1 道の駅 雨晴とは
道の駅 雨晴(あまはらし)とは富山湾越しに眺めることができる立山連峰が美しく、人気スポットの1つとなっている道の駅で、道路利用者はもちろん、絶景を眺めることを目的とした観光客もたくさん訪れ、オープン当初は渋滞ができたほどの人気スポットです。
地域の食材を使ったレストランやカフェ、特産品が豊富に販売しており、憩い場のとしてゆっくりと過ごせる場所となっています。
万葉集の歌人でもある「大伴家持」もこの地を何度か訪れており、いくつもの歌を詠んだことで有名です。
道の駅正面には源義経が奥州へ落ち延びる途中に、にわか雨が晴れるのを待った岩「義経岩(よしつねいわ)があり、地名「雨晴」の由来にもなっています。
■道の駅 雨晴の場所とアクセス方法
道の駅 雨晴の場所は次の通りです。
住所:富山県高岡市太田24番74
車で行く場合:
高岡砺波スマートICより40分
高岡北ICより20分
駐車場:無料
数が少ないため、時間帯や季節によっては混雑することもありますので注意してください。
また、電車で行くことができる道の駅で、JR氷見線「雨晴駅」から徒歩5分で行くことができますので、移動手段が車でなくても気軽に立ち寄れることが可能となっています。
■道の駅 雨晴施設内各店舗の営業時間
駅内にある各店舗の営業時間は下記となります。
観光案内所:9:00~19:00
情報発信コーナーは24時間開放
市内外へのゲートウェイとして様々な情報を発信しています。
Souvenir Shop ARISO(物産館):9:00~19:00
銅器や地元の豊かな自然に育まれた農林水産加工品などを揃えています。
Cafe ISOMI TERRACE(カフェ):9:00~19:00
開放感溢れる店内で美味しい食事やスイーツを楽しむことができます。
2階展望デッキ・3階展望デッキ:24時間開放
氷見線を走る電車の撮影スポットして人気の場所です。
2階展望デッキにはマーケットスペースなど見どころがたくさんあります。
多目的ルーム:9:00~19:00
展示やワークショップなどが開催されるスペースです。
2 道の駅 雨晴の魅力
写真は雨晴海岸
次は雨晴の魅力について1つずつ紹介していきます。
■雨晴海岸はまさに絶景
道の駅 雨晴一番の魅力といっても過言ではないのが雨晴海岸の絶景です。
日本海沿岸有数の海水浴場と知られており、海越しには標高3000m級の立山連峰が見えます。
雪の積もった立山連峰と富山湾の雄大な眺めはまさに絶景です。
朝と夕方には全く別の姿を見せてくれることも有名で、1日中「雨晴海岸」の絶景を眺めても飽きることはありません。
1年中魅力あふれる雨晴海岸ですが、冬の朝は陸上の冷たい空気が海に流れ込むことで発生する自然現象「気嵐」で日中とは異なる姿を見せてくれることからその時間を狙ってカメラを構えるカメラマンも少なくはありません。
標高3,000m級の山々を海上から眺めることができるのは世界でも3か所だけと言われており、雨晴海岸はその一つとなっています。
■1時間に1本のレアなハットリくん電車に会えるかも
富山県は忍者ハットリくんや怪物くんの生みの親である「藤子不二雄A先生」の出身地ということもあり、それにちなんだキャラクターに出会えることでも有名です。
その1つとしてJR氷見線にはハットリくんのイラストが描かれている「ハットリくん電車」というものがあります。
1時間に1本のペースでしか運行していないのですが、この電車を写真に収めるために待っている人もたくさんいます。
■一度は見てみたい男岩と女岩
雨晴海岸の絶景は立山連峰だけではありません。
富山県3番目の島の「男岩」や雨晴には欠かせない「女岩」があり、これも一度は見ておきたいスポットと言えるでしょう。
女岩は面積約400㎡で周囲約80mの小さな島で、その周囲には小さな岩があり、これが母親と沢山の子どものように見えることから「女岩」と呼ばれるようになりました。
1764年の古い文献にも「女岩」という記述があることから、かなり昔から呼ばれていたと考えられています。
男岩は面積約1,100㎡で周囲約150mの小さな島で、荒波に堂々と立ち向かうような雄々しい姿から「男岩」と呼ばれるようになりました。
こちらも女岩と同じように1764年以前から「男岩」と呼ばれていたと考えられています。
男岩と女岩の距離は800m程離れており、雨晴海岸からは女岩の方がよく見えます。
もし、男岩の方を撮影がしたいのであれば、無人駅の越中国分駅まで足を運べばホームの向こうには青く輝く富山湾と屹立する男岩の景色を写真に収めることができます。
■実は源義経ゆかりの場所
前述にも軽く触れましたが、雨晴は「源義経」のゆかりの場所としても有名です。
1187年に源義経一行が山伏姿に身をかわし奥州へ落ち延びる途中に、にわか雨が降ってきて、義経は弁慶の持ち上げた岩の陰で雨が晴れるのを待ったという伝説があり、そこから「雨晴」と呼ばれるようになりました。
また、持ち上げられた岩は「義経岩」と呼ばれ、道の駅正面で観光客を出迎えています。
義経岩は、周辺が海ではなかった頃に家柄や地位の高い人を埋葬した古墳でしたが、次第に波が上がって、石槨だけが残ったという伝説もあります。
■富山湾を一望できる展望台がオススメ
道の駅 雨晴の展望台は24時間いつでも入ることができます。
そこからは氷見線の路線と富山湾を一望することが可能です。
おすすめの時間帯としては朝8時頃が人が少なくゆっくりすることができます。
10時ごろになると地元の方や観光客で人が増えてきて、昼頃にはいっぱいになるのでのんびりと過ごしたいなら朝に行くことをおすすめします。
また、夕方から夜にかけて人が減っていくので、そちらもおすすめです。
朝とは違った絶景が見られるので観光前に展望デッキにあがって景色を楽しみに、観光帰りにもう一度寄ってみてもいいのではないでしょうか。
3階デッキは夏でも風が通り抜けるのでとても涼しく快適に過ごすことができます。
■雨晴海岸を眺めながら食事ができるカフェがある
道の駅と言えば、景色を楽しみながら食事ができるレストラン・カフェも一つの魅力です。
道の駅 雨晴では海岸を眺めながらランチなどの食事を楽しむことができるカフェがあります。
地元産の新鮮な食材で作った料理を食べながら開放感溢れるオーシャンビューで雨晴海岸を眺めることができるのは、一つの贅沢といえるのではないでしょうか。
ドライブ途中の休憩の際は是非、カフェにいって美味しいご飯を食べながら絶景を楽しんでみてください。
3 道の駅 雨晴と車中泊
写真はイメージです
車で旅行をする人にとって車中泊は一つの楽しみです。
この章では道の駅 雨晴が車中泊できるのかなどを紹介していきます。
■道の駅 雨晴は車中泊が禁止ではない
道の駅 雨晴は明確に「車中泊」については禁止されていません。
特に雨晴海岸の朝焼けや冬に起きる自然現象「気嵐」などを求めて、車中泊をしている人はたくさんいます。
ただし、最近はゴミを放置したり、椅子やテーブルを出して周りを占有するマナーの悪い利用者もいることも事実です。
これが続いてしまうと車中泊が禁止されてしまう可能性もあります。
また、道の駅 雨晴は駐車スペースが34台と小さい道の駅となっていますので時間帯によっては混雑する可能性があります。
もし、ここで車中泊を考えているのであれば、人の少ない深夜の時間帯に利用を行い、朝の早い時間帯で出発するなどして、他の利用者の迷惑にならないように最低限のマナーを守って利用するようにしましょう。
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4 近くにある 道の駅 氷見もオススメ
道の駅 氷見(ひみ)は道の駅 雨晴から車で15分程のところにあります。
この道の駅は氷見漁港の近くにあり、新鮮な魚介類を味わうことができる直販施設や疲れを癒すことができる温泉施設などを備えた魅力的な観光拠点の一つとなっています。
道の駅 雨晴と違い駐車スペースは229台(普通車214台、大型車9台、身体障がい者用6台)と広く混雑することが少ないのも魅力的です。
5 まとめ
写真はイメージです
道の駅 雨晴の魅力についてたっぷりと紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
地元産の食材を使った料理を味わいながら雨晴海岸を楽しむことができるカフェや日中と夕方で姿を変える富山湾を一望することができる展望台など、1日中楽しめること間違いありません。
これから富山県に旅行に行こうと考えている方、どこに旅行しようか悩んでいる方は是非「道の駅 雨晴」に癒されに行ってみてください。