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スバルのリニアトロニックCVT|構造・仕組みを説明。欠点や評価も紹介

スバルのリニアトロニックCVT|構造・仕組みを説明。欠点や評価も紹介

スバルの最新トランスミッション「リニアトロニック」。5代目レガシィに初搭載されてから、現行スバル車の殆どの車種で採用されています。このリニアトロニックの構造や仕組み、評価やメリットから寿命などの欠点まで紹介します。


リニアトロニックCVTとは?

あなたは話題の、「リニアトロニック」を知っていますか?

リニアトロニックはスバルが次世代CVTとして開発した、最新型のオートマティックトランスミッション。
「理想の無段階トランスミッション」と呼ばれていて、いまやスバルのAT車のほとんどに搭載されています。

そもそもスバルは日本の自動車メーカーの中でも、安全性の高さと、ユーザー目線のユーザビリティにこだわった商品開発で定評のあるメーカー。

リニアトロニックCVTには、車のオーナーが必要とする性能がふんだんに盛り込まれています。

リニアトロニックの評価や評判

新しく開発された製品は従来のものより優れているはずですが、逆にユーザーにとっては使いにくくなっていることも多いです。

スバルのリニアトロニックCVTには、そんな欠点はあるのでしょうか?

実際にスバルのリニアトロニック搭載車両に乗ってみたジャーナリストの口コミ情報から、その評判をご紹介していきましょう。

ポジティブな口コミ

チェーン式CVTであるリニアトロニックは、
変速比が最も大きくなるときと最も小さくなるときの比率であるオーバーオール変速比が6.3に達する。
最新のものでも6には到達していない金属ベルトCVTに対するアドバンテージは大きい。

そればかりか、変速機全体で見ても、レクサス『LS』などに搭載されるトヨタの8速AT、
日産『スカイラインクーペ』の7速ATに次ぐスペックだ。

無段変速機は変速は自在だが変速レンジが狭いというデメリットもすでにない。

新型インプレッサのパワートレインは、エンジンについては直噴化による熱効率向上、
チェーンドライブ式CVT「リニアトロニック」については
変速比の幅を従来より1割程度拡大するといった改良がなされているが、
基本的には従来のアーキテクチャの延長線上のもので、劇的なパフォーマンスの向上はなかった。

走ってみて従来型と最も異なっていたのは、CVTの挙動だった。

まず、中高速域でのクルーズ時のエンジン回転数が低くなった。
負荷の小さい平地で100km/hを維持する時のエンジン回転数は1500rpm程度、
また緩加速でも1600~1700rpmに上がるくらいで、変速比幅の拡大の恩恵が如実に表れていた。

リニアトロニックのCVTも改良されたほか、
足回りのチューニング熟成が進められるなど、中身の濃い改良が加えられている。

(中略)

リニアトロニックの変速もより自然なフィールになり、スムーズさを増した印象がある。
金属チェーンを使ったリニアトロニックCVTに特有の騒音も、
ほとんど気にならないレベルに抑えられている。

ネガティブな口コミ

普段市街地の交通の流れに乗って走っている分には何ら悪い印象は持たないし、
無段変速なのだからスムーズであることは申し分ないわけなのだが、
ひとたび流れをリードして活発に走らせようとすると、
これがあまりスムーズにいかないのだ。

少々荒っぽいが、アクセルをバンと踏み込んだ時には
一拍の間をおいてからおもむろに加速を始めるし、
パーシャル状態から前車を追い越そうと高速で
ウィンカーを出してアクセルを踏み込んでいくような時は、
加速感が漫然としている。

言い方を変えると、
古いトルコン車のトルコンスリップを起こしているような状態に感じてしまうのだ。

そもそもCVTとは

CVTは「Continuously Variable Transmission」の頭文字をとった略称で、変速比を自動で切り替えて動力をタイヤに伝える、「オートマティックトランスミッション(AT)」の一つに分類されます。

ただしCVTの構造は従来のATとは大きく違い、速度を変える歯車(ギア)がありません。

2つある滑車(プーリー)の幅を変えることで動力を伝える構造になっているので、加速がスムーズ。ギアチェンジによるショックが少なく、快適にドライビングできるといわれています。

リニアトロニックと他のCVTの違い

CVTと従来のATとの違いは、金属チェーンを使って変速比を切り替えていく構造にあります。

ちなみに従来のATで一般的なのは、金属ベルト。

CTVの構造の違いから生まれる性能の差を、スバルのリニアトロニック開発の歴史とともにご紹介していきましょう。

リニアトロニックとCVTの歴史

いまや普通に使われているCVTですが、
実は、CVTの実用化を世界で初めて成し遂げたのはスバルだと知っていますか?

1987年発売のスバル ジャスティ レックスに搭載されたECVTがその原型で、変速による衝撃が少なく、高い燃費性能を実現する理想の変速機として一躍注目を浴びました。

ただし初期のCVTは耐久性に問題があり、各メーカーがこぞってCVTの改良を試みても、高排気量の車にはなかなか搭載できません。

そのCVTの欠点をすべて克服したものが、実に30年のCTV開発の集大成としてスバルが発表した、次世代CVTリニアトロニックです。

リニアトロニックとCVTの構造

リニアトロニックの構造は基本的に従来型CVTと同じですが、幅狭の金属チェーンを採用したことでベルトの滑りによる損失を抑え、さらに小型化にも成功。

スバルの高出力水平対向エンジンから350Nm(約35kgm)もの動力を効率よく伝達でき、ダイレクトな加速感を得られる高い高速性能と、燃費効率の向上を実現しました。

リニアトロニックのメリット・利点

リニアトロニックのメリットは、何と言ってもスバルの最大の特徴である水平対向エンジンを最高効率で動力に変化させられることです。

従来のATと比較して、なんと6%もの燃費向上が期待できます。

それだけでなく、従来のATにあったシフトショックもなく、滑らかに加速して、気持ちの良い乗り心地になります。

市街地に出かけることが多くストップ・ゴーが多い乗り方をするオーナーや、渋滞に巻き込まれた時に、マニュアル操作を煩雑に感じるオーナーにとって、リニアトロニックはスバルの車を気軽に楽しめる選択肢になりそうです。

リニアトロニックのデメリット・欠点

性能面ではいいことずくめのスバルのリニアトロニックですが、加速時のチェーン音が気になるというユーザーや、ギアのない乗り心地は嫌だというオーナーも多いようです。

もともとスバルは馬力の高い、スポーティーな車を作っているというイメージがあるメーカー。

身体にかかる加速感とエンジン回りから発する音が一致しないので、走りを重視するオーナーは「いまひとつ、物足りない」と感じてしまうのかもしれませんね。

リニアトロニックの耐久性とメンテナンス方法

いくらスバルのリニアトロニックCVTの性能が良くても、頻繁に不具合が生じて壊れてしまうのでは困ります。

気になるリニアトロニックの寿命やメンテナンス方法なども、しっかりチェックしておきましょう。

リニアトロニックの寿命や耐久性

リニアトロニックはチェーンタイプの金属ベルトを採用したことで、耐久性が飛躍的に向上しています。かつてのCVTは走行距離が増えると異音などの不具合が生じ、「10万㎞を超えると故障する」とまで言われていました。

ところがスバルのリニアトロニック搭載車は、メーカーの厳しい長距離試験に合格。なんと20万km以上も無故障で、快適に乗っているオーナーもいるというから驚きです。

リニアトロニックのメンテナンス方法

スバルの取扱説明書によると、リニアトロニックCVTは基本的にメンテナンスの必要がないとされています。

ただし世の中に、絶対に壊れない車というものは存在しません。リニアトロニックCVTも使い方によってはオイルの量が足りなくなり、異音などの不具合が起きる可能性は否定できません。

特にサーキットでハードな高速走行を楽しんでいるオーナーや、過走車の場合は要注意です。リニアトロニックCVTを快適に使い続けるためにも、定期的に点検に出して、プロの目で確認してもらいましょう。

リニアトロニック搭載のおすすめスバル車

スバルのリニアトロニックは従来のCVTを超えて、現在は主に次のモデルに搭載されています。

自分の好みやライフスタイルに合う1台を選んで、あなたもリニアトロニックのドライビングを楽しみましょう。

レガシィ

スバルのフラッグシップともいえるシリーズ。

2009年に初めてリニアトロニックを搭載したモデルとしても有名ですが、トラッドな大人向けのセダンとして不動の人気があります。

フォレスター

SUV車のなかでも全高が低く、ステーションワゴンのようなスタイリッシュなデザイン。

アウトドアだけでなく、街中でも快適でパワフルな走行を楽しみたい人に向いています。

XV

インプレッサをベースとするスロスオーバーSUV車ですが、よりコンパクトでカジュアルなシリーズ。

コンパクトでも車内は広々としていて、スポーティーな走りを体感できます。

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