トップへ戻る

オイルランプの点灯|どうしたらいいの?を徹底解説!

オイルランプの点灯|どうしたらいいの?を徹底解説!

車におけるオイルランプとはどのようなものを指すのか詳しく説明します。まず、オイルランプが点灯する原因を説明し、オイルランプが点灯している状態で放置することの危険性を解説します。次にオイルランプが点灯したときの対処法とオイルランプを消すための行動をわかりやすく説明します。最後にオイルランプを点灯させる前にできる予防策を2つ詳しく解説します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


オイルランプとは

オイルランプとは運転席にある車の様々な情報を表示しているインストルメントパネル内に警告がある場合に点灯するランプのマークのことを指します。こちらの正式な名前は油圧警告灯といい、あまり点灯しないランプなので実際に表示がされているところを目にしたことのある方は多くないかもしれません。
エンジンオイルの異常があった場合に点灯するランプなので、できる限り点灯してほしくないランプといえます。
放っておくとエンジントラブルを起こす原因となり、最悪の場合は走行中に車両火災を起こす可能性があります。大事な愛車にそんなことが起きないように、詳しい説明や対処法などについて一緒にみいきましょう!

オイルランプの役割

オイルランプはエンジンオイルに何かしらの異常を察知した時にドライバーに警告を促す為に点灯します。
エンジンオイルの異常とは、オイル量が規定ラインから減少していたり、エンジンオイルを供給する為のポンプなどが故障したことにより内部の圧力が低下しているという現象を表しています。
オイルランプが点灯してしまった場合はエンジンオイルやそれに関わっている部分にトラブルが起き、最悪の場合エンジンが停止してしまうことになりかねないので、万が一点灯したときは早急な対処が必要ですし、細心の注意を払わなければなりません。

なぜオイルランプが点灯するのか

ここでオイルランプが点灯する原因についてお話していきたいと思います。
オイルランプは通常問題がなければ点灯することのないランプではありますが、普段はなかなか点灯しないのでいざ点灯してしまった時は焦ってしまい最善の対応が出来なくなってしまう可能性があります。

そこで、オイルランプが点灯したときの対処法を知る上で、まずはオイルランプが点灯してしまう原因を知ることが大切といえます。オイルランプが点灯する原因を理解しておくことで、万が一オイルランプがついてしまった場合にも焦らずに冷静に最善の対応を行うことができるようになると言えます。
「エンジンオイルの役割」の部分でも少し触れましたがここではより詳しく解説していきます。

オイルランプが点灯する原因

オイルランプが点灯する原因となってくるのはエンジンオイルの圧力の低下です。
このエンジンオイルの圧力の低下には様々な原因があげられます。
エンジンオイルの圧力の低下の原因で最も考えられることはエンジンオイルの量が減少してしまっていることです。

エンジンオイルの減少は長期間使用しているエンジンオイルだと徐々にエンジンオイルが減っていきかなり少なくなってしまった時点でオイルランプが点灯します。エンジンオイルが減少してしまうとエンジンが潤滑に回らなくなってしまいエンジンの圧力が落ちてしまうのです。

また、ほかにもオイルポンプの破損や摩耗がエンジンオイルの圧力の低下の原因として考えられます。オイルポンプが故障しているとエンジンオイルを上手く引き上げることが出来ずにエンジン内部の圧力の低下につながってしまうのです。

ここで一つ言えることは、日頃からの定期的なエンジンオイルの交換をしておくことが大切だということです。エンジンを動かす上で最も重要なのがこのエンジンオイルで、車を使用している場合はもちろんですが、車を動かしていない場合でもエンジン内部のオイルは湿気などによる水分の発生で劣化が進んでしまいます。オイル交換は3千キロから5千キロごと、もしくは3ヶ月〜半年程度に一度の交換が目安になっていますので、確実に行うようにしましょう。

オイルランプ自体が壊れている可能性も

エンジンオイルも買えたばかりで古くなく、オイルポンプにも故障が見られなかったのにオイルランプが点灯したままになっているという方は、オイルランプ自体が故障してしまっている可能性があります。あまり見かけない事例ですがなんらかの故障でオイルランプ自体が故障してしまったのでしょう。
何れにせよ、ランプが点灯してしまった場合は、自分自身で対処するのではなくディーラーやカー専門店などで見てもらうようにしましょう。一刻も早い対処がトラブルを未然に防ぐ鍵となります。

オイルランプが点灯したときにすること

次に走行中などにオイルランプが点灯してしまったときにすることについてお話していきます。オイルランプがつくことはめったにないのでオイルランプが点灯してしまうと焦ってしまう気持ちもわかるのですが、オイルランプの点灯はエンジンにかかわることなのでなるべく焦らず対処することが大切なことだと言えます。
ここで適切な対処をしなければエンジントラブルを引き起こす恐れや、何らかの形で事故を引き起こしてしまいかねないので気を付けましょう。

車を停める

オイルランプが点灯してしまったらまず速やかに安全な場所に車を停車させましょう。
オイルランプがついたまま走行し続けるとエンジンが焼け付いてマフラーから白煙が上がってしまったりエンジントラブルを引き起こしたり、エンジンが停止してしまったりする恐れがあります。なので、オイルランプの点灯に気が付いたらすぐに車を停車させましょう。
決して無理に走行を続けてはいけません。
次にエンジンオイルの量を確認しましょう。
エンジンオイルの確認の仕方などは、次のオイルランプを消す方法でご紹介します。

オイルランプを消すには?

すみやかに車を停車させた後にまず行うことはエンジンオイルの量の確認です。
周囲の安全をしっかり確認してから車をおりボンネットを開けます。
ボンネットを開けたらエンジンルームの中にあるオイルゲージを確認してください。
このオイルゲージは取っ手が黄色でオイルランプのマークがついているのでそれを目印に探します。
なお、外車の場合ではレベルゲージがなく、車内から確認する方法を採用している車種もあるのでその時は取扱説明書を読みながら指示に従って行ってください。
次に、オイルゲージの先端部分をきれいにしてからオイルゲージを差し込んでください。
差し込んだらもう一度引き抜きオイルゲージの先端についているオイルの量を確認しましょう。

オイルの量がHとLの間まで来ている場合はオイルの量が低下していることが原因ではなく他の部分が故障の原因と考えられるので、ロードサービスなどに連絡して対処してもらいます。
オイルの量が真ん中よりL側になっている場合はオイルの量が低下したことが原因となります。基本的にロードサービスなどに連絡して対処してもらうほうがいいのですが、この場合はオイルを補充するだけで直ることが多くありますのでご安心ください。

オイルランプを点灯させたまま放置すると

ここではオイルランプを点灯させたまま放置するとどうなるのかについてお話ししたいと思います。オイルランプが点灯してしまったけれども、少し用事があるから用事を済ましてから修理に出そうと考える方も少なくないと思います。そういった考えはとても危険なのでその危険性についてお教えします。

危険性について

まず、オイルランプはJIS規格や国際標準規格で定められたマークとなっており、どの車も同じマークになっています。このことからわかることは、だれが見てもエンジンオイルの故障と理解してもらえるようにするためであり、誰が見てもわかるようにするということは車がそれほど危険な状態にあるという点です。

オイルランプを点灯させたまま走行を続けるとエンジンオイルの圧力の低下が原因だった場合、エンジンが焼け付いてマフラーから白煙が上がったり、エンジンが停止してしまったり、最悪の場合は火災を引き起こしてしまう可能性もあります。
実際に、エンジンオイルのトラブルが原因で火災になっている例が多数ありますので、他人事とは思わずに、普段から点検をするなどして未然に防ぐようにしましょう。
このようにオイルランプがつくということはとても危険な状態にあるということなのです。
たとえ用事があって車で移動しなければならない場合でも、運転を続けることはしてはいけないと覚えておいてください。たった一つの判断ミスが、自分だけではなく他人をも巻き込んでしまう大事故に繋がってしまう危険性があるということを認識しましょう。

オイルランプを点灯させない予防策

誰しもがオイルランプが点灯してしまう前に対処したいと思うものですよね。
オイルランプが点灯してしまったらロードサービスを呼んだり修理をしてもらったりなどで、出費も必ず出てきてしまうでしょう。
そうならないために日ごろどのような予防をしていけばいいのか、詳しくお話していきたいと思います。

オイルの減少や漏れに対する予防策

オイルの減少や漏れはオイルランプの点灯に最も多い原因となっています。この原因を予防できればオイルランプの点灯をかなり防げるのではないでしょうか。
オイルの減少や漏れの予防策としては日々の点検で防ぐことができます。

先ほどオイルランプが点灯してしまった時にオイルの量を確認する方法で記載したように、オイルの量を確認してオイルが正常値にあるかを日ごろから確かめることが大切です。
オイルの量の確認は1月に1度を目安に点検すると良いでしょう。また、長距離運転を多くする車ですと1000kmで1度確認すると考えておくといいと思います。

補足として、定期的に定められた範囲ないでエンジンオイル交換をしている場合は、オイルランプが点灯する可能性はかなり低いです。どちらかというと、「オイル漏れ」というのがポイントになりなす。初期段階であればごく少量なのですが、時間が経つにつれて量が多くなり車体下にオイルの溜まりができるほど漏れる状態になるまで気づかない場合もあります。ですので、オイル量をチェックしていて量の減少が頻繁にみられる場合は、オイル漏れの可能性が非常に高いので販売店などで点検してもらうことをおすすめします。万が一漏れが見つかった場合は、どんなに少量な漏れでもそのままにしておかずに、早急に修理をして下さい。

オイルランプ本体の故障の予防策

オイルランプ本体の故障はめったに起こることはないのですが、日ごろからオイルの量を確認しておくことでエンジンオイルの圧力の低下という原因が除外されます。
これにより、万が一オイルランプが点灯してしまった場合でも、オイルランプ自体が故障していると判断できるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
万が一オイルランプが点灯してしまった場合でも焦らずに対処することが大切です。
日ごろから点検をしておくことでオイルランプの点灯も予防できるので是非この記事を参考に点検をしていただけたら幸いです。

関連するキーワード


メンテナンス

関連する投稿


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


パーツクリーナーとは?使い方やおすすめのアイテムまで徹底解説

パーツクリーナーとは?使い方やおすすめのアイテムまで徹底解説

カー用品店などで見かけることの多いパーツクリーナーですが、実際には使ったことがないという方もいらっしゃるでしょう。そこで、パーツクリーナーの役割や使い方、おすすめアイテムなどを紹介します。


【エンジンオイル】入れすぎた場合どうなる?見方は?確認方法と対処法まとめ

【エンジンオイル】入れすぎた場合どうなる?見方は?確認方法と対処法まとめ

エンジンオイル交換の際に、エンジンオイルを規定量よりも入れ過ぎてしまったらどうなるのでしょうか?本記事ではエンジンオイルをエンジンに入れすぎた場合のエンジンへの影響、エンジンオイルの量を測る方法や、エンジンオイルを入れすぎてしまった場合の対処法を掲載しています。


車のエアコンが効かない場合と臭いや異音の原因と対処法は?上手なエアコンの使い方も紹介

車のエアコンが効かない場合と臭いや異音の原因と対処法は?上手なエアコンの使い方も紹介

季節によっては欠かせないカーエアコン。しかし、冷えない・効かないと感じることはありませんか?臭いや異音が気になっている方もいるかと思います。この記事では、車のエアコンの故障の原因や上手に使うための方法などを紹介!この記事を読んで、カーエアコンを上手に使いこなしましょう。


カーコーティングって必要なの?メリットデメリット、種類別の特徴も

カーコーティングって必要なの?メリットデメリット、種類別の特徴も

愛車はいつもキレイな状態で乗りたいものですが、頻繁に手洗い洗車するのは面倒なものです。そこでチェックしておきたいのが「カーコーティング」。専門店で施工してもらうハイエンドなものからDIYでのお手軽コーティングまで種類が豊富なカーコーティング、そのメリットとデメリットや、種類別のコーティング剤の特徴など、この記事を読めば気になっていた疑問点がきっと解消するはずです。


最新の投稿


ハザードランプつけっぱなしでバッテリーが上がる時間は?バッテリー上がり時の対処方法も解説

ハザードランプつけっぱなしでバッテリーが上がる時間は?バッテリー上がり時の対処方法も解説

ハザードランプは、車の安全機能として欠かせない装置です。一般的には、緊急時や停車中の注意喚起として使用され、ドライバーや周囲の人々にとって重要な役割を果たします。しかし、この便利な機能も使い方を誤ると予期せぬトラブルを招くことがあります。その典型的な例が「ハザードランプのつけっぱなし」です。エンジンを切った状態でハザードランプを長時間点灯させたままにすると、バッテリーに負荷がかかり、最悪の場合バッテリーが上がってしまう可能性も。この記事では、ハザードランプをつけっぱなしにした際にバッテリーが上がる時間とバッテリーが上がってしまった際の対処方法について解説します。


2024-2025年末年始の新幹線 混雑予想・予測!帰省ラッシュ・Uターンラッシュはいつ?

2024-2025年末年始の新幹線 混雑予想・予測!帰省ラッシュ・Uターンラッシュはいつ?

2024年(令和6年)〜2025年(令和7年)の年末年始は最大9連休!大型連休となる今年の年末年始の新幹線の混雑状況はどのぐらいになるのでしょうか。また、帰省ラッシュ・Uターンラッシュはいつ発生するのでしょうか。昨年の年末年始のJR東日本・JR西日本における新幹線が混雑した日から、2024~2025年の新幹線の混雑日予測を紹介します。


【カー用品】Amazonブラックフライデー2024で買うべきおすすめカー用品をピックアップ

【カー用品】Amazonブラックフライデー2024で買うべきおすすめカー用品をピックアップ

Amazonブラックフライデー(BLACK FRIDAY)は、年間を通して最大級のセールイベントの一つ。この期間中、多くの人気商品が大幅値引きされ、普段は手が届きにくいアイテムも手に入れるチャンスです。特にカー用品は、機能的なものからドライブを快適にするグッズまで幅広く揃っており、車好きには見逃せないセールです。この記事では、Amazonブラックフライデー(BLACK FRIDAY)で買うべきおすすめのカー用品を紹介します。


ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツは2024年11月5日に、コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良モデルを発表しました。安全性を高めたほか、価格を改定したといいます。


車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

突然の積雪に見舞われると、準備不足から大きなトラブルにつながることもあります。雪による交通事故や車の故障を防ぐためには、事前の準備と適切な対策が欠かせません。この記事では、車の雪対策として、事前に揃えておきたいグッズや雪道での運転時の注意点、駐車時の積雪への対策などを詳しく解説します。これから始まる寒い季節に備え、この記事を参考に雪対策の準備を整えておきましょう。