アルファロメオ、2月8日にマイナーチェンジ
FCAジャパンは、アルファロメオの全ラインアップ、『ジュリエッタ』『4C/4Cスパイダー』『ミト』をマイナーチェンジし、2月18日より販売を開始しました。
ジュリエッタは「スポルティーバ」「スプリント」の2グレードから「スーパー」「スーパー・パックスポーツ」「ヴェローチェ」の3グレードに変更。
エクステリアはフロントグリルをV字型のメッシュタイプとし、スーパー・パックスポーツとヴェローチェのエクステリア全般を、よりスポーティなデザインに変更しました。
インテリアは、ステアリングホイールのデザインおよびブランドロゴを変更。
4Cは、これまでオプション設定だった「カーボンヘッドライトフレーム」と「プレミアムパッケージ」を標準装備。それに伴い、4Cは42万2400円プラス、4Cスパイダーはマイナス12万8400円で、ともに価格を849万円に設定。
全グレードにクルーズコントロールおよびナビゲーションシステムを標準装備しました。価格はスーパーが376万9200円、スーパー・パックスポーツが387万7200円、ヴェローチェが424万4400円。
ミトは、グレード名称を従来の「コンペティツィオーネ」から「スーパー」に変更。
ジュリエッタ同様、メッシュデザインのV字型フロントグリルに変更。またクルーズコントロールを標準装備しました。価格は329万4000円。
そのほか全モデル、車体前後のブランドロゴを新デザインに変更しています。
アルファロメオ 気になる新型モデルは?
2015年、アルファロメオは4ドアセダン「ジュリア」新型を発表しましたが、その派生モデルとなるワゴン、「ジュリア エステート」の開発に着手していることが分かりました。
「ジュリア」は、1962年から1977年まで15年間に渡って発売された名車で、40年ぶりに復活となっていました。
新型には、セダンの派生モデルとなる、「クーペ」投入の噂もあるが、今回はさらなるバージョン「エステート」の予想CGを入手しました!!
セダンのBピラー以降を延長し、後部居住空間を向上し、大容量ブートスペースを持たせています。
パワートレインは不明ながら、ライバルとなる、メルセデス「Cクラスワゴン」、BMW「3シリーズ エステート」、アウディ「A4 アヴァント」と比較して同等以上のスポーツパフォーマンスを持つと期待されており、トップモデルには、フェラーリ製V6搭載「クアドリフォリオ エステート」も噂されています。
アルファロメオ、今までのタイプをおさえておこう
■アルファロメオ ジュリエッタ
そもそも論だが、アルファロメオの価値基準は“人からどう見られるか?”よりも“乗り手がどれだけいい気分を味わえるか?”にある。『ジュリエッタ』と車名からしてロマンティックなこのクルマも、もちろんその点での資質は十二分だ。
それともうひとつ、どこから見ても妖艶で饒舌で情感にあふれたスタイリングは、やはりアルファロメオならではの味わいどころだ。試乗車を借り受けて数日間過ごしたが、その間じゅう、クルマを停めるたびに振り返って眺めたくなる…そう実感したことをご報告しておこう。
■アルファロメオ 4C スパイダー
まるで一筋のスポットライトを浴びているかのように、行き交うクルマたちの中で輝きを放っている。小粒でも堂々たる存在感は、ダイヤモンドに等しいほどだ。初めて『4Cスパイダー』を目にした時、そんな強烈なオーラにすっかり心を奪われてしまった。
右足に力を込めていけば、その思いがけない重たさに背筋が伸び、ステアリングの頑固さに腕の筋肉まで引き締まる。近ごろあふれている、ドライバーを甘やかすスポーツカーに慣れた身には、久々に感じるハードな刺激がのっけからビシビシくる。
そして、直線では背中にキックをくらったような猛烈な加速に、全身の血液が沸き立つような興奮。シーケンシャル式マニュアルモードで3速まで落として、一気にコーナーを駆け抜ければ目の覚めるような爽快感。だんだんとジャジャ馬をてなずけていくように、4Cスパイダーが思い通りの挙動を示してくれるまでの課程を楽しむのも、近ごろではなかなかできない贅沢な時間だ。
美しき路上のダイヤモンドには、刺も蜜も隠れていた。4Cスパイダーはドライバーを決して退屈させない、近ごろでは希有なオープンスポーツだ。
■アルファロメオ MITO
伝統の盾に丸いヘッドランプ、オフセットしたライセンスプレートからなるフロントマスクも、やはり丸にこだわったリアコンビランプも、5人乗りのハッチバックとは思えないほど大胆。むしろミッドシップスポーツ『4C』と似ている。3ドアオンリーであることも、スポーツカーっぽい顔やお尻に合っている。好き嫌いがはっきり分かれそうなほど攻めた造形、さすがアルファだ。
ミトのエンジンは吸気バルブの駆動にカムシャフトを使わず、油圧を用いるという独創のテクノロジー、マルチエアを採用した1.4リットル直列4気筒ターボ。最高出力135ps、最大トルク19.4kgmなので、1260kgのボディを軽々と加速させてくれるのだが、キモはそのときの加速感にある。
ターボの癖は最小限で、発進直後からリニアに力を盛り上げていく。そのときに発するフォーンという響きがとにかく心地良くて、「この先はどうなっているんだろう?」と、ついついパドルを弾いて右足を踏み込んでしまうのだ。
いかがでしたでしょうか。
アルファロメオの続報を待ちつつ、今までのアルファに思いをはせてみるのもいいかもしれませんね。