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ディーゼルにこだわるマツダ!仕組みやスペック、メリット・デメリットを徹底解剖

ディーゼルにこだわるマツダ!仕組みやスペック、メリット・デメリットを徹底解剖

燃費だけでなく、パフォーマンスも高いディーゼルエンジン。乗用車ではイメージが薄いかもしれませんが、マツダは幅広い車種でディーゼルエンジンを展開しています。不具合やリコールの話題が出ましたが、維持のポイントを押さえれば大丈夫。圧縮比の知識はもちろん、オイル交換や維持の方法、販売中の車種や中古価格についてもご紹介します。


ディーゼルエンジンといえばマツダ

欧州車や国産車など色々なディーゼルエンジンがありますが、日本のマツダクリーン・ディーゼルはそれらにひけをとらないばかりか、それ以上の性能、パフォーマンスを秘めており、それらのエンジンより随所に優れている所が見受けられます。

マツダのディーゼルエンジンはガソリンエンジンのような軽快さと静粛性、低振動を持ち合わせています。マツダクリーンディーゼルは進化しつづけ力強いトルクによる心地よい加速と、遠くへ出かけたくなる優れた低燃費となっています。

マツダの新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」は、これまでの常識を覆す独自の低圧縮比を実現し、走行性能、燃費性能、環境性能を向上・改善に成功しました。

目指したのは、「走る感動」を感じることができるということ。2012年に登場後もその理想を実現するため、「SKYACTIV-D」は進化を続けています。

マツダのディーゼルエンジンのメリット

マツダのディーゼルエンジンの大きなメリットは3つです。

1.日本の自動車メーカーでは、トヨタも三菱もSUVやミニバンのみであり、ディーゼルエンジン搭載モデルの小型車を売っているのはマツダだけです。

2.メルセデスやトヨタのディーゼル車では、アドブルー(尿素水)の補充は軽油以外の維持費で必要なようですが、マツダのディーゼル車は不要であり「SKYACTIV-D」は、圧縮比を限界にまで下げることにより燃焼室でのNOx PDの発生を抑え、そのままでも、環境基準をクリアーしています。

世界唯一の排ガス触媒を必要としない「CDV(CDV:Clean Diesel Vehicle)」です。

3.ディーゼルエンジンは軽油を燃料とするので、燃費もよく燃料コストも抑えられます。エンジンが発生するトルクの出かたが違います。

一般走行でトルクに余裕が出るのは、ディーゼルエンジンです。

SKYACTIV-DでNOx(窒素酸化物)の割合が激減

低圧縮比のディーゼルエンジンでは、乗り心地のうえでの振動の軽減そして静粛性を兼ね備えており、NOxの低減により尿素SCR等が不要で、環境に優しいクリーンディーゼルの代表として世界にも誇れるエンジンです。

今までのディーゼルエンジンが抱えている問題点、騒音と振動の問題を解決し、低い圧縮比とそれにともなう大幅な軽量化でこれまでにない快適で静かな走りを実現させた「SKYACTIV-D」です。

マツダのSKYACTIV-Dは、燃料をきれいに燃やすことで有害物質が発生しにくくなり高額なNOx後処理装置を必要としません。量産型ディーゼルエンジンとしては革命的なクリーンディーゼルエンジンとなっています。

マツダのディーゼルエンジンのデメリット

そんなマツダのディーゼルエンジンですがデメリットもあります。

あまり知られていないものの、クリーンディーゼルにおいて、「チョイ乗り」といった短時間移動を繰り返すと調子が悪くなるという話があります。

また、パイプ内に煤(すす)が溜まってしまい、頻回にエンストなどの症状が出てきます。

リコールの理由は?

あまり知られていないものの、クリーンディーゼルにおいて、「チョイ乗り」短時間移動を繰り返すと調子が悪くなるという、そんな話があります。

低車速で加減速する走行を繰り返すと、燃焼時に(すす)の量が増えインジェクタ噴孔部に堆積し、燃料の噴霧状態が悪化し、排気側バルブガイドに堆積することがあります。

つまり目詰まりの原因になります。日常的な単距離運転を繰り返すことにより、エンジン内部の排気系パイプ内に煤が溜まってしまうことです。

リコールの対処としては、制御プログラムの変更と排気系統に溜まった煤をエンジンを回して燃やし外へ排出するという内容でした。

パイプ内に煤が溜まってしまうと頻回にエンストなどの症状が出てきます。

維持管理のポイント

現在のディーゼルエンジンには排気ガス浄化性能を高めた「クリーンディーゼルエンジン」が主に主流となっております。

エンジンオイルに求められる性能も昔とは変化しています。また、クリーンディーゼルエンジンはほぼ全てがターボチャージャー付きの過給エンジンとなっています。これは、エンジンの出力ピークが低いディーゼルエンジンの持つ特性を改善する為のものです。

ターボチャージャーは、内部の回転部分のベアリングがあり、ベアリング焼付き防止のためにエンジンオイルを潤滑および冷却に使用しています。

そのためクリーンディーゼル(ディーゼルターボエンジン)は、エンジンオイルの劣化が早く、オイル交換は短い距離数で交換しなければなりません。ディーゼルエンジンのエンジンオイル交換は、ガソリンエンジン以上に重要で、それには排気ガス中の有害物質が影響しています。

ディーゼルエンジンは自己着火機関という点火方式で、ガソリンエンジンとは構造が違います。例えば潤滑性能の低下によるピストンの焼き付きや、冷却性能低下によるオーバーヒート、密閉性能低下による圧縮抜けなど、エンジンオイルの劣化状態は、さまざまな箇所に悪影響を及ぼします。定期的な交換が必要となります。
ディーゼルエンジンは、汚れの蓄積がガソリンエンジンよりも多くなるので、エンジンオイルの点検はこまめに行いましょう。

また、ディーゼルエンジンのオイルにはスラッジの生成を減らす添加剤も含まれているので、ディーゼルエンジン用のオイルを交換しなければなりません。

ディーゼルのオイル交換はガソリン以上の重要性があり、排気ガスの有害物質が影響しています。ディーゼルエンジンは、使用条件では燃え残りの煤(すす)が残ります。

連続的な短時間走行だと燃焼させる時間が確保できないため、トルクをかけ最低でも15分ほど走らせることが必要です。

マツダのディーゼル現行車種一覧

マツダのクリーンディーゼル車の、お勧め人気車種を5車種ご紹介します。

デミオ

【No.1】デミオ
ライトクラスの中で唯一のクリーンディーゼルエンジン搭載車になります。非常に燃費が良い為、軽油とガソリンの価格差を考えると、同クラスのハイブリット車に負けないランニングコストになります。ディーゼル車特有のトルクフルな走りが好みの方にはとても魅力的です。全高は先代よりも25mm高くなっています。AT車の最大トルク250Nmは、「2.5Lガソリン並のトルクに匹敵する」という言葉を証明しています。

【ディーゼル車のスペック性能】
乗車定員 5名 駆動方式 2WD(FF)/4WD
トランスミッション 6EC-AT/6MT
1.5Lのディーゼル

全長4,060mm
全幅1,695mm
全高1,525mm〜1,550mm

最大出力:105ps/4,000rpm
最大トルク:
250Nm/1,500-2,500rpm(6EC-AT)
220Nm/1,400-3,200rpm(6MT)
燃費(JC08モード燃費):
22.8km/L〜26.4km/L(6EC-AT)
30.0km/L(6MT)

※上記のスペックは特別仕様車は除いています。

CX-3

【No.2】CX-3
マツダのCX-3は、クリーンディーゼルエンジンを搭載したコンパクトSUVで、デミオをベースに作られています。SUVのスタイルが好きで、街乗りが中心の方におすすめです。サイズは、全高を抑えたことで機械式立体駐車場にも入庫できます。

エンジンは1.5Lクリーンディーゼルのみですが、力強いトルクフルな走りが十分味わえることでしょう。

【ディーゼル車のスペック性能】
乗車定員 5名 駆動方式 2WD(FF)/4WD
トランスミッション 6EC-AT/6MT
1.5Lのディーゼル

全長4,275mm
全幅1,765mm
全高1,550mm

最大出力:116ps/4,000rpm
最大トルク:
270Nm/1,600-2,600rpm(6EC-AT)
220Nm/1,400-3,200rpm(6MT)
燃費(WLTCモード燃費):
19.0km/L〜20.0km/L(6EC-AT)
21.2km/L〜23.2km/L(6MT)

※上記のスペックは特別仕様車は除いています。

MAZDA3(アクセラ)

【No.3】MAZDA3(アクセラ)
ボディタイプは、セダンとファストバック(5ドアハッチバック)の2タイプありますが、エンジンはどちらも1.8Lです。セダンに関しては、室内が大きく、ゆったりと使えます。

【ディーゼル車のスペック性能】
乗車定員 5名 駆動方式 2WD(FF)/4WD
トランスミッション 6EC-AT
1.8Lのディーゼル

最大出力:116ps/4,000rpm
最大トルク:270Nm/1,600-2,600rpm

<セダン>
全長4,660mm
全幅1,795mm
全高1,445mm
燃費(WLTCモード燃費):19.0km/L〜20.0km/L

<ファストバック>
全長4,460mm
全幅1,795mm
全高1,440mm
燃費(WLTCモード燃費):18.8km/L〜19.8km/L

※上記のスペックは特別仕様車は除いています。

CX-5

【No.4】CX-5
マツダCX-5は、大型SUVよりもサイズが小さめで、都市型SUVとして人気が高いです。乗り心地や静粛性が同じSUVの中でもハイレベルと言えます。ガソリンモデルとクリーンディーゼルモデルがありますが、アウトドアで楽しみたいならトルクが太いクリーンディーゼルがおすすめです。

【ディーゼル車のスペック性能】
乗車定員 5名 駆動方式 2WD(FF)/4WD
トランスミッション 6EC-AT/6MT
2.2Lのディーゼル

全長4,545mm
全幅1,840mm
全高1,690mm

最大出力:190ps/4,500rpm
最大トルク:450Nm/2,000rpm
燃費(WLTCモード燃費):
17.4km/L〜19.4km/L(2WD)
16.6km/L〜18.6km/L(4WD)

※上記のスペックは特別仕様車は除いています。

CX-8

【No.5】CX-8
マツダCX-8は、「3列シート」と「7人乗り」という広めのSUVです。クリーンディーゼルとガソリンの2種類のエンジンがあります。CX-8の特徴として、4WDの方が乗り味が良いという評価もあります。一般的にはFFより4WDの方が乗り心地や静粛性も低評価になってくるはずですが、CX-8に限っては逆の評価となっています。7人乗りでアウトドアを楽しみたい方や、あまり頻繁には乗らないけれど乗り心地や音を重視している方には4WDがおすすめです。

【ディーゼル車のスペック性能】
乗車定員 6名/7名 駆動方式 2WD(FF)/4WD
トランスミッション 6EC-AT
2.2Lのディーゼル

全長4,900mm
全幅1,840mm
全高1,730mm

最大出力:190ps/4,500rpm
最大トルク:450Nm/2,000rpm
燃費(WLTCモード燃費):
15.8km/L(2WD)
15.4km/L(4WD)

※上記のスペックは特別仕様車は除いています。

まとめ

マツダのクリーンディーゼルSKYACTIV-Dは、様々な技術革新により燃焼そのものをクリーンにすることで、この高価なNOx後処理装置を使用せずに、規制に適合する優れた排出ガス性能を実現しました。

それと同時に低圧縮比による効率燃焼により、本来ディーゼルエンジンがもつ燃費性能も取り戻し、従来に比べて20%の燃費改善を達成しています。

仕事先への移動はもちろん、週末の長距離でのお出かけや山や海、ユーザーの趣味にお供する最高のパートナーになることでしょう。

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