ジャッキスタンドとは?
ジャッキスタンドは「リジットラック」、「ウマ」などとも呼ばれており、その用途はタイヤ交換などで車をジャッキアップする際に、地面と車の間に挟んで支えにする為に使われます。ジャッキで車を持ち上げただけでは、車の安定性に欠けるので、ジャッキスタンドの上に降ろしてから車を安定させて作業を行うことが一般的です。
■ジャッキアップって?
そもそもジャッキアップは、車のタイヤ交換やオイル交換をする際に、ジャッキという工具を用いて車体を持ち上げる動作を現す言葉です。
ジャッキスタンドの使い方
ジャッキスタンドの使い方ですが、基本的にはフロアジャッキ(ガレージジャッキとも言います)で車の前面、もしくは後面を持ち上げた時に、二個をセットにして正しい位置に車体を支えるように設置して使います。
使用する際に大事な点は、傾斜している地面で使用するとジャッキスタンドに対して横方向の力が加わってしまうので、破損・転倒の危険があり、悪ければ重大事故に繋がる恐れがあります。ですので、ジャッキアップを実施する際には、必ず平らな地面で使用するようにしてください。
ジャッキスタンドの種類によっては、高さの調整方法が変わってきますが、まずはジャッキスタンドを最低の高さにしてから、車の下のジャッキアップポイントに噛ませていきます。その際に、ジャッキアップの高さがりなければ、ジャッキを使い少しずつ上げていき、ジャッキスタンドをアジャストさせて高さ調整します。
車の重さは1tを超える重量ですので、安全には十分気をつけてください。
■ジャッキスタンドを設置する位置は?
車にはジャッキを設置するための「ジャッキアップポイント」という位置が設定されています。
ジャッキアップポイントは金属部品が厚く作られているので、ジャッキアップをしても対応出来る丈夫な設計となっています。ジャッキアップポイントは車種によって位置が異なりますが、基本的には車底部の前部、後部、タイヤのボディ内側付近などに備えられています。
この位置は、車の取扱説明書に記載されているものですので、ジャッキアップ前に場所を確認しておく事をお勧めします。また、車種によっては、ボディのスカート部分にジャッキアップポイントを示してくれているものもあります。
もしもジャッキアップポイント以外の部分にジャッキをかけてしまうと、ボディの下の金属部分が歪んでしまったり、ひしゃげてしまうという恐れがありますので注意が必要です。
■ジャッキスタンドでどのくらいの高さまで上げる?
ジャッキスタンドの高さに関してですが、基本的には高さの調整が出来るものが一般的ですが、最低地上高と最高地上高はそれぞれ違ってきます。
例えば、車高の低いスポーツタイプの車などであれば、最高地上高はあまり高くしなくても車をジャッキスタンドの上に乗せることは十分可能ですが、SUVなどの車高の高い車であると、最低地上高が高い製品を選ばないと、ジャッキアップをしていてもジャッキスタンドが低すぎて使えないという事にもなりかねませんので、車に合わせて選ぶ必要があります。
また、もしも車の下に入り込んで作業をする場合であれば、地上高が低すぎると車の下に潜り込んでの作業が出来ませんし、危険があります。その際には、最低地上高の高いジャッキスタンドを用いると良いです。
おすすめのジャッキスタンド5選
最後に、お勧めのジャッキスタンドをご紹介します。
■リキマエダ 馬ジャッキ 5トン 2個セット RD-500
リキマエダが販売しているジャッキスタンドです。このジャッキスタンドは5tの荷重に耐る事が出来る点が特徴です。価格は少し高めですが、重い車のジャッキアップをして支えたいという場合は活躍必須です。
[対荷重]5t
[最高高さ]560mm
[最低高さ]345mm
[固定位置数]7段
[価格]22,800円(Amazon 2019年1月30日時点)
■(STRAIGHT/ストレート) ジャッキスタンド 6t 15-1086
工具などを扱っているツールメーカー、ストレート(STRAIGHT)にて販売しているジャッキスタンドです。エアコン機器や防災グッズなど幅広い商品を扱っています。様々な種類のジャッキスタンドやガレージジャッキを扱っているので、信頼度の高い人気メーカーになっています。
このジャッキスタンドの強みは、6tという荷重に耐える事の出来る点が魅力です。さらに、最低高は560mmになっていますので、車高が高めの車に適したスタンドになっています。
[耐荷重] 6t
[最高高さ] 870mm
[最低高さ] 560mm
[固定位置数] 6
[価格]8,280円(Amazon 2019年1月30日時点)
■ジャッキスタンド 馬ジャッキ リジットラック 3t 2個セット
ウェイモール(WEIMALL)から販売されているジャッキスタンドで、こちらの製品は二個セットでの販売となっています。特徴的なのが、生産物賠償責任保険が付いている点です。ガレージジャッキでジャッキアップする際には、最低2個のジャッキスタンドが必要になってきますので、購入時にまとめて2個セットで購入できる点がお手軽になっています。
[耐荷重] 3t
[最高高さ] 425mm
[最低高さ] 285mm
[固定位置数] 6
[価格]2682円(Amazon 2019年1月30日時点)
※生産物賠償責任保険付(PL保険)
■BAHCO(バーコ) Jack Stand ジャッキスタンド 3ton BH33000
1886年に創業されたスウェーデンの工具メーカーBAHCO(バーコ)から販売されているジャッキスタンドです。BAHCOは、モンキーレンチなどの開発で知られているメーカーで、耐久性や機能性に高さへの信頼があります。このジャッキスタンドは2脚で1セットで、安定感のある広めの脚となっています。
[耐荷重] 3t
[最高高さ] 425mm
[最低高さ] 288mm
[固定位置数] 3
[価格]5,818円(Amazon 2019年1月30日時点)
■ (STRAIGHT/ストレート) ジャッキスタンド 低床 3t 15-1085
3tの耐荷重を持った頑丈なジャッキスタンドになっています。こちらの製品は1脚ずつの販売になっているので、2か所を支える場合などは必要な個数を購入する必要が出てきます。しっかりした構造なのにも関わらず手軽な価格で購入できる点が最大の魅力です。別売りでジャッキアップポイントを傷つけないようなラバー加工が施されたアダプターも販売しています。
[耐荷重] 3t
[最高高さ] 400mm
[最低高さ] 280mm
[固定位置数] 3
[価格]2,580円(Amazon 2019年1月30日時点)
※別売りのアダプターの価格は1380円からの販売となっています。
まとめ
今回はジャッキスタンドの使い方について解説してきました。
ジャッキスタンドは、車をジャッキアップして作業を行う際の安全性確保という点では欠かせないものです。
ジャッキスタンドは比較的安価で購入出来るものですので、車いじりが趣味な方であれば尚更、自分の車に合ったものを購入しておいた方が安全かつ効率的に作業が出来ます。ジャッキスタンドを利用して安心なカーライフを送りましょう。