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大人かわいいだけじゃないブーンの魅力|スペック燃費、評価まで

大人かわいいだけじゃないブーンの魅力|スペック燃費、評価まで

大人かわいいスタイルが魅力!と話題のブーンは、そのかわいい見た目で特に幅広い年齢の女性を魅了しています。しかし、ブーンの魅力は見た目だけではありません。そんなダイハツのブーンを余すことなく紹介しましょう。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


ダイハツのコンパクトカー ブーンの概要

2016年4月に現行の3代目モデルが発売されたブーンですが、企画からダイハツで手掛けたのは今回が初めて。

ダイハツオリジナルのグレード「スタイル」が新たに設けられ、従来から設定されていた「ブーン」「ブーンシルク」に加え、第3のデザインである「ブーンスタイル」が設定されたことで、ユーザーの選択する幅も広がりました。

2018年にはマイナーチェンジが行われ、安全機能「スマアシⅢ」が搭載されるなど一新しました。

そのようなブーンの歴史、スペック、燃費などをご紹介します。

ダイハツ ブーンの歴史

初代ダイハツブーン

車名の「ブーン」は、「愉快・おもしろい」の意味を持つ英語に由来します。その名のとおり、愛らしい丸みを帯びたエクステリアだけでなく、ハンドルを握ると快適な走りを楽しめる車として、身近なスモールカーに相応しいネーミングとなっています。

ダイハツ「ブーン」が登場したのは2004年。

「マイ・パートナー・コンパクト」をコンセプトに開発され、親しみやすいエクステリアデザイン、5ナンバーサイズでありながら、取り回ししやすいコンパクトなボディ、1000㏄クラスの中ではトップレベルの室内空間を持つ、5ドアハッチバックとして誕生しました。

ブーンはトヨタ自動車のパッソと姉妹車で、共同開発車両として誕生。ダイハツの得意とするスモールカー開発・製造の技術力、トヨタの企画力を持ち合わせ、両社初となるプロジェクトのもと生まれたモデルです。

2代目ダイハツブーン

2010年発売の2代目モデルでは、タマゴをイメージしたアッパーボディを傾斜にして載せたステアリングとし、シンプルで上質感のあるデザインとなり、自宅のリビングをイメージさせるくつろぎのある生活感あふれる室内空間となっています。

現行ブーン

2016年4月にフルモデルチェンジを受けた3代目モデルでは、全長や全幅は据え置かれたものの、ホイールベースを50㎜拡大するとともに、ダイハツ独自の軽エコロジー技術「e:Sテクノロジー」や高効率パッケージデザインを採用しています。

さらに、ガソリンエンジンはクラストップレベルの低燃費性能を実現するなど、スモールカーとして基本性能の向上を図りました。

ダイハツ ブーンのスペック

今回は、2018年10月にマイナーチェンジした、シルクGパッケージをカタログ・スペックから紹介します。

2018年10月発売のシルクGパッケージのスペック

ボディタイプ

5ドア ハッチバック
乗員定員
5名
型式

ボディサイズ全長×全幅×全高:3680×1665×1525㎜
ホイールベース
2490㎜
トレッド前/後
1465/1445㎜
車両重量
960㎏

【エンジン・燃料系】

エンジン型式

1KR-FE
最高出力69ps(51kW)/6000rpm
最大トルク9.4kg・m(92N・m)/4400rpm
種類水冷直列3気筒DOHC12バルブ
総排気量996cc

ダイハツ BOONの燃費

「e:Sテクノロジー」の採用により、2WD車JC08モード走行燃費では、ガソリンエンジン登録車トップクラスの低燃費28.0㎞/Lを実現させたというブーンですが、実際に街乗りしている人の評価はどうでしょうか。「e燃費」より実燃費を見てみましょう。

2019年4月から6月にかけて集計された結果によると、13.02㎞/Lから21.72㎞/Lと幅はありますが、平均実燃費は19.62㎞/Lという結果になっています。

燃費のいいと言われる車が多くある中、スタイリッシュな面だけでなく実用性も示せた良い結果と言えるのではないでしょうか。

ダイハツ ブーンは軽自動車ではない?

ブーンが素晴らしいのは室内の広さで、前席、後席とも軽自動車とは違う広さがあります。

全高1525㎜という立体駐車場に入る車高で実用性に優れた一面を見せる一方、全長3680㎜に対してホイールベースは2490㎜に設計されていることから、コンパクトカーというよりは軽自動車に近い造りになっているのもおもしろい所です。

ここで、軽自動車とコンパクトカーの違いを少しご紹介しましょう。

軽自動車検査協会によると、日本での軽自動車の規格は長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下、かつ排気量660ccの三輪及び四輪自動車となっています。

対して、コンパクトカーは明確な定義は存在しません。中型車や大型車を除いた車のうち軽自動車を除いた車ということで、曖昧な位置づけとなっています。

軽自動車の良い所と、軽自動車ではなし得ない、空間とエンジン性能を突き詰めた結果、コンパクトカーという定義の車両が存在するのです。ブーンは、そのようなコンパクトカーと軽自動車の良いとこ取りをした車となっています。

ダイハツBOONとトヨタPASSOの違いはあるの?

現行トヨタパッソ

トヨタのパッソはダイハツブーンのOEM車です。双子のように顔つきが同じこの2台ですが、見分けるにはどうしたら良いのか比較してみると違いのひとつは「エンブレム」です。

当然のことながら、ダイハツから発売されたブーンではダイハツのエンブレムがフロントグリルとリアに装備され、パッソにはトヨタのエンブレムが採用されています。

2台を並べると、エンブレムが異なるだけで、車全体の雰囲気が変わるように感じるのもおもしろい所です。

その他の違いを見つけるのには難易度が上がりますが、似通ったホイールのデザインの中心にあるセンターオーナメントのデザインが、フロントマスクと同じようにダイハツエンブレムと、トヨタエンブレムが採用されています。

2台のモデルはアルミホイールもデザインが一緒で、唯一オーナメント部分が異なる部分なので、パッと見ただけでは区別がつかないほどです。

ダイハツ ブーンのCM

2019年4月からオンエアされているブーンのCMでは「アンブレラ・マジック」という手法が採用されているのをご存知でしょうか?

きっと、気づいてない方もいらっしゃると思うのですが、しっかりと見てみると、傘で隠したブーンの車体の色が瞬時に変わるという楽しい設定になっています。

また、優れた車両なのですが、その性能を全く紹介することなく、篠原涼子さんらが傘を持って踊っているだけになっているのも、「ブーン」という車名のとおり、楽しさを表現することを前面に押し出したCMとなっているものになっています。

BGMに起用されている「ダンス天国」という曲はクリス・ケナーの曲で、日本ではウォーカー・ブラザーズによるカバーによりヒットしました。

まとめ

軽自動車ユーザーをターゲットに、開発されたブーンは、全幅の狭い軽自動では物足りない直進安定性と乗り心地も特徴のひとつです。先代とは違い企画、デザイン、開発、生産までダイハツが一貫して担当するブーンは、カッコかわいいフォルムだけではなく、実用性と運転のしやすさから、女性や初心者ドライバーの方にもオススメです。

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