トヨタのフラッグシップセダン「センチュリー」の新型車はSUV!?
《画像提供:Response》
2023年6月21日に行われた新型アルファード/ヴェルファイアの発表会の場で、トヨタの執行役員でデザイン領域長のサイモン・ハンフリーズ氏は以下のような発言をしました。
究極のショーファーカーであるセンチュリー。そのセンチュリーさえも、大胆に変えようと、すでに動いているのです。
年内には、トヨタのショーファーシリーズに新たなエディションが加わることをお伝えできればと思います。我々トヨタが社会に必要とされ続けるための、新たな一歩になることは間違いないでしょう。
センチュリーとは、同社のフラッグシップセダンで、長年公的機関を初め日本のVIPに愛されてきたショーファーカー。初代モデルは1967年に登場、現行モデルは2018年に登場した3代目。
このセンチュリーに新たなバリエージョンを投入するという旨の発言ですが、この発言と同時に、この新型車のティザー画像が発表されていました。
この画像を見ると、角張ったセンチュリーの伝統的なデザインとしながらもSUV形状をしており、この発言が、予てより各紙やSNSなどで話題となっていた「センチュリーSUV」の登場を示唆するものであることがわかります。
2023年6月現在では、まだサイドのシルエットが公開されているのみで、最もリア側のピラーがかなり太いほか、後部ドアが前部ドアと比べても長く、しっかりとしたショーファーカーであることくらいしかわかりません。ショーファーカーの需要がセダンからミニバンやSUVへ移行し、伝統的なセンチュリーもその形を変えなくてはならなくなったということでしょう。
前述のサイモン・ハンフリーズ氏の発言の通り進捗すれば、2023年内にも発表される予定のセンチュリーSUV。どのような姿で登場するのか、今までのセンチュリーユーザーはどのような反応をするのか注目です。