はじめに
《画像提供:Response 》スバル WRX S4 STIスポーツ
スバルはWRX S4にSTIとの共同開発により、走行性能と質感を高めた最上級グレード「WRX S4 STI Sport」を設定し9月21日から発売すると発表しました。
レヴォーグ、SUBARU BRZで好評の「STI Sport」がWRX S4にも追加されたのは嬉しい限りですね。
国産車ハイパフォーマンススポーツセダンの大本命が登場です。
「WRX S4 STI Sport」の魅力的な内外装、スペックなどの情報を紹介していきます。
「STI Sport(スポーツ)」の位置付け
STIとはSUBARU TECNICA INTERNATIONALの略でスバルのモータースポーツ統括会社です。
スバルテクニカはスバルとの共同開発でスバルの車種をベースとした主にスポーツ仕様のクルマを多数排出しています。
STIのtSやS seriesがモータースポーツ思考でスパルタンなSTIコンプリートカーですが、
STI Sportは位置づけとしては主に輸入車思考で「上質な乗り味」「上質な内外装」を実現させたクルマです。
STI Sportはレヴォーグ、SUBARU BRZなどの車種で設定され標準グレードと比べお値段もかなりアップしますが、走行性能と魅力的な内外装で人気グレードとなっています。
今回の「WRX S4 STI Sport」もWRX S4の持つ高いスペックを活かすべく、しなやかな乗り心地と俊敏なハンドリング、高い操縦安定性を兼ね備えた走りの性能を実現させたそうです。
「WRX S4 STI Sport」の特別装備
「WRX S4 STI Sport」の特別装備を足回り、エクステリア、インテリアの3つに分けて紹介します。
■「WRX S4 STI Sport」の足回り/メカニズム
まずは足回りからです。
■245/40R18タイヤ&18インチ×8 1/2Jアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装)
ダークグレーに塗装されら18インチが非常にスポーティですね。
■STIチューニングビルシュタイン製ダンパー&コイルスプリング(フロント:DampMaticRⅡ、倒立式)
サスペンションには、STIチューニングによるビルシュタイン製ダンパーとコイルスプリングが採用されています。
更にフロントにはコンフォートバルブを備えるDampMaticRⅡを搭載し、優れた操舵応答性や安定性とともに路面からの突き上げを上手くいなす、上質な乗り味を実現しています。
■高剛性クランプスティフナー(左右)付電動パワーステアリング
ステアリングギアボックスには、取付け剛性を高める高剛性クランプスティフナーが採用されており、切り始めでの高い応答性を確保しています。
これらの組み合わせでキレのあるハンドリングとクイックでスポーティな足回りかつ乗り心地もそれほど悪くならない魅力的なセッティングが実現されているようです
走行モードは3つの走行性能を自在に選択できるスバルの「SI-DRIVE」が装備されていますので
「スポーツモード(S)」や「スポーツ・シャープモード(S♯)」を選んで走ったら楽しくてたまらないでしょうね!
■「WRX S4 STI Sport」のエクステリア
続いては外装です。
■WRX S4 STI Sportフロントグリル(ダークメタル塗装)
クルマの顔といえるフロントグリルもダークメタル塗装で迫力感ありカッコいいですね。
■STIエンブレム付サイドガーニッシュ(ブラックカラード)
ブラックカラードのサイドガーニッシュも素敵です。
■トランクリップスポイラー(ブラックカラード)
同じくブラックカラードのトランクスポイラーです。
セダンの場合このトランクスポイラーの有無でかなり印象変わりますよね。
その他STIエンブレム(フロント&リヤ)、ブラックカラードドアミラー、シャークフィンアンテナ(ブラックカラード)なども特別装備されています。
■「WRX S4 STI Sport」のインテリア
続いては内装です。
■RECAROフロントシート(ブラック/ボルドー、レッドステッチ+STIロゴ入り)
SUBARUとRECARO社が共同で開発したフロントシートです。
ブラック&ボルドーのシートがたまりませんね。
安定したドライビング姿勢を提供してくれますが、バックレストとクッションには高密度のウレタンフォームが使用されており快適な乗り心地を確保しつつ電動パワーシートやシートヒーターも備えるなど、実用性もバッチリです。
機能性と見た目を両立したレカロシート素敵です
■本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ+高触感革+STIロゴ入りハイグロスブラックベゼル)
■本革巻シフトレバー(レッドステッチ+高触感革+ハイグロスブラック加飾パネル)
本革巻きのステアリングとシフトレバーも運転する際に常に触れるものなのでこの質感は嬉しいですね。
その他STIロゴ入りステンレス製サイドシルプレート(フロント)、フェルト巻フロント&リヤ大型ドアポケット(ボトルホルダー付)も特別装備となっています。
「WRX S4 STI Sport」の価格
WRX S4 STI Sportは1グレード構成で、4,093,200円(消費税込)となります。
WRX S4は「2.0GT EyeSight」が3,369,600円、「2.0GT-S EyeSight」が3,736,800円ですが、装備やパッケージング的に「STI Sport」が一番お買い得と言えるでしょう。
ボディカラーはWRブルー・パールかクリスタルホワイト・パールを個人的にはおすすめしたいところです。
価格的に400万超えてきますが、足回りやエアロを後からいじるのであれば最初からこのSTIスポーツを選んでおけば間違いはないですし、装備などを考えるとバリュー・フォー・マネー的にはお買い得だと感じました
「WRX S4」の特別仕様車
現行WRX S4の特別仕様車としてはマニュアルモデルですが2車種発売されました。
1台目はSTIのコンプリートカーで史上最高のスペックを持つ「S208」です。
価格が約700万円で限定450台販売で購入には2017年10月26日~11月12日の期間に商談エントリーを受けてけていましたが4倍以上、約1900台のエントリーがすぐに売り切れてしまいました。
過去にも2015年にS207も販売しましたが7400台が即日完売となる人気モデルでした。
高額にもかかわらず凄いですね。
2台目は「TYPE RA-R」です。
WRX STI 特別仕様車 「TYPE RA-R」は500台限定発売で2018年7月19日に発表・発売されましたが、販売開始から1日で受注台数が限定台数の500台に達して即完売となりました。
こちらも車両本体価格が4,998,240円と約500万円の高額モデルにも関わらず1日で完売とは凄いですね。
STIに対するスバルファンの支持率は非常に高くMTではない日常でも使い勝手の良い2ペダルATのWRX S4 STIモデルを待っていた方も多かったのではないでしょうか。
限定モデルではないのでカタログモデルとして買えるのでゆっくり検討できるのも嬉しいですね。
さいごに
国内で元気のないセダン市場ですがWRX S4 STIスポーツが登場して輸入車に流れがちなこの価格帯のセダンでコスパを考えると非常に魅力的な一台ではないかと思います。
STIのチューニングした信頼できる足回りでロングツーリングやサーキット含めてスポーティな走りに加えて、内外装の高い質感で満足度も高いクルマに仕上がってると感じます。
WRX S4は走りにこだわりのある方が多く選ぶモデルなのでこのSTIスポーツが一番の売れ筋モデルになるのではないでしょうか。
CVTモデルですが、レヴォーグで試乗したレベルではありますが、スバルのリニアトロニックCVTは反応もよくスポーティで個人的には嫌いじゃないです
WRX S4 STIスポーツ国産車では今一番試乗してみたい一台です
トヨタの新型クラウンの販売も好調ですし、国内のスポーツセダン市場が楽しくなってきましたね!
スバル・レヴォーグ&WRXが年次改良でE型へ!お買得な特別記念車も追加!
https://matome.response.jp/articles/1606スバル レヴォーグとWRXの年次改良モデルが発表されました。スバルは年次改良で新型をA型として毎年クルマを進化させていく方式をとっており今回はE型となります。E型レヴォーグ・WRXのD型からの変更点を見ていきましょう!またお買い得なスバル60周年特別記念車も追加になりましたのでそちらも紹介します。