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軽自動車ってどんな車?日本で人気の理由を徹底解説!

軽自動車ってどんな車?日本で人気の理由を徹底解説!

日本の道路は狭いため軽自動車がとても人気です。しかし、軽自動車の魅力は小さくて小回りがきくだけではありません。今回は、国内で軽自動車が人気の理由と燃費性能や維持費についても解説していきます。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


軽自動車はどんな車?

軽自動車は、日本独自の規格による小型の自動車のことを指します。皆さんは軽自動車にどのようなイメージをお持ちでしょうか。小型ゆえにエンジンが小さくパワーがない、もしくは車内がとても狭いといったイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。

しかし、近頃販売されている軽自動車のバリエーションは豊富で、普通車と比べても性能の面では引けを取らない種類もあります。今回はそんな軽自動車について、他の車との違いや燃費性能をご紹介します。

軽自動車の大きさはどれくらい?

軽自動車のサイズは、実は法律で決められています。その大きさは車の全長が3,400mm以下、そして車幅が1,480mm以下、全高が2,000mm以下と決められています。メーカーはこのサイズの中で作らなければならず、車室を広くするためにはこの基準ギリギリまで使って車を作る必要があります。

そんな規格を最大限に活かして作られたのがスーパーハイトワゴンと呼ばれる全高をギリギリまで大きくしたタイプの軽自動車です。車高を高くすればそれだけ車内高も確保しやすくなります。さらに近年では単に天井を高くするのみでなく、ホイールベースの拡大や各パーツのレイアウト見直すことによって、より広い車内空間を持つ軽自動車も登場しています。

もちろん、ボディサイズの制約などの面において不利な軽自動車ではありますが、体感的には普通車カテゴリーのコンパクトカーやセダンに匹敵する車内空間の広さを実現したモデルもあるほどです。つまり、今や軽自動車の車内は狭いというのは過去のイメージに過ぎないのです。

セダンと比べたサイズ感

実際、軽自動車は小さい車というイメージがありますがボディの大きさはどれほど変わるものなのでしょうか。普通車の代表的な車種であるセダンと比べて、軽自動車はどれほど大きさが異なるのか比べてみます。

トヨタの代表的なセダンであるトヨタ カローラの大きさは全長が4,495mm、全幅が1,745mm、そして全高が1,435mmとなっています。軽自動車の最大基準を使ったとしても全長と全幅ではかなり大きさが異なることがわかります。

ただし、セダンと軽自動車の主流であるハッチバックではスタイルが大きく異なるという点は頭に入れておく必要があります。一般的なセダンは長く突き出したエンジンルーム、居住スペース、そして後部に突き出したラゲッジスペースがそれぞれ独立しています。そのため、どうしても全長が長くなってしまうのです。

もちろん、この構造は整備性の高さや車内の密閉性、静粛性の高さといったメリットを生み出していますが、全長に対する空間効率という点ではエンジンルームが短く、ラゲッジスペースと居住空間を一体化したハッチバックスタイル、あるいはスーパーハイトタイプの軽自動車に劣ります。

そのため、セダンはサイズが大きいからといって軽自動車より車内空間が広いというわけではありません。むしろ、居住スペースの広さやラゲッジの使いやすさは軽自動車の方が上であるケースもあります。この点に関してはセダンと現在の軽自動車ではそもそも設計思想が異なるため、単純比較はできません。用途や好みに合わせて選ぶことが重要です。

コンパクトカーとの違い

セダンよりも近年の軽自動車にスタイルが近い軽自動車がコンパクトハッチバックです。

コンパクトハッチバックの定番モデルとして人気のトヨタヤリスは全長3,940mm、全幅1,695mm、全高1,500mmというサイズになっています。5ナンバーカテゴリーのコンパクトカーなので全幅も抑えられており、非常にコンパクトです。

スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車の中でも特に人気が高く、軽自動車の規格をギリギリまで使ったモデルであるN-BOXのサイズは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,790mmとなっています。こうして数字でみると全長と全幅にかなりの差があるように思えますが、ヤリスはフロントボンネットがやや大きめに張り出しており、リアフェンダーが膨らんだデザインを採用しています。

それに対してN-BOXをはじめとするスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車は全体的に直線的なボックス形状になっていますので、より効率的に車内空間を確保しています。そのため、車内空間の広さにおいては軽自動車とコンパクトカーに大きな差はないと言えます。むしろ、全高が高い分、軽自動車の方が広く感じられるかもしれません。

ただ、外観のサイズに関しては規格の壁があり、普通車を軽自動車以下のサイズにするメリットはほとんどないこともあって普通車の方が大きいと考えていいでしょう。ただ、よりコンパクトさを追求した個性派クロスオーバーとして人気のスズキのイグニスは全長3,700mm、全幅1,660mm、全高1,605mmと、かなり軽自動車に近いサイズとなっています。

このようにコンパクトハッチバック系の普通車はサイズの面や車内の広さなどにおいては近年のスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車とそれほど大きな違いはありません。しかし、普通車カテゴリーなので定員は軽自動車が4名なのに対してコンパクトカーは5人です。また排気量も大きく、コンパクトカーの多くが1,000cc以上のエンジンを搭載しています。

軽自動車の乗り心地は良い?

≪写真提供:response≫ ホンダ N-BOX

乗り心地は、ボディの剛性やサスペンションのセッティングなどによって大きく変わります。近年人気が高まっているスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車は全高が高く、全幅は普通車と比べて狭くなります。近年では規格内でよりホイールベースを広く確保しているモデルも増えてはいますが、全長に限界があります。そのため、前輪と後輪の間も短いため揺れや振動に敏感なのが特徴です。

しかし技術力の向上により、ボディの骨格構造の合成の高まりサスペンションの最適な設定、さらには振動を軽減することが可能なシートが採用されたりと各メーカーが工夫を凝らしています。そのため、発売から年月の経った旧車と比べると最新の軽自動車は格段に乗り心地心が良くなっています。

軽自動車の居住性能

近頃、軽自動車はスーパーハイトと呼ばれるジャンルの車が人気となっています。スーパーハイト軽は車の高さが1,700mm前後と高めに設定されることで、広いスペースが特徴の車です。最大の乗車人数は4人と変わりませんが、かなり余裕を持った後部座席の広さは、見た目が小型な軽自動車からは想像がつかないほどです。

今回紹介する、ダイハツ タントやホンダ N-BOXなどは軽自動車の中でも人気の車種で、スーパーハイト系の人気の高さが伺えます。以前までは軽自動車といえば、車の運転に自信がない方やセカンドの車として選ぶ方が多い車種でしたが、スーパーハイトの登場によりアウトドアやファミリー層にも支持される車となりました。

軽自動車の走行性能

軽自動車は法律上の制限でスーパーハイトなどの軽自動車でも、車体の重さの割に最大でも660cc以下の排気量のエンジンしか積むことができません。一昔前までは排気量が低い=非力という考え方が一般的でした。しかし、現在ではエンジンの性能も高くなり、小排気量でも十分なパワーを発揮できるようになりました。また、軽自動車はサイズが小さい分だけ普通車よりも軽量なこともあり、十分な走行性能を発揮してくれます。

ただし、近年人気のスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車は全高が高く、どうしても車重が重くなってしまいます。さらに、空間効率重視のデザインによって、空力性能が犠牲になっているモデルも少なくありません。そのため、ややパワー不足や、風にあおられやすいと感じられるケースもあるでしょう。

一方で、走行性能を重視したホンダのS660やスズキのアルトワークスなどでは660ccエンジンであることが信じられないほどにスポーティな走りも楽しめます。また、悪路走破性能に特化したスズキのジムニーであれば本格的なオフロード走行も可能です。もちろん、これらのモデルはやや特殊なものですが、軽自動車=走行性能が低いとは一概には言えません。

軽自動車の燃費性能は高い?

≪写真提供:response≫ ホンダ N-BOX

前述の通り、近年では全高の高いスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車の人気が高まっており、全体的に軽自動車の車重は重くなりつつあります。

しかし、普通車と比較するとサイズに制限がある分だけ車重は軽くなります。そのため、それだけ燃費性能は良い傾向にあります。

軽自動車の燃費性能比較

実際に軽自動車の燃費はどれほどのものか、他の車種であるコンパクトカー、セダン、ミニバンの代表車種をWLTCモードで比べてみます。

コンパクトカーのトヨタ ヤリスはガソリン車で最高21.6km/L、ハイブリッド車なら最高36.0km/Lと、国産車トップクラスの低燃費。セダンでは、トヨタ カローラのガソリン車が最高15.8km/L、ハイブリッド車が最高29.0km/L。ミニバンではトヨタ ノアのガソリン車が最高13.6km/L、ハイブリッド車が最高19.8km/L。

これらに対して軽自動車を確認すると、燃費性能で高評価を受けているスズキ ワゴンRは、ガソリン車で最高24.8km/L、マイルドハイブリッド車で最高25.2km/Lと、ガソリン車としては優れた低燃費性能を持っていることが分かります。

現状、軽自動車はモーターのみでの走行も可能なタイプのハイブリッドの選択肢がほとんどなく、スズキが多くのモデルで採用しているマイルドハイブリッドなどのエンジンをモーターが補助するマイルドハイブリッドなどが中心です。そのため、最新のハイブリッドシステム搭載車と比較するとやや物足りないと感じてしまう方が多いかもしれません。

燃費の良い軽自動車

燃費も良く室内の広さや、アウトドアやレジャーにも使える人気な軽自動車を5種類ご紹介します。

ホンダ N-BOX

≪写真提供:response≫ ホンダ N-BOX

N-BOXは名前の通りボックス型が印象的な軽自動車です。スーパーハイトワゴンと呼ばれる全高が高いタイプで、車室の広さは軽自動車の中でもトップクラスに広くなっています。後部座席は人が足を組んでも余裕ができるほどのスペースでシートも自由に動くため様々な組み合わせが可能です。

ホンダ独自のセンシング技術も搭載されていて予防安全の性能も高いのが特徴です。また燃費も自然吸気モデルで21.2km/Lとなっており、ターボモデルでも20.2km/Lとかなり高い燃費効率を誇る車です。

ダイハツ タント

≪写真提供:response≫ ダイハツ タント

ダイハツ タントは箱型の軽自動車でありながら、後方のドアがスライドオープンし前方も開けることで仕切りがなく大開口する「ミラクルオープンドア」を備えています。車内の座席配置もかなりアレンジが利くことで、車内で運転席と後部座席の行き来ができるほどのスペースを作り出すことができます。

スマートアシスト機能で予防安全にも配慮し、万が一の事故でも衝突の衝撃を減らしてくれるのが嬉しいポイント。実は4WDと2WDから選ぶことができる車で、2WDならWLTCモードで最高21.2km/L、4WDなら最高20.2km/Lと選択の幅も広く燃費の良さも際立っている車です。

ホンダ S660

≪写真提供:response≫ ホンダ S660

軽自動車はスーパーハイトのような全高の高い車が人気となっていますが、S660はまるでスポーツカーのような見た目をした車です。軽自動車基準のエンジンを積んでいますが、専用のターボエンジンを採用することでスポーティな走行を楽しめます。

また、より走りをダイレクトに楽しむことができるパドルシフトを搭載していてマニュアル車のようなシフトチェンジを楽しむことができます。燃費も6速マニュアル車が20.6km/Lと健闘していますが、まさに走りを楽しむための軽自動車といえます。残念ながら2022年3月での生産終了が発表されており、すでに生産予定台数が売り切れてしまっていると発表されています。

日産 ルークス

≪写真提供:response≫ 日産 ルークス

日産ルークスもスーパーハイト型の軽自動車で、運転時におけるアシスト機能が満載の車です。プロパイロット機能を上位グレードに搭載するなど、高速道路でも楽に走ることが可能です。

また、ほとんどのグレードにインテリジェントアラウンドビューモニターを搭載していて、駐車時もまるで上から見下ろしたような構図で画面に表示されるため、駐車や運転に自信が無い方でも安心して乗ることができます。燃費もWLTCモードで最高20.8km/Lと良く、運転が苦手だけど車が必要という方にぴったりのモデルとなっています。

スズキ ジムニー

≪写真提供:response≫ スズキ ジムニー

スズキ ジムニーは、その見た目からもわかるようにアウトドアに特化した4WDの軽自動車です。ジムニー特有のラダーフレームは、様々なダート環境にも耐え快適な操作性を実現することができる頑強な構造になっています。

力強いトルクを生み出すことができるターボエンジンは、ジムニーをオフロードでも活躍させるための大きな要素です。軽自動車が市街地や平地で走る車という印象を覆すような、アウトドア向きのモデルとなっています。

軽自動車の維持費はどれくらいかかる?

≪写真提供:response≫ 軽自動車たち

軽自動車はその規格が法律で制限されている通り、その維持費も普通車と比べると安くなっています。普通車の場合は年間の自動車税が最低でも25,000円からかかるのに対して、軽自動車は一律で10,800円となっています。

またそれに応じて車検費用も安くなり、燃費もコンパクトカーと比べても引けを取らない場合が多いためトータルのコストは軽自動車の方が安くなることもあります。

まとめ

≪写真提供:response≫ 日産 ルークス

今回は軽自動車の種類についてご紹介をしました。一昔前では、パワーがなく高速道路や坂道も苦しいイメージがありましたが、技術の発達によりターボエンジンや車体の剛性など工夫を凝らし、軽自動車と引けを取らない性能を発揮するようになりました。

アウトドアに特化したモデルや、スポーティなモデルも販売されているため使い方に応じて、幅広い選択肢をもつ車種です。用途に合わせて自分にぴったりの1台を見つけてみてください。

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