日産の軽スーパーハイトワゴン「ルークス」が大胆なモデルチェンジを実施
《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産 ルークス 新型
ルークスは、日産の軽スーパーハイトワゴンです。その歴史はやや複雑で、初代モデルはスズキ「パレット」のOEM車として誕生しましたが、2代目モデルは三菱との共同開発車となり、車名は「デイズルークス」に改められました。
現行モデルは2020年に登場した3代目で、日産が主体となり開発が行われ、「ルークス」の車名に回帰しています。
3代目ルークスは、運転支援技術「プロパイロット」をはじめとする多くの先進安全技術や、こだわり抜いた使い勝手など、家族のお出かけがもっと楽しくなる“軽ミニバン”を目指して開発が行われています。
2023年4月17日にはマイナーチェンジモデルが行われ、広い室内や便利で快適な使い勝手、安定感のある走行性能などはそのままに、安全装備をさらに充実させるほか、エクステリア、インテリアともに高級感のあるデザインへと進化、現在に至ります。
2025年8月22日、そんなルークスの5年ぶりの全面刷新を遂げて4代目となった新型モデルが初公開されました。
《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産 ルークス 新型(ハイウェイスター Gターボ プロパイロットエディション)
新型ルークスは、従来の軽自動車の常識を打ち破る、まったく新しい価値を提供するモデルに。心地よいインテリアや、「インテリジェント アラウンドビューモニター」(移動物検知、3Dビュー機能付)をはじめとする多くの先進安全技術などを詰め込み、心にゆとりをもって乗りこなせる軽自動車に仕上げています。
デザインコンセプトは、ルークスのネーミングの由来である「Roomy×Max」。軽規格のなかで最大限大きさを表現するデザインとしています。
エクステリアでは、新型ルークスを象徴するデザインモチーフ「かどまる四角」を、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプ、ドアハンドル、ホイールなど随所に取り入れています。
《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産 ルークス 新型(ハイウェイスター Gターボ プロパイロットエディション)
広さ・大きさを象徴する四角。そのかどをとり、まるくしたモチーフを採用することで、ぬくもり感と遊び心を表現しています。
カラーには、日本の伝統的な建築様式である「唐破風(からはふ)」にインスピレーションを受けた、新たな2トーンカラーを設定。フードを含むベルトライン下から塗り分けられた、日産初となるユニークなカラーコーディネーションとなっています。
また、「セラドングリーン」「シナモンラテ」「セトブルー」を新色として採用。ハイウェイスターシリーズでは、6通りの2トーンと7色のモノトーン、スタンダードシリーズでは7色のモノトーンをラインアップし、全17通りの多彩なバリエーションから選択可能です。
インテリアは、「Breeze(そよかぜ)」をデザインコンセプトに、リビングルームのような心地よい風と光を車内へ取り込み、乗る人全員がリラックスできる居心地よい空間を目指しています。
《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産 ルークス 新型(ハイウェイスター Gターボ プロパイロットエディション)
デザインキーワードには「縁側」や「ハンモック」などを用い、実際の空間以上の解放感を実現。さらに、ヘッドレストやスピードメーターなどにも外装同様の「かどまる四角」を取り入れています。
インパネには軽自動車初となる12.3インチの大型統合型インターフェースディスプレイを採用し、クラスを超えた先進性と上質感を演出しました。
室内長は前型より115mm拡大し、クラストップとなる2,315mmを実現。また、後席ニールームについても795mmの広さを確保しており、大人がゆったりと座れて、小さな子どもが立ちながら着替えることが可能な空間となっています。
荷室においても最大長675mmを確保し、48Lのスーツケースを同時に4個積載しつつ、大人4人が広々と過ごせる空間としています。
スーパーハイトワゴンの特長である後席スライドドアは、前型に引き続き650mmの開口幅を確保すると同時に、ミニバン「セレナ」と同じサイズの大型乗降用グリップも備えています。
パワートレインについて詳細は公開されていませんが、マイルドハイブリッドが廃されるほか、快適な移動空間を実現するために、エンジンは燃費と静粛性を改善したといいます。
さらに、防音効果のある遮音シートや高機能吸音材をドアやタイヤ周りに採用し、静かで会話が楽しめる空間を実現しました。
先進安全装備では、駐車や狭い道、交差点などのさまざまなドライブシーンで役立つ運転支援システムを拡充。
「インテリジェント アラウンドビューモニター」には、本来は見えない車体下の映像を生成する軽自動車初の「インビジブルフードビュー」、さらに日産の軽自動車としては初搭載となる、車両の周辺状況を3D映像でより直感的に確認可能な「3Dビュー」、交差点等で運転席から死角になる前方の左右が見えるようにサポートする「フロントワイドビュー」の3つの機能を搭載しました。
また、前型でも好評の「プロパイロット」に加え、新たに交差点の歩行者や対向・交差車両を検知し、衝突回避を支援する機能が加わった「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、車線変更時の斜め後方の車両との接触回避をアシストする軽自動車初となる「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」、軽スーパーハイトワゴン初の「BSW(後側方車両検知警報)」、後退時に後方を横切ろうとする車両を検知すると警告音でドライバーに注意を促す「RCTA(後退時車両検知警報)」などを搭載し、軽自動車として最高レベルの安全性を実現しました。
新型ルークスの発表とともに、日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社からも、新型ルークスをベースにしたカスタムカー「AUTECH LINE」と、ライフケアビークル(LV)「助手席スライドアップシート」が公開されています。
価格は、160万円台から。発売はどちらも2025年秋頃となる予定です。
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