トップへ戻る

慣らし運転は必要?それとも不要? 慣らし運転のコツとやり方まとめ

慣らし運転は必要?それとも不要? 慣らし運転のコツとやり方まとめ

新車を買った時やオイル交換をした時などに必要な車の慣らし運転。知ってるようで知らない慣らし運転のコツややり方などをご紹介しています。このページで慣らし運転の知識を身につけて安全なカーライフを送ってください。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

車の慣らし運転とは

慣らし運転とは、車を新車で購入して一定の期間、車の性能を抑えて車を走行させることを言います。今では「慣らし運転」と言うワードに馴染みのない方も多いと思いますが、一昔前まで新車購入時の慣らし運転は、常識レベルで浸透していました。

それぞれの車に慣らし運転の方法が書かれた説明書が付属しており、それを見て慣らし運転をするのが新車購入時の流れです。しかし今のほとんどの車が慣らし運転に関する説明書を付属しておらず、特に必要ないとも言われています。次の項目では、慣らし運転の効果について詳しく説明しています。

慣らし運転の効果について

慣らし運転の効果は、以下のようなものが挙げられます。

■ネジの緩みを引き起こさない

ネジは金属製品ですが、新車時には初期伸びと呼ばれる、伸縮が起こります。これによってネジが緩むことがあり、慣らし運転をしておくと、初期点検時に、しっかりと締め直すことが可能です。

■駆動箇所にアタリをつける

車のパーツは、多くの金属製品が擦れることで動くようになっています。納車直後は、まだ金属製品が擦れあっていないため、この時にいきなりアクセルを踏み込み回転数を上げたりすると、機械の寿命を縮めてしまうことになりかねません。なので最初は回転数の制限やアクセルの制限が設けられることがあります。

■タイヤの慣らし

プロのレースでは、タイヤを温めるためサーキットを数週回りますが、乗用車のタイヤも同じく、慣らしがあった方が本来の性能を発揮します。新品のタイヤ表面には成型時の離型剤が浸透しており本来よりグリップ力が低下してしまうのです。熱を加えることによって、タイヤ表面を摩耗させて、グリップ力を向上させます。

■新車時のエンジンのバリを取る

金属性のものは、新品時に小さなバリや細かな鉄粉が出てしまいます。それらを除去するための慣らし運転でもあります。すごく些細なことに思えるかもしれませんが、鉄粉が循環オイルの中に混ざっていると、シリンダー内を傷つけてしまいエンジンの性能を落としてしまいます。

慣らし運転の必要性

現代の車は、パーツの精度、および車の完成度が高いため、必要ないとも言われているのですが、本当に必要ないのでしょうか?また必要なのは、どのような場面なのでしょうか?この項目では、オイル交換をするタイミングや、慣らし運転が不要なケースなどを説明していきます。

新車を購入した時

慣らし運転は、新車を購入した時に必要になります。使用開始直後は初期故障期と呼ばれ一番故障が多い時期なのです。年数が経過するにつれ故障の確率はだんだんと減っていきます。

新車時は金属部品がまだ擦れ合っておらず、金属部品にアタリを付けるために慣らし運転が必要だとお話しましたが、この構造に関しては、今も昔も同じです。エンジンが機械である以上、各部品がなじむまでには、ある程度の時間が必要なのも事実。

なので本当は全ての車で慣らし運転をした方が良いのですが、昔より金属部品の精度だったり、オイルの質が向上しているため、現在の車の多くが慣らし運転が不要だとされています。と言うよりもそこまで神経質になる必要はないと考えられています。

通常慣らし運転は、〇kmまでは◯回転数を維持して走ると記載されています。例えば「走行距離が1500kmまでは4000回転を維持して走る」とされている場合、普通に法定速度を守って走行していれば、達成する内容なのです。

オイル交換をするタイミング

新車から1回目のエンジンオイル交換のタイミングは、1000km走行時が理想的です。これだけ走るとエンジン部分の金属バリが取れて、キラキラした金属片がオイルに混じっているのが見て取れます。エンジンオイルの役割はそれだけでなく、他にも以下のようなものが挙げられます。

■潤滑
■洗浄
■冷却
■防錆
■気密保持

慣らし運転が不要なケースとは

慣らし運転が必要ないケースとしては、メーカーから必要ないと記載されている場合や、購入したデイーラーに質問して、必要ないと言われた場合です。また同じメーカーでも車種が異なれば、慣らし運転が必要な場合があります。

例えば日産GTRなどは、現行モデルでも慣らし運転が必要な車です。スポーツタイプの車の多くは慣らし運転が必要なケースが多いことが見受けられます。

ディーラーで確認をして安全運転を心がけましょう

結果慣らし運転は必要ない場合が多いですが、ご自身で判断せずにプロのいる購入店できちんと確認をしておくことが重要でしょう。

  • カービュー査定

関連するキーワード


カーライフ

関連する投稿


【豆知識】初めての免許更新!運転免許証の更新ハガキが届いたら

【豆知識】初めての免許更新!運転免許証の更新ハガキが届いたら

運転免許証の更新ハガキ(更新連絡書)は、免許更新年の誕生日40日前から35日前ごろまでに、各都道府県の公安委員会から届くことになっています。ハガキを見ると免許証の更新手続きがどのようなものなのか気になってきますよね。今回の記事では、免許の更新がなぜ必要なのかという疑問から更新の手続きまでを説明します。


釣りに行くならこの車!おすすめグッズ5選&おすすめ車種10選

釣りに行くならこの車!おすすめグッズ5選&おすすめ車種10選

釣り人の「足」として欠かせないアイテムが「車」!車釣行派であれば愛車にさまざまなグッズを備えておくことで、快適かつ便利に釣行を楽しむことができますよね。そこで今回は、そんな釣行車に備えておきたい「おすすめグッズ5商品」と「釣り用におすすめの10車種」を紹介します!


免許停止(免停)とは?免停になる違反点数や免停期間、講習に関する疑問を解決

免許停止(免停)とは?免停になる違反点数や免停期間、講習に関する疑問を解決

交通違反や交通事故によって違反点数が加算され、一定の点数を超えると免許停止(免停)になります。免停となる点数や免停期間、免停講習はどのようなことをするのかなど、免停に関する疑問をわかりやすく紹介します。


【ゴールド免許】憧れの優良運転者免許証の取得条件は?

【ゴールド免許】憧れの優良運転者免許証の取得条件は?

優良ドライバーであることを意味する「ゴールド免許」。このゴールド免許を取得するにはどういった条件があるのでしょうか。また、取得までの最短期間や、取得後のメリット、ゴールド免許を取得する際や取得後の注意点などについて解説します。


ポリッシャーで車を磨く方法とおすすめ商品5選!

ポリッシャーで車を磨く方法とおすすめ商品5選!

スポンジなどを使った手作業の洗車では取り戻すことが難しいあの新車時の輝き。そういうときに車が驚くほど輝きを取り戻す道具、それが(電動)ポリッシャーです。しかしポリッシャーは一言でいうと研磨機。初心者には難易度が高いことも。そこで正しいポリッシャーの使用法や、女性・初心者から中級者向けおすすめ商品もあわせてご紹介します。


最新の投稿


車を運転する人のうち、運転が好きな人は6割弱!自分にとって車とは「移動手段」が7割弱、「生活必需品」「行動範囲を広げてくれるもの」が3割前後【マイボイスコム調べ】

車を運転する人のうち、運転が好きな人は6割弱!自分にとって車とは「移動手段」が7割弱、「生活必需品」「行動範囲を広げてくれるもの」が3割前後【マイボイスコム調べ】

マイボイスコム株式会社は、『カーライフ』に関するインターネット調査を実施し、結果を公開しました。


約8割の大手中古車買取サービス業者で顧客からの「安心・信頼」に関する質問が増加【ナイル調査】

約8割の大手中古車買取サービス業者で顧客からの「安心・信頼」に関する質問が増加【ナイル調査】

ナイル株式会社は、全国で展開する大手中古車買取関連サービス19社を対象に中古車の買取状況に関するアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


マツダ新型「MAZDA2」発表!人気の装備を強化

マツダ新型「MAZDA2」発表!人気の装備を強化

2025年11月20日、マツダは、コンパクトハッチバック「MAZDA2」の一部改良モデルを発表。主に機種体系を変更し、同日より全国のマツダ販売店を通じて予約受注を開始し、12月上旬より販売を開始しています。


レクサス新型「LFA」登場へ!BEVスポーツカーのコンセプトモデル「Lexus LFA Concept」世界初公開

レクサス新型「LFA」登場へ!BEVスポーツカーのコンセプトモデル「Lexus LFA Concept」世界初公開

レクサスは2025年12月5日、伝説のスーパーカー「LFA」の名称を冠するバッテリーEV(BEV)スポーツカーのコンセプトモデル「Lexus LFA Concept」を世界初公開しました。同モデルは、今後登場するであろう2代目となる新型「LFA」を示唆するモデルです。


冬の車内暖房と燃料費のジレンマ| 約7割が寒さ我慢、視界不良50%・操作困難46%の実態が判明【ジョイカルジャパン調査】

冬の車内暖房と燃料費のジレンマ| 約7割が寒さ我慢、視界不良50%・操作困難46%の実態が判明【ジョイカルジャパン調査】

株式会社ジョイカルジャパンは、冬場に車(中古車)のエアコンが故障した経験があり、通勤または週1回以上車を利用する全国の車所有者を対象に、冬の車のエアコン実態調査を実施し、結果を公開しました。