レクサス“最小”のコンパクトSUV 新型「LBX」発表!
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉レクサス LBX クール(ソニッククロム・海外仕様)
レクサス新型「LBX」は、2023年6月5日イタリア・ミラノで、世界初公開されたコンパクトSUV。「これまでの高級車の概念を変える、コンパクトサイズながらも走りやデザインも上質であるサイズのヒエラルキーを超えたクルマをつくりたい」とのブランドホルダー豊田の想いをもとに、「本物を知る人が、素の自分に戻り気負いなく乗れるクルマ」を目指されているといいます。
そんな新型LBXが2023年11月9日、正式発表となりました。
プラットフォームには、トヨタ ヤリスクロスなどにも用いられるコンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)に専用開発を施し、採用。
ボディサイズは、全長4,190mm×全幅1,825mm×全高1,560mmで、ホイールベース2,580mmと、これまでレクサス最小のSUVとして存在していた「UX(全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mm)」よりも全長・全幅共に小さい、レクサスラインアップの中で最小モデルです。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉レクサス LBX
内外装のデザインは、コンセプトを「Premium Casual」とし、コンパクトなボディサイズにとらわれない存在感と上質さを併せ持ち、高い審美眼をもったユーザーが日常でカジュアルに使いたくなるコンパクトクロスオーバーを目指して開発されたといいます。
エクステリアでは、コンパクトながらタイヤコンシャスでダイナミックなプロポーションを実現。また、レクサスの新型車に用いられる「ユニファイドスピンドル」を採用し、先進的で高級感のあるデザインとしています。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉レクサス LBX
インテリアは、「Tazuna Concept」を採用しながら、プレミアムに相応しいしつらえに徹底的にこだわった、気負うことなくリラックスして車との一体感を楽しめる室内空間に仕上がっています。水平基調でシンプルなインストルメントパネル造形により、開けた視界を確保するなど、運転に集中できる空間とし、ドライバーが素に戻れるコックピットとなっているほか、サイズのヒエラルキーを超えた上質なデザインが施されています。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉レクサス LBX
パワートレインは、最高出力91馬力、最大トルク120Nmを発揮する1.5リッター直列 3 気筒エンジン(M15A-FXE)と最高出力94馬力、最大トルク185Nmのモーターを組み合わせたハイブリッドシステム。組み合わされるトランスミッションは電気式無段変速機で、駆動方式は、2WD(FF)もしくはAWD(E-Four)を選択可能です。
先進安全装備には、最新の Lexus Safety System+を採用。運転状況に応じて、適切な操作サポートを行うプロアクティブドライビングアシストや、ドライバーモニターとの連携によるドライバーの運転状況に応じた最適制御など、安全性を高めています。
グレード展開は、「Cool」「Relax」「Bespoke Build」の3種。世界初公開当時用意されるとされていた「ELEGANT」「ACTIVE」「URBAN」といったグレードがなく、今後追加されていくのかもしれません。
最上級仕様となる「Bespoke Build」は、内装色・シート素材・刺繍パターン等を選択し、約33万通りの組み合わせから唯一無二の1台を作りあげるオーダーメイドシステムが設定されており、自分専用の一台を作り上げることが可能です。
カラーには、LEXUS ならではの陰影感を追求した「ソニッククロム」や「ソニックカッパー」等、プレミアムな質感と、鮮やかな有彩色でカジュアルさを併せ持つ、全9色のラインアップを設定。さらにバイトーンカラーの設定も用意されており、ブラックキャビンとのコントラストでアンダーの塊感を際立たせ、モダンさとスポーティさを表現します。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉レクサス LBX リラックス
Lexus Internationalでチーフエンジニアを務める遠藤 邦彦氏はLBXについて、以下のようにコメントしています。
新型LBXの車名は「Lexus Breakthrough X(cross)-over」を意味しています。これまでの高級車の概念を変え、「本物を知る人が、素の自分に戻り気負いなく乗れるクルマ」を目指し開発してまいりました。
いつまでも運転していたくなるクルマ本来の走る楽しさを追求し、ドライバーズシートに座った瞬間から感じるこれからこのクルマを運転するという高揚感。アクセルを踏み込んだ瞬間に感じるドライバーとクルマの一体感。気心知れた相棒と一緒にいるような安心感をご堪能いただけるように、基本素性を徹底的に鍛え上げました。
コンパクトなサイズでありながらも、上質で存在感のあるエモーショナルなプロポーションを聖域なき改善で、一途にこだわりぬき実現しました。LEXUSが提案する新しい「コンパクトラグジュアリー」を是非多くのお客様にご体感いただきたいと思っています。
価格は、エントリーモデルとなるCool(2WD)が460万円から、最上級モデルとなるBespoke Build(AWD)の576万円まで。正式発表同日より注文の受付を開始ししており、発売は12月下旬頃の予定です。
また「Bespoke Build」に関しては100台限定の抽選販売。抽選の申し込みは全国のレクサス店にて、11月9日(木)から11月21日(火)まで受付しています。
さらに、2024年1月に開催される東京オートサロン2024では、ユーザーの多様なライフスタイルにマッチする新型「LBX」の新しい世界観の1つとして、運転を楽しみ、非日常の高揚感を味わえるパワートレーンを強化したパフォーマンスモデルを出展予定。どのようなモデルとなるのか楽しみです。