はじめに
損害車買取台数で業界シェアNo.1の株式会社タウ(本社:埼玉県さいたま市、代表:宮本明岳)が、西日本を中心とした記録的な大雨により被災した地域の復旧活動に貢献すべく、新たに「被災地復旧支援チーム」を発足したそうです。
今回の水害で発生した被災車両の引き取り、保管、買い取りに対応すべく支援チームが対応し、さらに被災車両1台の買い取りにつき1,000円を被災地の自治体に寄付するそうです。
水没車の処置や買取についても調べてみました。
株式会社タウとは?
株式会社タウは本社埼玉県さいたま市にある事故車、損害車の損害車買取台数で業界シェアNo.1企業です。
1997年設立で売上高230億円(2017年9月期)、社員数436名(2017年9月末)と事故車損害車買取の最大手ですね。
ちなみに筆者も損害車の売却の経験があり、ディーラーでは数万との買取りを提示されましたが、
こちらのタウ社で買取してもらったら数十万の買取額がつきました。
他の損害車買取業者と比べても高く引取から支払いまでの流れもスムーズで安心して取引することができました。
災害や事故などで全損、廃車になるような車両でディーラーでタダ同然で買取でガックリする前に、一度こういった損害車買取業者に相談してみると経済的負担も減る可能性があります。
水没車について
水没車の定義ですが、 まず車が水に浸かってしまった場合、動かなくなってしまう可能性が高いと考えましょう。
ただし、タイヤの高さの半分程度のドアより下が浸かる程度ならセーフの可能性も高いです。
NGとなるのはリアのマフラーやフロントエンジンラジエター部分、車の床上部分までの浸水したらエンジンをかけるのは絶対やめましょう。
エンジン内部に水が入り、ウォーターハンマリング現象でエンジンが故障してしまいます。
自分の判断ではなく、専門の業者やディーラーなどに確認してもらい対応してもらいましょう。
今回西日本を中心とした記録的な大雨により、各地で土砂崩れや河川の氾濫が発生し、家屋や車両が水に浸かるなど、広い範囲での被害が出ています。
泥水に浸ってしまい、臭いやシミもつくのでクリーニング代もそれなりに金額がかかります。
大雨や土砂などにより被災した車両は、一般的に、室内が浸水しエンジンがからない状態の車は、修理に100万円以上の費用がかかるケースも少なくありません。
さらに修理すると冠水歴が付くので「冠水歴車」がついて売却時は「修復歴車」かそれ以上に買取額や査定額が低くなってしまいます。
被災地復旧支援チームについて
今回の西日本災害を受けてタウは、新たに「被災地復旧支援チーム」を発足し、災害において発生した被災車両の引き取り、保管、買い取りに迅速に対応すると発表しました。
また、被災地の復旧に役立ててもらうことを目的に、被災車両1台の買い取りにつき1,000円を被災地の自治体に寄付し、被災地の早期復興に寄与できるよう取り組んでいくようです。
被災地復旧支援チームは既に対応しており、以下のような対応を実施しています。
被災地復旧支援チームは、営業本部長を統括に置き、買取担当者、物流担当者、当該エリアの支店長の4~5名で構成。発生から1週間以内に体制を整え、現地にて迅速対応に臨みます。
◇ 発生直後 : 被災地の状況確認、情報収集
◇ 発生~5日 : 被災車両を保管するための臨時モータープールを設置
車両の引き上げ体制強化のため物流会社と連携
◇ 発生~1週間: 現地へ支援チームを派遣
水害車の買取例
タウの過去3年間の水害車買取実績も発表しています。
関東・東北豪雨(2015年)、熊本豪雨(2016年)、九州北部豪雨(2017年)などにより被災した車両の買取含む過去3年間の買取実績台数は計4,425台。
また、2017年に発生した台風・大雨水害における被災車両の平均買取金額は1台あたり38万5000円の買取額だったようです。
買取事例としては、平成28年式トヨタ ヴェルファイアが、台風で川が増水し付近に停車中水没した車両で、ディーラー修理見積は200万以上となってしまったものを120万円で買取った実績もあります。
上記画像の青いラインまで水没し、当然エンジンは故障しているので載せ替え、車内の損害も酷く120万で買取なら経済的負担もかなり和らいだのではないでしょうか。
水害車売却シミュレーター
水没車の買取金額の目安ですが、同タウ社のHPで簡単な車両情報と損傷情報を入れるとすぐに
買取金額目安を出してくれる「水害車売却シミュレーター」を簡単に試すことができます。
車両情報はメーカー、車種、年式
損傷情報は水没レベル1から5まで、水位やエンジン状態を参考に選択します。
水没レベル 1
水位 フロア上まで浸水
エンジン状態 始動する
水没レベル 2
水位 フロア上まで浸水
エンジン状態 始動しない
水没レベル 3
水位 シート上まで浸水
エンジン状態 始動する
水没レベル 4
水位 シート上まで浸水
エンジン状態 始動しない
水没レベル 5
水位 ハンドル上まで浸水
これらの情報を入力するだけで、個人情報も不要で20秒程度で目安金額がでてくるのは非常に便利なシステムですね。
台風や大雨、洪水などの水害により、水没した車の査定額を今すぐ知りたい方向けのシミュレーターです。タウ独自のロジックによって、いくつかの項目を入力するだけで、概算見積を簡単査定!選択項目が正しければ、本査定の金額がシミュレーターの査定額を下回ることはありません!お急ぎの方は24時間対応のフリーダイヤルをご利用ください。
自動車保険、車両保険は?
水害にて被害を受けた車両の修理費は、自動車保険の任意保険に入っていれば基本は保険会社から支払われます。
ただし、車両保険でも、火災・落書き・台風、自宅・車庫での水災は除外などという場合もありますので、一度ご自身の保険証書を確認されてみることをおすすめします。
さいごに
タウでは、今回平成30年7月豪雨で被水・冠水した車の処理に関する相談・問い合わせを下記にて受け付けています。
■お電話でのご連絡
コールセンター 0120-123-999(24時間受付)
■インターネットから
https://www.tau-reuse.com/
今回の災害にて車両の処置に困っている方は是非上記の情報を参考に、問い合わせしてみてください。
今回の西日本の被災地域の一日も早い復旧、復興を、心よりお祈り申し上げます。