■ガソリン車・ターボ車・ハイブリッド車をラインアップ
ハリアーでは、ガソリン車(NAエンジン)、ターボ車、ハイブリッド車をラインアップしていることからも分かる通り、バリエーションが豊富です。
ガソリン車のエンジンは型式3ZR-FAE、2.0Lの直列4気筒DOHCエンジンになります。最高出力111kW(151PS)/6,100rpmに最大トルク193N・m(19.7kgf)/3,800rpmのスペックです。
ターボ車のエンジンは型式8AR-FTS、2.0Lの直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジンになります。最高出力170kW(231PS)/5,200~5,600rpmに最大トルク350N・m(35.7kgf)/1,650rpm~4,000rpmのスペックです。使用燃料は無鉛プレミアムガソリンとなっています。
ハイブリッド車のエンジンは型式2AR-FXE、2.5Lの直列4気筒DOHCエンジンです。最高出力112kW(152PS)/5,700rpmに最大トルク206N・m(21.0kgf)/4,400~4,800rpmのスペックを備えています。
■フロントサスがストラット式でリアがダブルウィッシュボーン
足回りについて触れておくと、フロントサスにはストラット式が、そしてリアにはダブルウィッシュボーン式が採用されています。ダブルウィッシュボーンもマルチリンクと同様に高級車やスポーツカーに採用実績の多いサスペンション形式です。それだけお金のかかっているサスペンションということがわかります。
オススメSUV5台目:アルファロメオ ステルヴィオ
アルファロメオ ステルヴィオ
■SUVタイプのイタリア車
おすすめSUV5台目はアルファロメオ ステルヴィオです。イタリアの自動車メーカーであるアルファロメオが初めて生み出した4WDのSUVになります。
ステルヴィオの魅力は、とにかくかっこいいことです。どっしりとしたイメージではなく、滑らかでスポーティーなエクステリアや、フロントフェイスにはアルファロメオ定番のトライローブのマークによるブランドバリュー、トライローブ左右にあるバンパーのメッシュ部のデザインは好みの分かれる可能性が考えられるとしても、スポーツ・高級感を備えたSUVとなっています。
■価格帯は高い
グレードは5種類用意されているステルヴィオ、その価格帯は高く設定されています。最安値は6,170,000円、最高値はクアドリフォリオの11,670,000円です。今回紹介しているSUVの中で最も価格の高い車種となっています。
■バリエーション豊富なエンジン
ステルヴィオには合計3種類のエンジンが用意されています。
1つはディーゼル車に搭載される直列4気筒インタークーラー付ターボエンジンです。最高出力154 kW(210PS)/3,500rpmに最大トルク470N・m(47.9kgf)/1,750rpmとなっています。WLTCモードで16.0km/Lの燃費を記録しています。
2つ目は直列4気筒 マルチエア 16バルブ インタークーラー付ツインスクロールターボエンジンです。最高出力206kW(280PS)/5,250rpmに最大トルク400N・m(40.8kgf)/2,250rpmとなっています。燃料は無鉛プレミアムガソリン、燃費性能はJC08モードで11.8km/Lです。
3つ目はクアドリフォリオにのみ搭載されるV型6気筒 DOHC 24バルブインタークーラー付ツインターボです。最高出力375kW(510PS/6,500rpmに最大トルク600N・m(61.2kgf)/2,500rpmのスペックとなっています。燃料は無鉛プレミアムガソリンを採用、燃費についてはメーカーの記載がなかったため割愛です。
ご覧いただいたように、ステルヴィオのエンジン出力・トルクは高く、特にクアドリフォリオのそれはずば抜けています。ただし、エンジンがエンジンですから、燃費はそれほど期待できないでしょう。
■フロントサスはダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンク
フロントサスはダブルウィッシュボーン、リアサスはマルチリンクです。四輪とも独立懸架式で、なおかつ今回紹介したSUVの中で唯一の、フロントサスがダブルウィッシュボーンの車になります。お金のかかっているサスペンションということがわかるでしょう。
まとめ
今回はおすすめのSUV5車種を、選ぶにあたってチェックしたポイントと合わせて紹介しました。
国産車のSUVであれば500万円くらいあれば、ほぼどの車種でも上位グレードを購入できると考えても良いでしょう。輸入車、特にヨーロッパ車のSUVに関しては、アルファロメオのような価格帯が多いので、欲しい方はそれなりにお金を用意されると良いです。
車選びの最中の方は、このように車を比較してみて選ぶことを楽しんでみてはいかがでしょうか。