
オートバックスでタイヤを買い取ってもらう3つの方法
ASMオートパーツ リユースストア(secohan.autobacs.com)が案内している買取方法は、次の3つです。
1. 店舗買取:対応する実店舗にタイヤ・ホイールを直接持ち込み、その場で査定してもらう方法。
2. かんたん査定:スマートフォンなどで撮った写真とメールアドレスを入力し、店舗に行かずにまず査定額の目安を聞く方法。
3. 宅配買取:申し込み後に届く梱包材(タイヤ・ホイール用にはタイヤカバー4枚と保護パッド8枚)に商品と必要書類を同梱し、着払いで発送。専門スタッフが査定し、金額に了承すれば振り込まれる、という流れです。
なお、店舗に来てもらって査定する「出張買取」には対応していません。近くに買取対応店舗がない場合は、宅配買取を使うのが基本の流れになります。
買取に必要な書類・年齢制限・会員登録の要否
買取には本人確認書類が必要です。運転免許証・マイナンバーカード・日本国パスポート・住民票などが、有効な本人確認書類として案内されています。
18歳未満(高校生を含む)の場合は、親権者の同伴に加えて、親権者自身の名義・本人確認書類での申し込みが必要です。
また、オートバックスの会員登録をしていなくても買取は利用できます。輸入車パーツや純正部品については、買取できるものとできないものがあるため、個別に査定依頼をして確認する形になります。
買取対象外になるタイヤ・ホイールの条件
ASMオートパーツ リユースストアの宅配買取では、次のような商品は買取対象外と案内されています。
・現物を見てもインセットなど各種サイズが分からないホイール(装着車両が分かれば買取可)
・曲がりや歪みのあるホイール
・パンク跡や修理跡のあるタイヤ(ホイールが付いている場合は買取可)
明らかな損傷や、サイズ・適合車種が特定できない状態のタイヤ・ホイールは、買取を断られる可能性があると考えておきましょう。持ち込む前に、側面のひび割れや変形がないか、サイズ表記が読み取れるかを確認しておくと、査定がスムーズに進みます。
買取に対応する店舗数について
店舗数については、少しややこしい点があるので整理しておきます。オートバックスの公式発表では、2025年7月から中古カー用品の買取を受け付けるのは全国約600店舗のオートバックス・スーパーオートバックス・オートバックスガレージ・A PIT AUTOBACSとされています。
一方、ASMオートパーツ リユースストアの店舗一覧ページに掲載されている、中古品の販売・買取を専門に行う実店舗は、北海道・関東・信越北陸・東海近畿・中国四国・九州の各地域に分かれて掲載されており、全国で20店舗台にとどまります(オンライン店を含む)。つまり「買取自体を受け付けている店舗」は約600店舗規模で広がっている一方、「中古品の専門売り場を構える店舗」はまだ一部に限られている、という状態です。ページには「一部の店舗では買取できない場合がございます」との注記もあるため、近くの店舗で対応しているかどうかは、事前に確認しておくと確実です。近くに専門店舗がない場合でも、宅配買取なら全国どこからでも申し込めます。
下取りと買取の違い
「下取り」と「買取」は似ているようで仕組みが異なります。下取りは、新しいタイヤやホイールを購入する際に、古いものの価値を購入代金からその場で差し引いてもらう仕組みで、現金を直接受け取ることはありません。一方の買取は、新品を購入するかどうかに関係なく、タイヤ・ホイール単体を現金化できる取引です。
オートバックスの店舗でタイヤを新品に交換する場合、古いタイヤはそのまま処分してもらうこともできます。この場合にかかる工賃の目安は、タイヤ・ホイール交換が1,100円~(税込)、ホイールバランス調整が1,100円~(税込)、タイヤ処分料が440円~(税込)です(作業時間の目安はいずれも15分~)。これはあくまで交換・処分にかかる作業料金であり、下取りや買取のように古いタイヤの価値が金額として戻ってくるものではありません。まだ使えるタイヤ・ホイールを手放して現金化したい、あるいは購入代金の負担を減らしたい場合は、処分を選ぶ前にASMオートパーツ リユースストアでの買取・下取りを検討する価値があります。
なお、他店で購入したタイヤ・ホイールの持ち込み交換は店舗によって対応が分かれ、別料金になることがあります。交換自体の予約・料金は事前に最寄り店舗へ確認しておくと安心です。
買取相場を左右する5つの要素
タイヤ・ホイールの買取価格は、主に次の5つの要素で変わると考えられています。査定に出す前に、自分のタイヤがどのあたりに当てはまるかを確認しておくと、大まかな見通しが立てやすくなります。
・製造年:製造からの年数が浅いほど、ゴムの劣化が少なく評価されやすい
・残り溝:溝が十分に残っているほど評価が上がりやすく、法律上の使用限度である残り溝1.6mm(スリップサインが出た状態)に近いタイヤは、買取自体が難しくなる場合がある
・サイズ:需要の多い一般的なサイズは流通しやすく、逆に特殊なサイズは買い手がつきにくいことがある
・ブランド:国内外の主要メーカー品は中古市場でも需要があり、無名ブランドより評価されやすい傾向がある
・ホイール付きかどうか:タイヤ単体よりも、ホイール込みのセットのほうが手間なく再販しやすく、評価されやすい傾向がある
これらはあくまで一般的な傾向で、実際の金額は店舗や時期によって変わります。具体的な査定額は、写真を送るかんたん査定や、実際の持ち込み・宅配査定で確認してください。
オートバックス以外の売り先と比較する
近くにオートバックス系列の買取店がない場合や、複数の見積もりを比べたい場合は、他の売り先も選択肢になります。ここでは代表的な4つの売り先の特徴を整理します。
他のカー用品店(イエローハットの例)
カー用品店の中には、オートバックス以外にも独自のタイヤ・ホイール買取サービスを持つチェーンがあります。たとえばイエローハットは、公式サイトで買取価格表を公開しています(2026年9月25日確認)。
対象は残り溝4mm以上のタイヤ&ホイールセットで、対象ブランドはヨコハマ・ダンロップ・ブリヂストン・トーヨータイヤ・ファルケン・ミシュラン・グッドイヤーの7社。インチサイズ別の買取価格は、13~14インチが通常5,000円(増額時8,000円)、15~16インチが通常8,000円(増額時12,000円)、17~18インチが通常16,000円(増額時20,000円)、19インチ以上が通常32,000円(増額時36,000円)です(いずれも税込)。新車装着品や残り溝6mm以上のスタッドレスタイヤには、それぞれ4,000円が加算されます。増額価格が適用されるのは、買取と同時にイエローハット店舗でタイヤ4本またはタイヤ&ホイールセットを購入する場合や、同店で購入したセットを買取に出す場合などです。
このように、カー用品店ごとに対象ブランド・インチサイズ・増額条件が異なるため、複数店舗の公式価格表を見比べてから持ち込み先を決めるのがおすすめです。
タイヤ専門店
タイヤの取り扱いに特化した専門店は、買取の判断や査定がスムーズに進みやすいのが特徴です。中古タイヤの販売網を持つ店であれば、幅広いメーカー・サイズに対応しやすく、1本単位の少量から買い取ってくれる店や、状態がやや悪いタイヤでも引き取ってくれる店もあります。店舗ごとに得意なブランド・サイズが異なるため、事前に取り扱い実績を確認しておくと安心です。
ネットオークション・フリマアプリ
ネットオークションやフリマアプリでの個人売買は、店舗の査定額に縛られず、自分で希望価格を設定できるのが特徴です。うまく買い手が見つかれば、買取店より高値で売れる可能性もあります。
一方で、出品用の写真撮影や商品説明の作成、梱包、発送の手配はすべて自分で行う必要があり、手間と時間がかかります。重量のあるタイヤ・ホイールは送料も高くなりやすく、購入者との連絡や、商品状態をめぐるトラブルが起きるリスクもある点は理解しておく必要があります。
買取専門業者
タイヤ・ホイールを含むカー用品の買取を専門に行う業者もあります。出張買取や宅配買取に対応している業者が多く、まとめて複数点を査定してもらえる利便性があります。
ただし、業者によって得意なジャンルや査定基準、対応エリアはさまざまです。個々の業者の具体的な買取価格は各社の公式ページで確認する必要があり、この記事では一般的な特徴の比較にとどめます。複数の業者に見積もりを依頼し、条件を比較してから依頼先を決めるとよいでしょう。
売る前にやっておきたい3つの準備
買取・下取りいずれの場合も、持ち込む前の準備で査定のしやすさが変わってきます。次の3点を確認しておきましょう。
1. 洗浄しておく:査定はスタッフが実際にタイヤ・ホイールの状態を見て行います。泥や汚れが付いたままより、あらかじめ洗って表面の傷やひび割れが見える状態にしておいたほうが、状態を正しく確認してもらいやすくなります。
2. 保管状態を見直す:直射日光や高温多湿な場所での保管はゴムの劣化を早めます。屋内や日陰での保管に切り替え、査定前にひび割れ・変形がないか自分でも確認しておきましょう。
3. 製造年週(DOTコード)を確認する:タイヤの側面(サイドウォール)には、製造年週を示す数字が刻印されています。日本自動車タイヤ協会(JATMA)によると、2000年以降に製造されたタイヤは下4桁の数字のうち前2桁が製造週、後2桁が製造年を示します。使用開始から5年以上経過したタイヤは点検を、製造から10年経過したタイヤ(スペアタイヤを含む)は、外観上問題がなくても交換が推奨されています。査定に出す前に自分でも製造年週を確認しておくと、大まかな評価の見通しが立てやすくなります。
古いタイヤを手放したら、新しいタイヤはCARTUNEタイヤで
買取や下取りで古いタイヤを手放したあとは、新しいタイヤ選びが次のステップです。タイヤ通販の「CARTUNEタイヤ」は、レスポンス・カーナリズムと同じイードが運営するサイトで、1本からの購入に対応しています。4本まとめてではなく、片減りやひび割れが目立つ分だけ先に交換したい場合にも使いやすい仕組みです。
購入したタイヤは取付店への直送にも対応しているため、店舗の在庫を気にせずサイズ・メーカーから選べます。買取で浮いた分を新しいタイヤの購入費用に充てる、という使い方もできます。
タイヤ通販で失敗しないための選び方
通販でタイヤを選ぶときは、現在装着しているタイヤのサイズ表記(側面に記載)を確認したうえで、車種・用途に合ったメーカー・銘柄を選ぶのが基本です。CARTUNEタイヤのマガジンでは、通販でタイヤを選ぶ際に失敗しないためのポイントをまとめた記事も公開されています。買取・下取りと合わせて、新しいタイヤ選びの参考にしてみてください。
まとめ
オートバックスでのタイヤ買取は、系列の「ASMオートパーツ リユースストア」(旧セコハン市場)が窓口です。2025年7月から全国約600店舗で中古カー用品の買取を本格的に受け付けており、店舗買取・かんたん査定・宅配買取の3つの方法から選べます。新品購入は必須ではなく、現金での買取に対応していますが、出張買取は行っておらず、本人確認書類や対象外条件(曲がり・歪みのあるホイール、パンク跡・修理跡のあるタイヤなど)には注意が必要です。
買取相場は、製造年・残り溝・サイズ・ブランド・ホイール付きかどうかで変わります。オートバックス以外にも、他のカー用品店・タイヤ専門店・ネットオークションやフリマ・買取専門業者といった選択肢があるので、状況に応じて比較検討するとよいでしょう。売る前には、洗浄・保管状態の見直し・製造年週(DOTコード)の確認をしておくと、査定がスムーズに進みます。
古いタイヤを手放したあとの新しいタイヤ選びには、1本から購入できて取付店への直送にも対応するCARTUNEタイヤも、選択肢の1つとして検討してみてください。
オートバックスのタイヤ買取に関するFAQ
オートバックスでタイヤを買い取ってもらうにはどんな方法がありますか?
系列の「ASMオートパーツ リユースストア」(旧オートバックスセコハン市場)が窓口です。対応店舗への持ち込みによる「店舗買取」、写真とメールアドレスだけで依頼できる「かんたん査定」、送料無料の梱包キットを使う「宅配買取」の3種類があります。出張買取には対応していません。
買取に必要な持ち物はありますか?
運転免許証・マイナンバーカード・日本国パスポート・住民票など、本人確認書類が必要です。18歳未満の場合は、親権者の同伴と、親権者自身の名義・本人確認書類での申し込みが必要になります。オートバックス会員でなくても利用できます。
どんなタイヤ・ホイールは買取の対象外になりますか?
宅配買取では、サイズが不明なホイール(装着車両が分かれば買取可)、曲がりや歪みのあるホイール、パンク跡や修理跡のあるタイヤ(ホイール付きの場合は買取可)は対象外と案内されています。
タイヤの下取りと買取は何が違いますか?
下取りは、新しいタイヤの購入代金から古いタイヤの分をその場で差し引いてもらう仕組みで、現金は受け取れません。買取は新品購入をしなくてもタイヤ・ホイール単体を現金化できる取引です。
タイヤの製造年週はどこで確認できますか?
タイヤの側面(サイドウォール)に刻印された数字で確認できます。2000年以降に製造されたタイヤは、下4桁のうち前2桁が製造週、後2桁が製造年を示します。日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、使用開始から5年以上で点検、製造から10年経過したタイヤの交換を推奨しています。
古いタイヤを手放した後、新しいタイヤはどこで買うのがいいですか?
タイヤ通販の「CARTUNEタイヤ」なら1本から購入でき、購入したタイヤを取付店へ直送することもできます。レスポンス・カーナリズムと同じイードが運営しています。


