ホンダ車の歴史
「ホンダ」という名前で親しまれている本田技研工業株式会社は1948年に本田宗一郎によって設立されました。本田宗一郎は本田技研工業の前身にあたる本田技術研究所を1946年からはじめており、エンジンなどの研究などを行っていました。
この時に本田宗一郎は自転車にエンジンを取り付けてオートバイのようにした商品を開発し、完売させています。輝かしいホンダの歴史は好調なスタートを切りました。
その後、1958年には超ベストセラー原付「カブ」の発売、1959年にはアメリカに進出するなど順調な成功を収めます。1962年には四輪車事業も展開し、乗用車「S360」ならびに軽トラック「T360」が発表されました。T360は軽トラックでありながら、時速100km/hを出せるなど規格外の性能を備えていました。
ホンダ特有の革新をもたらすものづくりの姿勢はその後も続き、 1981年には世界初のカーナビシステムを開発しています。さらに1982年にはアメリカ合衆国内で日本企業初の自動車生産を果たしました。
近年では軽自動車「N-BOX」の売れ行きで成功を収め、2016年には自動車の世界累計生産台数が1億台を突破しました。ホンダの自動車はこれからも私たちに良質な驚きを与え続けてくれるでしょう。
【2019年】ホンダ車販売台数ランキング
2019年のホンダ車の販売台数ランキングは次の通り
1 | フリード | 85,596台 |
2 | フィット | 74,410台 |
3 | ヴェゼル | 55,886台 |
4 | ステップワゴン | 52,673台 |
5 | シャトル | 30,856台 |
※一般社団法人日本自動車販売協会連合会のHPより
■1位 フリード
ホンダ フリード モデューロX
■2位 フィット
Kleber Silvaホンダ フィット 次期型 予想CG
■3位 ヴェゼル
ホンダ ヴェゼル 次期型 予想CG
上記販売台数ランキングで1位に輝いたホンダ車はコンパクトミニバンの「フリード」でした。フリードはミニバンでありながらも高い燃費性能と抜群の使いやすさで知られた車で、多くのユーザーに受け入れられるました。
2位の「フィット」は長年ホンダ車のトップでありながらも、モデル末期となって魅力が薄れ、「フリード」に後れを取りました。しかし、2020年2月の新型の登場で、再びホンダ車の首位に返り咲くのは間違いないでしょう。
3位の「ヴェゼル」は一般的なSUVよりも小さな車体を持つSUVです。乗り心地の良さや燃費の良さなどオンロード性能も追求したSUVとして、人気を博しています。
4位の「ステップワゴン」はミニバンとして非常に知名度の高い車です。たくさんの荷物を積める他、大人数で使える便利さも他社のミニバンにひけをとりません。
5位の「シャトル」はステーションワゴンとして高い評価を受ける車です。ステーションワゴンとしてそれなりに大きな荷物を積める一方で、ベースとなったフィットゆずりの走行性能が光ります。
ランキングを通して見ると、車体の小ささや燃費性能、積載性能の高さといった「日常での使いやすさ」が人気に結びついていることがわかります。
ホンダ コンパクトカー/ハッチバックの車種紹介 中古価格も
ホンダが手がける代表的なコンパクトカーならびにハッチバックをご紹介します。
■シャトル
シャトルはフィットのバリエーション車両である「フィットシャトル」の後継車種として2015年5月に発売されました。そのため、乗り味や走行特性はフィットと共通する部分があります。全体的な乗り味は固めで、機敏に動くため気持ちよく走れます。シャトルにはハイブリッドモデルも設定されており、静音性や燃費性能に優れている点もステーションワゴンとして見逃せません。
新車価格と中古車平均価格は次の通りです。年式がまだまだ新しいため中古車価格も高めですが、新車価格の約半値で買える中古車も存在します。
新車価格 | 1,644,000~2,379,000円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 170万円 |
■フィット
フィットは2001年6月に発売されたコンパクトカーで、2007年には累計販売台数は200万台を超えたベストセラー車種です。これまでに2度フルモデルチェンジが行われており、現在は2013年発売の3代目モデルが現行モデルです。
フィットは街中でも見かける機会の多い車で、その理由としては広い車内空間と燃費性能の良さが挙げられます。つまり、日常使用に必要な性能を満たしていたために、フィットは大きな人気を獲得しました。フィットにはそれなりに大きな荷物も楽に積め、燃費性能も最大37.2km/Lと優れています。
新車価格と中古車平均価格は次の通りです。流通数が多いため、年式や搭載機能などを融通すれば新車価格の1/4ほどの値段で買うことも可能です。
新車価格 | 1,323,000~ 1,891,000円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 122.5万円 |
■シビック ハッチバック
シビックは1972年から販売されているホンダを代表する車種の一つで、ハッチバック仕様車は発売当初から用意されていました。コンパクトかつ愛らしい車体と乗りやすさが愛されたシビックは魅力もそのままに、現在では10代目を数えています。なお、「シビック ハッチバック」という名称は2017年9月に発売された10代目モデルにのみ使われています。
現行のシビックの最も大きな魅力は乗り味の軽さです。柔らかくも硬くもないサスペンションは絶妙な乗り味を伝えてくれ、ストレスなく街中を走ることができます。さらに、パワーも十分でスポーティな味わいも楽しめるため、ドライブにはもってこいの車でしょう。飛び抜けた良さは残念ながらありませんが、スペックが全体的に高性能におさまった万能機です。
新車価格と中古車平均価格は次の通りです。現行モデルの中古車でも新車価格の2/3ほどで買える車も存在するので大変お得です。
新車価格 | 2,593,000円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 254.5万円 |
ホンダ ミニバン/ステーションワゴンの車種一覧
ホンダから発売されているミニバンおよびステーションワゴンは以下の通りです。
■オデッセイ
1994年10月に発売されたオデッセイは特徴的なエクステリアデザインが人気を呼んだ車でした。フルモデルチェンジが繰り返され5代目に突入した現在でもデザインの良さは健在で、多くのユーザーから好評を集め続けています。走行性能も素晴らしく、低重心化が施された安定性の良さが人気のミニバンです。
新車価格と中古車平均価格は次の通りです。流通量が多いため価格もさまざまで、中古車の中には本体価格1,000円という破格のものも存在します。
新車価格 | 3,472,223~3,644,815円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 244.1万円 |
■ステップワゴン
1996年5月に登場したステップワゴンは低床化やFFトランスミッションなど革新的なレイアウトが人気を呼んだミニバンです。加えて四角い車体がもたらす積載性能の高さは非常に使い勝手が良く、現在もレジャーなどで大活躍しています。乗りやすくたくさん載せられる車が欲しいなら、ステップワゴンをまず選択肢に加えるべきでしょう。
新車価格と中古車平均価格は次の通りです。年式にこだわらなければ、10年前の車両なら総額50万円以下で良質な車が購入できます。福祉車両としても人気の高い車両で、中古車でも福祉車両仕様車が多く流通している点が特徴的です。
新車価格 | 2,825,000~3,296,000円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 240.2万円 |
■フリード
写真はフリード モデューロX
2008年5月から発売されたフリードは「コンパクトミニバン」をうたった車でした。コンパクトミニバンとは、他のミニバンよりも小さいサイズでありながら、 広めの積載性能を持つ車という意味です。フリードはステップワゴンなど他のミニバンに積載性能では負けますが、日常使用ではまず困らないだけの大荷物を積めます。積載性能の高い車が欲しくてもミニバンでは大きすぎる時には、ぜひフリードを検討してみてください。
新車価格と中古車平均価格は次の通りです。ガソリンモデルとハイブリッドモデルとの違い、先進安全システム「ホンダセンシング」の有無によって価格が違ってくるため、目的に合った車両を選びましょう。
新車価格 | 1,740,741~2,919,000円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 220.1万円 |
■ジェイド
2015年2月から国内販売されたジェイドは細長い車体が特徴的なワゴン車です。「エレガントワゴン」と宣伝文句に銘打たれたように、ジェイドはミニバンに分類されながら独特の高級感を打ち出しています。ジェイドの最大の特徴はミニバンでありながらセダンタイプに似た乗り味を持つところで、それなりに大きな荷物を積みながら軽快な走りも楽しめます。 居住性や静粛性の高さにも定評があるため、ぜいたくできるミニバンが欲しい方はぜひ購入してみてください。
新車価格と中古車平均価格は次の通りです。年式が新しいため他のホンダ車に比べ流通している数も少なめですが、中古車市場では未使用品に近い車でも新車価格より安いものもあり、お得です。
新車価格 | 2,221,000~2,369,000円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 193.1万円 |
ホンダ セダンの車種一覧
ホンダが販売しているセダンタイプの乗用車では、以下の種類が代表的です。
■レジェンド
レジェンドは1985年に登場したホンダの最高級セダンです。インテリアに木目パネルと本革シートを使用するなど高級感を打ち出しており、抜群の乗り心地の良さを体現しています。加えて、気持ちの良い加速度やスムースな変速、静音性、低振動性はドライブの時間を極上にしてくれます。ひとたび乗れば「レジェンド(伝説)」という名前に偽りがないことに気づくでしょう。
レジェンドの新車価格と中古車平均価格は次の通りです。中古車市場での流通量は少なめですが、年式が新し目の車の割引率が高い特徴があります。
新車価格 | 6,550,000円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 343.5万円 |
■クラリティ PHEV
クラリティとは、2008年に発売された燃料電池自動車でした。その後パワートレインを変更して 2018年に発売されたモデルが「クラリティ PHEV」です。PHEVとはハイブリッド車の一種で、外部から充電できる機能を備え、ガソリンなど燃料を使用した走行も可能な車のことです。
クラリティ PHEVはハイブリッド車特有の燃費性能や静音性を長所として持つ車です。簡素ながらも洗練されたインテリア並びにエクステリアデザインも評価が高く、次世代車として申し分がありません。
クラリティの新車価格と中古車平均価格は次の通りです。発売されて日が浅い車なので、中古車市場の値引き率もそれほどありません。ただ、使用感のほとんどない車を安く買える点は大きな魅力です。
新車価格 | 5,445,000円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 495.3万円 |
■アコード
アコードは1976年から販売されている車で、レジェンドが現れる前は最高級モデルとして位置づけられていた車でもありました。現在では高級感ではレジェンドに一歩譲りますが、洗練された別種のかっこよさが光る車です。アコードは高い加速性能と軽快な走り味を誇る車であり、長距離走行に向いています。
新車価格と中古車平均価格は次の通りです。中古車ではハイブリッドモデルの価格が高めで、ガソリンモデルの車では新車価格の半額以下で売られている車も存在します。
新車価格 | 3,564,815~3,796,297円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 300.7万円 |
■インサイト
ホンダ インサイト 新型
インサイトは1999年に初代モデルが発売されたハイブリッド専用セダンです。ホンダが手掛けるハイブリッド車の中でも高級車として位置づけられており、室内環境のチープさが気になることはありません。静音性が高く長距離運転でも疲れが少ないため、遠乗りの機会が多い方にぜひ購入していただきたい車です。
新車価格と中古車平均価格は次の通りです。インサイトの新車はグレードによる価格の違いが顕著で、中古車市場でもそれは同じです。ただ、グレードの違いによる基本性能の違いは無いので、あえてエントリーグレードを狙う手もあります。
2009年にはキープコンセプトの2代目、2018年6月にはトランクリッドを持つ高級4ドアセダンに変更された3代目が登場しています。
新車価格 | 3,020,000~3,360,000円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 336万円 |
■シビック セダン
ホンダのロングセラーモデルであるシビックのセダンタイプです。
セダンタイプはシビックの中でも最も歴史の長いモデルであり、そのフォルムは乗用車らしい正統派のかっこよさを持ちます。昨今ではセダンタイプのクラシックなかっこよさを再評価する流れも出てきており、シビック セダンはセダンタイプの良さをあらためて確認できる優良車です。 加速性能やステアリング、静音性も普通乗用車として申し分ありません。
新車価格と中古車平均価格は次の通りです。中古車ならば100万円も出せば満足な性能の車が購入できます。
新車価格 | 2,454,000円(税抜) | |
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中古車平均価格 | 246.1万円 |