Audi(アウディ) RS Q8をスクープ
2018年6月5日に中国深セン市のアウディブランドサミットで発表されたアウディの5人乗りSUV「Q8」。その高性能モデルである「RS Q8」のほぼフルヌードのプロトタイプがスクープされました。
本記事では「Q8」よりもさらにパワーアップした「RS Q8」についてご紹介します。
画像はAudi(アウディ) RS Q8のレンダリング画像
本記事でご紹介する「RS Q8」の元になっているのは、アウディの5人乗りSUVクーペである「Q8」です。
「Q8」のQはアウディのSUVについている頭文字で、Q8はアウディのSUVラインナップの中で最もグレードが高いモデルです。
Audi Q3、Audi Q5、Audi Q7に冠された「Q」のモデル名は、Audiが誇る4WDテクノロジー「quattro® 」に由来します。路面の状況に応じて四輪それぞれに駆動力を最適に分配する「quattro® 」は抜群の悪路走破性や走行安定性を誇り、その象徴としてAudiのSUV(Sport Utility Vehicle=スポーツ用多目的車)モデルの名称に冠されています。
■「RS Q8」と「Q8」の違いは?
「RS Q8」はQ8をさらに高性能にしたモデルです。RSは"Racing Sport"の頭文字でアウディの子会社でありモータースポーツに参戦しているアウディスポーツ(旧クワトロGmbH)によって設計・デザインされたモデルであることを示しています。
通常の「Q8」に比べて、「RS Q8」はより大きいフロントダクト、専用のエアスプリッター、より力強いパワートレインなど見た目も中身もよりスポーティで高性能なモデルになります。
Audi(アウディ) RS Q8 最新情報
こちらでは、今までに捉えられたスクープ画像を中心に、「RS Q8」の最新情報をご紹介します。
■Audi(アウディ) RS Q8 最新情報 エクステリア
2017年7月 サーキットを走行する姿が捉えられる
2017年7月にはサーキットを走行する「RS Q8」が捉えられました。ボディ全体は後部座席の窓に至るまでカモフラージュで覆われています。
2018年5月 道路を走行する姿が捉えられる
翌年、2018年5月には道路上で走行する「RS Q8」が捉えられました。2017年7月と同じく徹底的にカモフラージュが施され、カモフラージュされていない部分は空気が流れるインテークやエギゾーストだけとなっています。
2018年6月下旬 フルヌードに近い姿で捉えられる
2018年6月下旬にボンネットやリア部分のカモフラージュのない「RS Q8」がようやく捉えられました。
フロント部分は六角形のシングルフレームグリル、グリル下部にはリップスポイラーといったエアロパーツ、エアインテークを装備したボンネットなどエクステリアはRacing Sportsの名に恥じないものになっています。
リア部分には楕円形の2つのエギゾーストパイプを備えており、タイヤは専用の大きなスポーツホイールを備えています。
■Audi(アウディ) RS Q8 パワートレイン 最新情報
エクステリアよりもさらに「RS(Racing Sports)」であることを強く感じさせるのが、パワートレインです。
「RS Q8」に搭載されるエンジンは、ランボルギーニ『ウルス』と共有する4リットルV型8気筒ツインターボエンジンが予想されています。「RS Q8」に搭載予定のエンジンの最高出力はウルスの650psよりは低い600ps程度と見込まれています。
もし「RS Q8」が噂通り600psの出力であれば、ライバル車のBMW『X6M』の575ps、メルセデスAMG『GLE 63』次期型の571psを大きく上回り最強のSUVが誕生しそうです。
■Audi(アウディ) RS Q8 最新情報 インテリア
画像はAudi(アウディ) Q8のインテリア
インテリアにはアウディの「バーチャルコックピット」が装備され「Q8」でも使用されたような高解像度の8.3インチディスプレイにあらゆる情報を集めたインフォテイメントシステムが採用される見込みです。
また新型『A8』で実現した世界初のレベル3自動運転が搭載されると予測されており、スタイル・パワー・テクノロジーが揃ったSUVになるかもしれません。
■Audi(アウディ) 最新情報 発売時期
ワールドプレミアは早くて2018年9月以降、遅くとも2019年3月のジュネーブモーターショーまでには発表される見込みです。
まとめ
ランボルギーニ「ウルス」と共通の4リットルV型8気筒エンジン、レベル3自動運転が備わった「RS Q8」が発表されれば非常に人気のSUVになることは間違いなさそうです。今後も「RS Q8」についての最新情報をこちらの記事でご紹介します。