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マセラティ新型コンパクトSUV!グレカーレのグレードと価格、スペック、内装、納期を徹底解説

マセラティ新型コンパクトSUV!グレカーレのグレードと価格、スペック、内装、納期を徹底解説

2020年9月に発表され続報が待たれていた「レヴァンテ」に続くマセラティ第2のSUV「グレカーレ」についてまとめました。そのスペック、価格、内装、納期などを徹底解説します。

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マセラティ初のコンパクトSUV「グレカーレ」がついに登場!

《写真提供:response》《photo by Maserati》マセラティ・グレカーレ

100年を超える歴史を持つ高級スポーツカーメーカーのマセラティが、イタリア時間で2022年3月22日、同社初となるコンパクトSUV「グレカーレ(Grecale)」を発表しました。マセラティでは「レヴァンテ」に続くSUV第2弾となります。

初代SUVのレヴァンテは全長5,000mmを超える大型SUVで、上級グレードのGTSとTrofeoではフェラーリによって組み立てられたV8エンジンを搭載。ハイパフォーマンスなスペックでたいへんな注目を集めました。

こうした背景のもと、2020年9月10日に第2弾となる新しいSUVの開発発表により、グレカーレへの期待が高まるなか、ついに情報をリリースし、オーダーの受付を開始しました。そこで今回は、グレードと価格、スペック、内装、納期などについて徹底解説していきます。

なお、マセラティ ジャパンの公式ホームページを見ると、グレカーレについて「日本仕様は異なる場合がございます」と注記されており、実際発売される時点で内容が異なる場合があることをご了承ください。

マセラティ「グレカーレ」 グレード別スペックと価格

《写真提供:response》《photo by Maserati》マセラティ・グレカーレ GT

グレカーレは「The Everyday Exceptional(毎日が格別)」をコンセプトに掲げ、日本では2022年5月24日からオーダー受付を開始し、3グレードがラインアップしています。

全グレードに共通しているのは、スーパーカーの「MC20」を彷彿とさせるビジュアルシンボルが取り入れられているところ。フロントは低く堂々としたグリルを配置し、サイドビューは流線的なフォルムを形成、精悍な顔立ちと彫刻のように流麗なボディーラインで、マセラティにしかない雰囲気を醸し出しています。

リアセレクションには、「3200GT」から着想を得たブーメラン型のテールライトやルーフインが採用され、フロントと比べてすっきりとしたイメージに。足元には19~21インチのアルミホイールが装備されSUVクーペとしての存在感をもたらします。

ここから3グレードの特徴とスペック、価格を解説します。

グレカーレ GT

グレカーレのエントリーモデルが、都会的ですっきりとした印象の「GT」。ボディサイズは、全長4,846mm×全幅1,948mm×全高1,670mmと数値的には決して小さくないにもかかわらず、流麗なボディも手伝って、威圧感を与えないスマートな佇まいとなっています。

パワートレインは、2.0L(1,995cc)直列4気筒SOHCガソリンターボエンジンに、ベルトスタータージェネレーター(BSG)・48Vバッテリー・eブースター(電動コンプレッサー)・DC/DCコンバーターで構成された、48Vマイルドハイブリッド・システムが組み合わされており、100km/hまでの加速が5.6秒で最高速度240km/hです。

【マセラッティ グレカーレ GT(欧州仕様参考値)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,846mm×1,948mm×1,670mm
エンジン種類 直列4気筒 1,995cc MHEV
エンジン最高出力 300ps
エンジン最大トルク 450N・m
駆動方式 AWD
新車価格 7,836,364円(消費税抜)
(2022年8月現在 マセラッティ公式サイトより)

グレカーレ モデナ

3グレードの中で中間に位置するのが「モデナ」グレード。ボディサイズは全長4,847mm×全幅1,979mm×全高1,667mmで、GTとほぼ同サイズですが、GTに比べてアウトドアスポーツを意識した仕上がりとなっています。

パワートレインは、2.0L(1,995cc)直列4気筒SOHCガソリンターボエンジンにベルトスタータージェネレーター(BSG)・48Vバッテリー・eブースター(電動コンプレッサー)・DC/DCコンバーターで構成された、48Vマイルドハイブリッド・システムが組み合わされているところはGTと同じですが、出力に差があります。

最高出力は243kW(330ps)/5,750rpmで、GTグレードに比べて22kW(30ps)ほど高く、100km/hまでの加速が5.3秒でモデナのほうがわずかに早いです。最高速度はGTと同じ240km/hとなっています。

【マセラッティ グレカーレ モデナ(欧州仕様参考値)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,847mm×1,979mm×1,667mm
エンジン種類 直列4気筒 1,995cc MHEV
エンジン最高出力 330ps
エンジン最大トルク 450N・m
駆動方式 AWD
新車価格 9,509,091円(消費税抜)
(2022年8月現在 マセラッティ公式サイトより)

グレカーレ トロフェオ

3グレード中でトップグレードの「トロフェオ」は、ボディサイズこそ全長4,859mm×全幅1,979mm×全高1,659mmと、GTやモデナとほぼ変わりませんが、スーパーカーMC20のネットゥーノエンジンをベースとしたパワーユニットが装備され、トップグレードらしい仕上がりです。

パワートレインは、点火システムにマセラティ・ツイン・コンバスチョン(MTC)ツインスパークと、パッシブプレチャンバーが組み込まれた、ネットゥーノ3.0L(3,000cc)V型6気筒DOHCガソリンツインターボエンジンを搭載。

最高出力は390kW(530ps)/6,500rpm、最大トルク620N・m(63.2kgf・m)/3,000-5,500rpmで、100km/hまでの加速は驚異の3.8秒、最高速度280km/hです。

【マセラッティ グレカーレ トロフェオ(欧州仕様参考値)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高) 4,859mm×1,979mm×1,659mm
エンジン種類 V型6気筒ツインターボ 3,000cc
エンジン最高出力 530ps
エンジン最大トルク 620N・m
駆動方式 AWD
新車価格 12,681,818円(消費税抜)
(2022年8月現在 マセラッティ公式サイトより)

グレカーレ・プリマセリエとは

《写真提供:response》《photo by Maserati》マセラティ・グレカーレ・フォルゴーレ

「グレカーレ プリマセリエ(PrimaSerie Launch Edition)」は、特別な内装と技術仕様が導入された限定エディションです。プリマセリエには「最初のシリーズ」という意味があり、グレカーレの発売を記念して登場する特別版となっています。

インナーヘッドレストにはプリマセリエ専用のステッチが施されるなど細部にこだわった仕様で、世界限定1,000台(左ハンドルのみ)の生産予定となっています。

グレカーレ プリマセリエGTの価格

グレカーレ プリマセリエGTの車両本体価格は、税抜973万6,364円となっています。

グレカーレ プリマセリエ トロフェオ の価格

グレカーレ プリマセリエ トロフェオの車両本体価格は、税抜1561万8,182円です。

マセラティ「グレカーレ」の内装

《写真提供:response》《photo by Maserati》マセラティ・グレカーレ GT

キャビンまわり

キャビンは先進的でありながら、マセラティらしいラグジュアリー感とスポーツ性を高度に融合させ、まるでスポーツカーのような仕上がりに。インパネのセントラルディスプレイは、Android Automotive OSを搭載したタッチパネル式12.3インチの液晶を装備。気に入った仕様にカスタマイズ可能で、ナビゲーション、メディア、ドライブモード、車両設定、アプリなど、さまざまな情報や機能へアクセスできます。

セントラルディスプレイ下部に設置されている8.8インチのコンフォートディスプレイは、ライト類、シート、空調などの操作を担当。スマートジェスチャーコントロールを搭載しているので、快適なドライビングを妨げません。

インパネセンター上部にはマセラティ車伝統のクロックを液晶で搭載。伝統的な時計文字盤だけでなく、デジタル時計表示モード、音声アシスタント、コンパスといった表示も可能で、加速度メーターやストップウォッチなども搭載しています。

メーター類もTFT液晶モニターで、視認性に優れ、ドライバーが瞬時にすべての情報をキャッチできるデザインです。表示モードはクラシックモード、進化モード、リラックスモード、コルサモードの4種類が設定されていますが、コルサモードはトップグレードのトロフェオのみとなります。

サウンドシステム

グレカーレでは心地よいエンジンサウンドだけでなく、選りすぐりの車載サウンドシステムも搭載しています。

手作りのスピーカーやハイエンドオーディオで有名な、イタリアのソナス ファベールとパートナーシップを組み、遮音性に優れたグレカーレの利点を生かした、360度の立体サウンドを提供しています。

「GT」の特徴

《写真提供:response》《photo by Maserati》マセラティ・グレカーレ GT

グレカーレでは、グレードに合わせて内装トリムの演出が異なります。

GTグレードは都会的でシンプルなデザイン構成で、インテリアは温かみのある現代的なカラーがメイン。シートとドアトリムにチョコレートカラーのプレミアムレザーが採用され、大人な雰囲気を醸し出しています。

「モデナ」の特徴

一方でモデナは、上質なアウトドアスポーツを志向したモデルで、活動的でスポーティなイメージを感じさせます。

ダッシュボードやシートには、刺繍とステッチによるグラフィックモチーフを導入しています。

「トロフェオ」の特徴

トップグレードとなるトロフェオは、カーボンパーツやシェブロンモチーフのパーフォレイテッドレザーといった高機能素材を多数採用し、ハイパフォーマンスと先鋭性を感じられる造りです。パネルとトリムには3Dビジュアルカーボンファイバーやパンチングレザーなどを装備しています。

カラーはブラックが基調で、そこにイエローもしくはレッドのコントラストステッチが施される仕様です。

マセラティ「グレカーレ」の納期について

《写真提供:response》《photo by Maserati》マセラティ・グレカーレ

マセラティ グレカーレは、2022年5月にオーダーをスタートした段階で納期は未定のようです。

ただマセラティ ジャパンから2022年3月に発表された段階では、2023年上旬にデリバリーが開始される模様です。マセラティの人気車は、納期が延びることも予想されます。

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まとめ

《写真提供:response》《photo by Maserati》マセラティ・グレカーレ GT

今回は、マセラティとして初となるコンパクトSUV「グレカーレ」についてまとめました。

まだ受付オーダーが始まったばかりですが、じっくり検討しようと思うと時間はあっという間に過ぎてしまいます。ぜひ今回の記事を参考に購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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