新型「アルティマ(ティアナ)」の発売を待つべき理由はこれだ!
新型「アルティマ」は、今秋に米国の日産ディーラーで販売を開始し、今後数年間で世界の多くの市場で発売する予定となっています。ということは国内導入は2019年の春頃の可能性が高そうです。現在の日本国内のミドルサイズセダンは低迷していますが、その中でもトヨタの「カムリ」が一人勝ち状態で、スタイリング次第でまだまだセダン需要はあることが証明されています。
今回発売された新型「アルティマ(ティアナ)」は、このカムリを購入しようとしている人に「待った!」をかける理由はあるのでしょうか?
■理由その:1 カムリより「イケメン」なルックスは待つ価値あり!
トヨタ カムリ
カムリが前年比約10倍という驚異的なセールスを記録しているのは、これまでユーザーが望む新しいスタイリングの魅力的なセダンがなっかたというのが1つの理由として挙げられます。カムリは、そのスポーティーなデザインと印象的なフロントマスクは瞬く間にセダンファンを魅了しました。
コンセプトカー「Vmotion 2.0」からインスピレーションを得たこの新型「アルティマ」は、新型プラットフォームと新型エンジンレイアウトによって、この従来モデルよりも低重心でワイドなスタンスと、ダイナミックになったプロポーションが可能になりました。
特に正面から見た表情は、これまでのファミリーテイストから一転、ワイド&ローのプロポーションを活かして、スカイライン以上のスポーティーなルックスとなり、フロントグリルもカムリ以上の重厚感が感じられ、まさに「イケメン」。
もちろん室内も、「グライディングウィング」デザインのインストルメントパネルや、デザインと素材のコーディネーションでプレミアム感満載。このスタイリングだけでも、国内での発売を待つ理由となりますが、それ以上に期待されるのが、エンジンやその他の新しいメカニズムなのです。
■理由その:2 世界初のVCターボエンジンは待つ価値が大あり!
VCターボエンジン
新型「アルティマ」のパワートレインには、ダウンサイジングされた直噴2.0L直列4気筒ガソリン「VCターボ」エンジンを設定。最大出力は248hp、最大トルクは37.7kgmを引き出す。「VCターボ」エンジンは、量産エンジンとしては世界初の可変圧縮比エンジンであり、可変圧縮比技術は、ピストンの上死点位置をシームレスに変化させるマルチリンクシステムを活用しており、最適な圧縮比に素早く変化する特徴を備えています。これまでの3.5LV型6気筒エンジンから置き換えられています。
その他にも、188馬力の直列4気筒DOHC 2.5リッター直噴エンジンも設定されていますが、やはり、「VCターボ」には魅力があり、ハイブリッドのカムリに対抗する意味でも国内への導入が期待されます。
また、アルティマ初の4WD車の設定や、「インテリジェントライドコントロール」、「インテリジェントトレースコントロール」、「ビークルダイナミクスコントロール(VDC)」も採用。ホイールとタイヤは19インチを初採用し、SRグレードには、チューニングサスペンションとシャシーを採用するなど、スポーティな乗り心地とハンドリングも新型「アルティマ」の新しい魅力です。
これらの新技術、特に「VCターボ」エンジンは、日本での発売を待つ理由となるはずです。そして、日産といえば忘れてはならない「プロパイロット」が、ついにミドルサイズセダンの「アルティマ」にも採用されることを見過ごすわけにはいきません。
■理由その:3 ミドルサイズセダン+プロパイロット、これは待ちたい!
この新型「アルティマ」に搭載される「プロパイロット」は、道路と交通状況を把握し、ステアリングを正確に制御して人間が運転している感覚に近い自然な走行を実現することも「プロパイロット」の特長の一つです。
「プロパイロット」は、米国仕様ではSV、SL、Platinumの3つのグレードに標準装備されます。リラックスしてロングドライブも楽しみるミドルサイズセダンである「アルティマ(ティアナ)」だからこそ、最適な装備であることは間違いなく、発売まで待つ理由となるでしょう。
まとめ
国内において、ティアナのフルモデルチェンジとなれば、トヨタのカムリとの一騎打ちとなるのは確実。現在のティアナの販売台数から考えれば、カムリが新型になった以降と同様に、これまでの10倍となる販売が期待されます。
もちろん、米国仕様の新型「アルティマ」のままとは限りませんが、カムリ以上のインパクトを与える新型は、今、ミドルサイズセダンに買い替えようとしている人たちに、もうちょっと待ってみようかと思わせるのに十分なモデルと言えます。