新型「キックス」初公開!日本導入はある?
《画像提供:Response》〈photo by Nissan〉日産 キックス 新型
日産「KICKS(以下キックス)」は、2008年に三菱の軽SUV「パジェロミニ」のOEMモデルとして誕生。2012年に同モデルは販売を終了しましたが、その4年後の2016年にコンパクトSUVとして国外で復帰し、このモデルのマイナーチェンジモデルが2020年に日本でも販売が開始されています。
そして2024年3月22日、そんなキックスがフルモデルチェンジを遂げた3代目となる新型モデルが、北米で発表されました。
新型キックスは、ストリートで映える高級スニーカーのような洗練されたデザイン、優れた機能性、そして高い安心感をもたらす4WDシステムを備え、コンパクトクロスオーバーのレベルをさらに高めたモデルとなっているといいます。
エクステリアは、大胆かつ力強い印象。すっきりとしたボディ上部と、ワイドに張り出されたスクエアな形状のフェンダーの対比がキックスを特徴づけています。
《画像提供:Response》〈photo by Nissan〉日産 キックス 新型
リアはフルLEDのテールランプをフェンダーに沿って配置し、テールゲートが分割しているかのような特徴的なデザインを採用。また、ボディサイドのアクセントにも視覚的に目を引く、高級スニーカーのソールからインスパイアされた立体的な形状が施されました。
《画像提供:Response》〈photo by Nissan〉日産 キックス 新型
インテリアは、タフで力強いエクステリアのイメージとは異なり、モダンで繭に包まれるような感覚をもたらすもの。ダッシュボードにはメーターとナビにデュアルスクリーンが設定されました。
また、SRプレミアムパッケージには、Bose Personal Plus 10スピーカーオーディオシステムが搭載され、鮮明で臨場感あるサウンドを楽しむことができます。
《画像提供:Response》〈photo by Nissan〉日産 キックス 新型
さらに、キックスとしては初めて、全席にゼログラビティシートを採用することで、より快適なドライブを実現します。オプションとなる電動パノラミック・サンルーフは風切り音を低減する新世代の薄型デザインを採用し、明るさと開放感をもたらします。
室内空間は乗員の快適性と荷室の確保を両立しながらも、市街地でも運転しやすいコンパクトなボディサイズを維持。
荷室容量はクラストップで、ワンクラス上のクロスオーバーにも匹敵。開口部も40.3インチとクラストップで、ベビーカーやゴルフバッグなど長さのある荷物を容易に収納できます。
パワートレインには、最高出力141ps、最大トルク190N・mを発揮する2リッター直列4気筒エンジンを搭載。最新のエクストロニック・トランスミッションを組み合わせています。
このパワートレインはレスポンスに優れたトランスミッションと力強い低中速トルクを発生するエンジンにより、高速道路での追い越しなどの場面で余裕のある加速を実現しています。
また、北米向けのキックスとして初となる4WDを「S」「SV」「SR」の全てのグレードに設定。天候や路面状況を問わず高い安心感をもたらされます。
ドライビングモードに滑りやすい路面に特化した「SNOW」を設定し、4WDとビークルダイナミックコントロールシステムを緻密に制御することで、雪道でも安心した走りを実現しています。
また、最低地上高はセグメントトップとなる8.4インチに設定されており、悪路や雪道での走破性が高められています。
先進安全装備として、全方位運転支援システム(セーフティシールド360)を全モデルに標準装備。歩行者検知機能付きエマージェンシーブレーキ、BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)、LDP(車線逸脱防止支援システム)、ハイビームアシストといった機能が搭載されます。
また、最上級グレードの「SR」には北米向けキックスとしては初となるプロパイロットを採用し、利便性も高めています。
北米での発売は2024年夏を予定しているといい、価格は発売日近くに発表予定だといいます。
前述の通り、日本でも販売されるキックスですが、今回発表された3代目となる新型モデルの日本導入については、リリースでは触れられていません。
進化したキックスだけに、その日本導入にも期待したいところですが、日本で展開されるキックスはハイブリッドモデル(e-Power)のみで、北米で展開されるものとも異なります。
2代目も2016年の国外登場から4年後の2020年に日本導入されているため、日本への導入は少し時間がかかるのかもしれません。
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