マクラーレン セナ「GTR」発表!気になる馬力は825馬力!
マクラーレンオートモーティブは3月8日、マクラーレン『セナGTR』(McLaren Senna GTR)を発表しました。
セナGTRはF1ドライバー、故アイルトン・セナの名前を冠したスーパーカー、マクラーレン『セナ』をベースに開発されたサーキット専用車になります。
■マクラーレン セナとは
マクラーレン・セナは、マクラーレンオートモーティブの「アルティメットシリーズ」の最新作です。
※同社のスポーツカーの中で、最もスポーツ性の高いシリーズを「アルティメット・シリーズ」と呼んでいます。
中核モデルの「スーパーシリーズ」(『720S』)の上に位置するアルティメットシリーズ最新作は、生産を終了したマクラーレン『P1』の後継車として登場しました。公道とサーキットの両方で、優れたパフォーマンスを発揮することを目指しています。
アイルトン・セナ(1993年、マクラーレン) (c) Getty Images
■マクラーレン セナGTR 性能は
セナGTRではロードカーに対して、サーキットに特化したエアロダイナミクス性能を追求。
カーボンファイバー製のボディは、フェンダーをよりワイド化。フロントスポイラーは、ロードカーに比べて大型化され、リアのディフューザーも大きく長くなり、より後ろまで伸ばされました。
また、リアデッキは、マクラーレン車の中で最も低い位置にあり、エアロダイナミクス性能とクーリング機能を向上させています。
■マクラーレン セナGTR ブレーキの安定性も向上
アクティブリアウィングの性能も最適化。
ウィングをディフューザーからのエアフローに合わせることで、空力効率を向上させ、低速時により大きく、よりアクセス性の高いダウンフォースを追求しています。
これらの変更により、1000kgを超えるダウンフォースを獲得。
また、ヨーイングにおいて最適化されたエアロダイナミクス性能が、より安定したコーナリングを可能に。
また、その一方でピッチングの感度を低く抑えることにより、ブレーキの安定性を向上させているとのことです。
■マクラーレン セナGTRに825psの4.0リットルV8ツインターボ
セナGTRでは、軽量かつ高剛性なカーボンファイバー製のモノケージを、ロードカーと共用します。
また、そのミッドシップには、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載しており、サーキットでのさらなるパフォーマンスを目指して強化されました。
最大出力はロードカーの800psから825psへ、25ps引き上げ。
最大トルクは81.6kgmに据え置きになっています。
乾燥重量は1188kg。マクラーレンオートモーティブによると、これまでに生産されたマクラーレン車の中で、最軽量な1台のひとつになるとのこと。
■価格は約1憶5865万円!すでに完売
セナGTRは2019年9月から、世界限定75台の納車を開始する予定。
価格は110万ポンド(約1億5865万円)ですが、75台はすでに完売しているとのことです。