タイヤチェンジャーとは?
タイヤチェンジャーは、タイヤを脱着・交換する専用機器で、ホイールから古いタイヤをはがして新しいタイヤを取りつける作業タイヤの組み換え)に使用します。
カー用品店やガソリンスタンド等の業者にタイヤの組み換えを頼んだ場合、およそ2,000円~6,000円ほどの費用が必要となりますが、タイヤチェンジャーは個人でも数千円~購入できる商品もあり、ホイールに傷をつけることなく、スピーディーに均一なタイヤ交換が可能です。
タイヤチェンジャーは、DIYでタイヤの組み換えをする方にとってはおすすめのアイテムといえるでしょう。
手動と電動のものが存在する
タイヤチェンジャーには、手動と電動の2種類があります。
手動のタイヤチェンジャーは数千円~高くても2万円程度と、比較的手頃な価格になっています。移動も簡単で、スペースもそれほど取りません。
一方、電動のタイヤチェンジャーは主に業者向けのとしてつくられているためか、価格も数十万円と高価で重量もかなりあり、手動のおタイヤチェンジャーと比べると大きいため、広いスペースを必要となります。
高価で場所を取り、且つ1シーズンに1回~2回程度しか使うものではないため、電動のタイヤチェンジャーを個人で購入することはあまりないと思います。
DIYでタイヤ交換をされる方には、手動のタイヤチェンジャーを購入するのが現実的でしょう。
■手動の使い方は?
手動のタイヤチェンジャーの基本の使い方は以下になります。
使い方はそこまで難しくはありません。
(1)エアーを抜き、タイヤチェンジャーを使ってビード(タイヤのホイールに触れる部分の事)を落とす
(2)タイヤチェンジャーをホイールを差しこみ、タイヤを外す
(3)替えのタイヤにビードワックスを塗り、ホイールにタイヤをはめる
(4)エアーコンプレッサーでビードを上げる
(5)タイヤにエアーを入れる
電動のタイヤチェンジャーに比べ、コストがあまりかからないことが最大のメリットといえます。
デメリットは、手動のため多少力が必要なので、何本も交換するには体力が必要、あるいは一人ではなく複数人で行う方がよいということではないでしょうか。
DIYでタイヤの付け替えを行うには手動のタイヤチェンジャーで十分だと思います。
■電動の使い方は?
電動のタイヤチェンジャーの基本の使い方は以下になります。
(1)エアーを抜き、タイヤチェンジャーを使ってビード(タイヤのホイールに触れる部分の事)を落とす
(2)ターンテーブルにタイヤを乗せて、チャックする
(3)ビードを外す為のアタッチメントを当てがって、ロックする
(4)タイヤチェンジャーをホイールを差しこみ、タイヤを外す
(5)替えのタイヤにビードワックスを塗る
(6)アタッチメントのガイドに合わせてタイヤをセットし、ビードを上げる
(7)タイヤにエアーを入れる
電動ですので、力が必要ないので女性でも一人で行えるのが最大のメリットでしょう。
ただ、前述の通り、基本的には業者向けなので、コスト・スペースなどの面がデメリットとなるでしょう。
タイヤチェンジャー以外でもタイヤは組み換えできる?
タイヤチェンジャーの購入すらもったいない!という方はタイヤの手組み(タイヤチェンジャーを使わずにするタイヤの組み換えのこと)を考える方もいるでしょう。
実際に経験がある方もいるかと思いますが、タイヤレバーを2本用意すれば、タイヤの組み換え自体は可能です。
ただ、ホイールにキズが入ってしまうリスクや強引にタイヤをねじ込もうとした場合など、ホイールの変形やタイヤの破損などでタイヤが使い物にならなくなってしまうこともありますので注意と経験が必要です。
また、その他にも気温によってタイヤが固くなっていたり、種類によってはサイド部分が固いタイヤもあり、その見極めも難しく苦戦される方が多いようです。
数をこなしてコツをつかむしかない方法ともいえるので、やはり専用の道具であるタイヤチェンジャーを使ったほうが交換も楽で、キズなどのリスクを減らせるのでおすすめです。
タイヤチェンジャーおすすめ商品 5選
<タイヤチェンジャー&ビードブレーカー 12~21インチ対応>
Amazon参考価格:6,780円
東和商事から販売されている手動タイヤチェンジャーです。
基本的には車用となっていますが、ビード落としであれば原付から大型バイクのタイヤにも使用可能となっております。
■商品仕様
・対応ホイールサイズ:12~21インチまで
・重量:23kg
<タイヤチェンジャー ビードブレーカー15~21インチ対応 手動式>
Amazon参考価格:4,233円(2019年2月18日時点)
ウェイモール(WEIMALL)から販売されている手動タイヤチェンジャーです。
ビードブレーカーが付いているので、交換作業が飛躍的に短縮できます。
こちらの商品も基本的には車用となっていますが、ビード落としであれば原付から大型バイクのタイヤにも使用可能となります。
■商品仕様
・対応ホイールサイズサイズ:15~21インチまで
・重量:約4.2kg
<【アストロプロダクツ】AP マルチ タイヤチェンジャー>
Amazon参考価格:21,384(2019年2月18日時点)
アストロプロダクツから販売されている手動タイヤチェンジャーです。
付属のタイヤレバーを回すように使用して、タイヤをホイールから外します。ビードブレーカーも備わっているので、ビード落としからタイヤの脱着まで、この製品1つでタイヤの脱着から組み付けまでを行うことができます。
■商品仕様
・本体サイズ:W580×D720×H835mm
・重量:28kg
・対応ホイールサイズ:4インチ~16.5インチ
・対応タイヤ幅:~195mm
・付属品:スモールポスト×1、ラージポスト×1、タイヤレバー×1
<ビードブレーカー タイヤチェンジャー タイヤ交換 15~21インチまで対応 ビード落とし 手動式>
Amazon参考価格:3,137(2019年2月18日時点)
ウェイモール(WEIMALL)から販売されている手動タイヤチェンジャーです。
自動車からバイクまで対応可能なタイヤチェンジャーで、コストパフォーマンスに優れていますので初めて買う方もチャレンジしやすい価格かと思います。
■商品仕様
・対応サイズ:15インチ~21インチ(バイク、軽、乗用車全般対応)
・対応タイヤ幅:約200mmまで可能
・全長:約643mm
・高さ:約355mm
・横幅:約67mm
・重量:約4kg
<マルチタイヤチェンジャ(ビードブレーカー・タイヤ交換) 4インチから16.5インチまでOK!>
¥13,800(2019年2月18日時点)
東和商事から販売されているタイヤチェンジャーです。
小さいタイヤに対応しているのが特徴です。
■商品仕様
対応サイズ:4~16.5インチ
セット重量:35kg
まとめ
タイヤレバーでは困難なタイヤの組み換えも、タイヤチェンジャーを使えば比較的簡単に行う事ができます。
タイヤチェンジャーは、多くが輸入製品のためサポートが少ないことが多く慣れも必要ですが、タイヤの付け替えを頻繁にする方であれば、持っていて損はないアイテムです。
最後になりますが、タイヤチェンジャーでタイヤの組み換えを行った場合に忘れてはいけないのが、ホイールバランスのチェックです。
タイヤの組み換えを行った後には、必ずホイールバランスを取りましょう。これを忘れてしまうと、タイヤの痛みが激しくなったり燃費が悪くなったり、走行時のブレに繋がるなど、思わぬ事故のもとにもなりかねません。忘れずにホイールバランスを取っておきましょう。