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必見!ブレーキオイルの交換方法から漏れたとき場合の対処法まで全て教えます

必見!ブレーキオイルの交換方法から漏れたとき場合の対処法まで全て教えます

車やバイクに使われているブレーキオイルですが、何も原因がないはずなのにブレーキオイルは漏れてくることがありませんか。また、交換するタイミングがわからなかったりしませんか。本記事ではブレーキオイルが漏れてしまった場合の対処方法や交換方法、またその費用についてご説明していきます。この記事を読んで、ブレーキオイルの交換を検討してみましょう。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


ブレーキオイル(ブレーキフルード)とは?

ブレーキオイル(ブレーキフルード)とは何なのかわからない方もいると思います。
以下ではブレーキオイルの役割についてご説明します。

ブレーキオイルの役割について

まず、ブレーキオイル(ブレーキフルード)は油圧式ブレーキで扱われる作動油のことです。油圧式ブレーキとはパスカルの原理を用いて、密閉されている菅に充填された作動油をペダルで操作し、ブレーキシリンダーに圧力を加えてブレーキキャリパーを作動させる仕組みです。

また、ブレーキオイル(ブレーキフルード)の特性として
・粘性が低い
・圧力での体積の変化が小さい
・-50度で凝固せず200でも沸騰しない

があります。ですが、ブレーキオイル(ブレーキフルード)は経年劣化や吸湿により、粘性が高くなったり、沸点が下がったりしまいます。こうなってしまうと気泡が発生してしまい、圧力が空気を圧縮する方にかかってしまうためブレーキが効きづらくなってしまいます。こういったことにより、ブレーキオイル(ブレーキフルード)は油圧の力を使いブレーキを作動させるための、液体としての役割を持っています。

ブレーキオイルが漏れたら

ブレーキオイルが漏れることはよくあります。ですが原因や症状、対処方法は知識がないとわからないと思います。下記では、ブレーキオイルが漏れる原因・症状、対処方法の順番にご説明します。

ブレーキオイルが漏れる原因と症状

ブレーキオイルが漏れてしてしまう原因として、まずは経年劣化での摩擦が挙げられます。年数が経ち摩擦が起こると、キャリパーシール・カップシール・マスターシールなどのシール類の劣化やブレーキホースに亀裂が入る等の故障を起こしてしまいます。この経年劣化での摩擦がブレーキオイルが漏れる原因として、一番多い原因です。

他に挙げられるのは、事故や悪路走行での、オイルポンプの亀裂・ブレーキホースの損傷・オイルタンクの故障や、水害でのオイルタンクの不具合、メンテナンス時のボルト閉め忘れでの人的ミス、純正指定以外のフルードでのブレーキオイルの不具合が挙げられます。こういった原因により、
・異音がする
・ブレーキが軽い
・ブレーキの効きが悪い
・ブレーキが効かない
といった症状が現れます。

ブレーキが効かない症状では、事故の危険性を高めてしまいますので、注意が必要です。

ブレーキオイルが漏れた時の対処法

事故でのブレーキオイルの場合は、レッカーで来ていただいた車屋さんが直してくれるので問題ありません。事故以外のブレーキオイル漏れに関しては、整備工場に行ってチェックしてもらうことをお勧めします。

余談ですが、ガソリンスタンドでブレーキオイルが減っていると言われた場合は、その言葉を疑ってみてください。基本的には、ブレーキオイルは逆流した際に漏れてしまうことがあるため、MAXまで入れません。

ですが、スタンド店員の方は整備士ではない方が多いため、MAXに入ってないと減っていると考えてしまうのです。このように、スタンド店員の方に減っている・漏れていると言われた場合は、注意が必要です。

ブレーキオイルを交換しよう

そもそも、ブレーキオイルの交換は基本的にはショップなどでお願いするのがベターです。

それでも、何らかの事情で、ご自分で交換を行いたい、という方もいるかもしれませんね。

そんな時、ブレーキオイルを交換したくても、交換時期や方法、費用がわからないと交換のしようがありません。以下では
・ブレーキオイルの交換時期
・ブレーキオイルの交換方法・エア抜きの方法
・交換にかかる費用
の順番にご説明します。

ブレーキオイルの交換時期

ブレーキオイルの交換時期ですが、基本的には車検ごとの交換やブレーキパッドの交換時の交換を推奨しています。

長くても、リザーバータンク内のブレーキオイルが変色してきた・・・といった変化を目安に、定期的に交換する必要があります。

ブレーキオイルの交換・エア抜きの方法

こちらでは
・交換の順序
・用意するもの
・手順
・注意点
の順番にご説明します。

交換の順序

交換の順序として、マスターシリンダーから遠いタイヤから始めましょう。
マスターシリンダーは、ボンネットを開けた運転席部分にあります。
前輪駆動で右に運転席がある場合は、ボンネットを開けた右にあります。
・X配管の場合
「左後」→「右前」→「右後」→「左前」
・前後配管の場合
「左後」→「右後」→「左前」→「右前」
※順番が違っていても問題はありません。

用意するもの

・ジャッキ・ウマ
・メガネレンチ・スパナ(8mm~10mm)
・タイヤホイールを外せるもの
・ブレーキオイル
・透明なビニールホース
・逆流防止弁・留め具
・古いブレーキフルードを入れるもの
・ブレーキを固定するもの
・バケツとスポンジ
車種によって異なるので、確認をお願いします。

交換の手順

1.フルードが逆流を防ぐため、ビニールホースに逆流防止弁をつけます。
2.タイヤを外します。ブレーキキャリパーのゴムキャップを外し、
レンチ・ビニールホースを取り付け、針金で締めます。
3.ビニールホースにブレーキオイルを溜める容器をつけます。
4.レンチをゆるめてブレーキを踏むと、古いブレーキオイルが出てきます。
5.ボンネット内にあるブレーキオイルの液面が下がるので、新しいブレーキオイルを入れます。
6.ホースにオイルが残ってないことを確認したら、ブレーキを踏み込みレンチを締めてホースを外しましょう。
7.レンチを締めたらブレーキを踏んで、異常がないことを確認してください。
※車のエンジンはかけないようにしましょう。

交換での注意点

交換で注意することとして3つあります。以下では3つの注意点を説明します。
・湿度の高い日
湿度の高い日にブレーキオイル交換をしてしまうと、湿気を吸って劣化してしまいます。ですので、なるべく湿度の高い日は避けましょう。
・ABS機能のついたの車両
ABS機能が搭載されている車両では、特殊な設備・作業が必要なので前もって確認しましょう。
・塗装に触れないようにする
ブレーキオイルを塗装につけると、塗装が剥がれる危険性があります。交換する際は塗装にブレーキオイルを触れないように心がけてください。

ブレーキオイルの値段と交換費用について

自分でやる場合で気になるのが、ブレーキオイル自体の値段です。まず1回の交換で必要なブレーキオイルは0.5~1リットルになります。価格は安いのであれば500円前後、高いものであれば数千円で購入することができます。ですが、整備工場の方に任せるのも一つの手ではあります。

交換作業に工賃を含めて、4000円程度で交換することができます。ですが、車種によっては異なります。もちろん自分でやる方がお得ですが、車は一つボルトを締めるのを忘れるだけで、事故につながります。交換作業はできるだけ整備工場の方に任せることをおすすめします。

ブレーキオイルを補充する

ブレーキオイルを補充するにも、やり方がわからないと補充はできません。自動車とバイクでは、補充方法が異なるため、以下では自動車とバイクに分けて補充方法をご説明します。

ブレーキオイルの補充のやり方(自動車編)

自動車のブレーキオイル補充のやり方は、上記にあるブレーキオイル交換方法とほぼ同じです。
ボンネットを開けて、ブレーキオイルのタンクにブレーキオイルを足りない分入れるだけです。
交換と違うのは古いブレーキオイルを抜き取る必要がないというだけです。

ブレーキオイルの補充のやり方(バイク編)

バイクは車と構造が違うため、もちろんブレーキオイルの入れる場所の構造も異なります。
バイクのブレーキオイル交換方法は、以下の通りになります。
1.リザーバータンク周辺をウエスで覆う。
2.リザーバータンクキャップを取り外す。
3.ダイヤフラムプレートとダイヤフラムを取り外す。
4.取り外した部品(リザーバータンクキャップ、ダイヤフラムプレート、ダイヤフラム)を清掃と点検をする。
5.リザーバータンクに新品のブレーキオイルを注ぐ。※オイルはUPPERの部分まで補充する。
6.ダイアフラム→ダイアフラムプレート→リザーバータンクキャップの順番に取り付ける
7.リザーバータンクキャップの固定ボルトを取り付ける。
バイクのブレーキオイルを補充するときは車体を水平にしましょう。

まとめ

この記事では、まずブレーキオイルの役割とオイル漏れについてご説明しました。

・ブレーキオイルは油圧の力を使い、ブレーキを作動させるための液体である。
・オイル漏れは経年劣化が一番多い原因である。

この2つの点を踏まえて、ブレーキオイルの交換方法、補充方法についてご説明しました。
ブレーキが効かなくなることで、事故に繋がることもあります。
事故を起こすリスクを減らすこと考え、ブレーキオイルを時期に合わせて、交換を検討しましょう。

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