コッパーゴールドから深い赤へ。フォーリセリエで仕立てた、ワインに捧げるグレカーレ
《画像提供:Response》《写真提供 マセラティ ジャパン》 マセラティ・グレカーレ トリビュート・イル・ブルチャート
マセラティは2026年9月16日、ミドルサイズSUVの特別仕様車「グレカーレ トリビュート・イル・ブルチャート」の国内導入を発表しました。日本に用意されるのは、わずか1台。価格は1,910万円で、グレカーレ モデナをベースに内外装を特別に仕立てたモデルです。
このグレカーレで目を引くのは、性能の数字ではなく色と素材の組み合わせ。パートナーはイタリアの名門ワイナリー「マルケージ・アンティノリ」で、トスカーナ州ボルゲリの赤ワイン「イル・ブルチャート」から着想を得ています。車名のトリビュートには、そのワインへの賛辞という意味が込められました。
外装の主役は、専用カラー「アルキミア・スカルラッタ」。特殊顔料のクロマフレアを用いた塗装により、光の当たり方に応じてコッパーゴールドから深いラズベリーレッドへと表情が変わります。グラスの中で揺れるワインを思わせる色彩を、SUVの曲面で表現したというわけです。
この内外装を手がけたのは、マセラティのカスタマイズプログラム「フォーリセリエ」。既存のカラーを選ぶだけでは得られない組み合わせで、ワイナリーとの協業を一台のクルマに落とし込んでいます。
《画像提供:Response》《写真提供 マセラティ ジャパン》 マセラティ・グレカーレ トリビュート・イル・ブルチャート
室内にも同じテーマが貫かれています。レザーはタンとダークレッドの2色を組み合わせ、シートにはブドウ畑の畝を連想させる「カネロニ」と呼ぶ専用の意匠を採用。ヘッドレストのトライデント刺繍もダークレッドで揃えました。
さらに、木目の質感を生かしたオープンポアのラディカウッドを使用。鮮やかな塗装に対して、室内はレザーと木の素材感を楽しむ構成です。外と内で印象を変えながら、ワインを育む土地という共通のテーマでまとめている点が、この限定車ならではの見どころでしょう。
同モデルは2025年10月に海外で発表されており、今回は日本への限定導入という位置づけです。2026年10月23日にはマセラティ目黒で事前応募制のプライベート内覧会を開催。応募締切は10月4日で、希望者多数の場合は抽選となります。
限定車の個性を、専用エアロや出力向上ではなく、色彩と素材で表したグレカーレ。光によって移り変わる外装と、ワインの産地に着想を得た室内が、いつものSUVとは違う楽しみ方を提案する一台です。


