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BMWの電気自動車 i3を徹底解説┃スペックや他社との比較

BMWの電気自動車 i3を徹底解説┃スペックや他社との比較

いつも一歩先の技術を追求するメーカーBMWが造る電気自動車 i3の最先端を見ていきましょう。未来の車の形が見えてくるかも知れません。

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名前は似ているが、生まれも育ちも違う車i3と3・X3

BMWは車格をナンバーで表すことが多いのですが、i3と3・X3とでは全く違う車になります。iシリーズは電気自動車を意味し、その他のモデルとは一線を引くモデルです。

しかし、3シリーズは種類が多いので、一概に3という数字だけでBMWは分けられないのです。単なる3シリーズはセダンとツーリング・グランツーリスモがあります。

これ以外にも3という数字が付くものにはX・iがあります。XはいわゆるSUVに相当するモデルでありますが、このX3に限っていうなら車格は通常の3シリーズより、一回り程大きくなります。iシリーズはこれから解説していくBMWのEV車です。

先進技術の今を実感できるBMW i3という車

2019年現在国内で買えるBMWのiシリーズといえば、i3とi8のクーペとロードスターの3種類があります。

i3のサイズは全長4010mm×全高1775mm×全幅1550mmで、国産のEV車である日産リーフより一回り小さいサイズです。この大きさなら国内の機械式パーキングにも対応したサイズといえます。

i3のラインナップは2種類。スタンダードモデルのEVと、BMWのスクーターでも採用されている、647CC 2気筒エンジンを発電源とする、レンジエクステンダー装着モデルの2つです。

EVの後続距離は1回の充電で130-160km(走行モードをECO PROモードにすれば約200kmまでも可能)。レンジエクステンダーモデルに至っては、航続距離が最大300kmまで延長できると言われています。

i3は電気自動車の最終形態?

i8はBMW i8クーペとその発生モデルである、BMW i8ロードスターの二つのモデルで発売されています。クーペは、4人乗りロードスターは2シーター・オープンモデルの設定です。ロードスターのソフトトップの開閉は時速50Km以下なら走行中でも開閉可能で要する時間は15秒と発表されています。

i3のライバルは?競合他社の状況

国内でのライバルといえばやはり、日産リーフか三菱 i-MiEVとなりますが三菱 i-MiEVは少し車格の問題でライバルというには物足りないので、日産リーフと比較して見ましょう。

日産リーフのサイズ全長4445mm×全高1550mm×全幅1770mmとi3より一回り大きく少し背は低い印象でしょうか。スペックは満充電で最適な状態を維持して、最長で570Kmと公表されていますのでi3よりは約170Kmほど長い事になります。

ついでライバルとなると、フォルクスワーゲンe-upになるのではないでしょうか。フォルクスワーゲンe-upのサイズは全長3625mm 全高1520mm 全幅1650mmです。最長航続距離は公式発表で185kmとなっています。

これ以外にもEV車はまだまだ多く存在し、これからも増え続けるでしょう。国内でのEV車の占める割合は2018年現在で保有台数は10万台突破を目前に控える程になりましたが、割合ですとまだ0.2%に留まっております。

これは、まだまだ国内での需要がガソリン併用のハイブリッド車が人気ということの現れです。

ハイブリッド車のメリットとデメリット

現在国内ではトヨタのプリウスの爆発的人気で、ハイブリッド車が車の保有台数の約19%に達しています保有台数にして751万2846台(2017年末時点)となっています。ですが、やはりハイブリッド車にもメリットとデメリットが存在します。

・メリット
ガソリンの消費量を抑える事が一番のメリットではないでしょうか。最近よくハイブリッド車にお乗りの方から、いつガソリンを入れたか忘れたといった会話をすることがあります。確かに週末や深夜にのみ利用する方ならこの会話もうなずけるほど、ガソリンの燃費は良いのです。


・デメリット
一番のデメリットは、販売価格が高いという事です。勿論これは、永く乗り続ければ減価償却されるものですが、初期投資額が高いという事はデメリットになるでしょう。例を挙げるなら、トヨタのアルファードはガソリン車もハイブリッド車も販売しておりますが、同じグレードならその差額は100万円を超えてしまいます。

i3のインプレッションとスペックについて

i3の生産にも環境への配慮を最大限にということで、工場全体も再生可能エネルギー100%の水力・風力発電で稼働させているのです。これぞまさにBMW i3の本質を示す姿勢なのです。

まだi3には長距離ドライブや、頻繁な運用にはあまり向いていないかもしれません。向いていないというよりも、そのような目的での運用を想定していないのです。

i3の可能航続距離は130Km~160Km、エンジン搭載モデルでも最大で300Kmです。そして、バッテリーを使い切ってしまえば、充電しなければ走る事は出来ません。そこが一番の弱点ですが、その弱点は環境という事に配慮するなら一番大きな魅力なのです。

i3の一番のメリットはCO2の排出0という事です。これほど環境に良い移動手段は歩くこと以外にはなさそうです。今後地球規模で、今以上に高まる環境問題に出されたBMWの大きな答えがi3には充満されているのです。

i3の中古車情報

実はi3は中古がかなりお買い得な車です。やはり、用途の限られる車というものは、売りに出したときあまり金額が付かないことが多いのです。

i3という車もこの部類に属する車なのです。航続距離の問題や、充電環境の不備などとも相まって、かなりお買い得な金額のi3が市場に出る事が多いからです。購入後の声としてはやはりメインカーとしては使いづらいがセカンドカーとしては、評判の良い車である事は付け加えておきます。

まとめ

BMW i3以外にも、今後より先進的な車が開発されていくことが予想され、各メーカーから次々と登場予定となっています。

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