【スライドドア採用車】エンジンスペック・燃費を比較する
■エンジンスペック
各車種に搭載されたエンジン及びエンジンスペックは次の通りです。
シエンタ(1.5L 直列4気筒エンジン)
1NZ-FXE(ハイブリッド車搭載エンジン) :54kW(74PS)/4,800rpm、111N・m(11.3kgf)/3,600~4,400rpm
2NR-FKE:80kW(109PS)/6,000rpm、136N・m(13.9kgf)/4,400rpm
1NZ-FE :76kW(103PS)/6,000rpm、132N・m(13.5kgf)/4,400rpm
ルーミー(1.0L 直列3気筒DOHCエンジン)
1KR-FE (NAエンジン):51kW(69PS)/6,000rpm、92N・m(9.4kgf)/4,400rpm
1KR-VET (インタークーラー付ターボエンジン):72kW(98PS)/6,000rpm、140N・m(14.3kgf)/2,400〜4,000rpm
セレナ(2.0L直列4気筒エンジン)
MR20DD(スマートシンプルハイブリッド車向けエンジン):最高出力110kW(150PS)/6,000rpm、最大トルク200N・m(20.4kgf・m)/4,400rpm
ヴォクシー(2.0Lまたは1.8L直列4気筒エンジン)
3ZR-FAE(2.0L直列4気筒ガソリンエンジン、ガソリン車に搭載):
最高出力112kW(152PS)/6,100rpm、最大トルク193N・m(19.7kgf)/3,800rpm
2ZR-FXE(1.8L直列4気筒ガソリンエンジン、ハイブリッドモデルに搭載):
最高出力73kW(99PS)/5,200rpm、最大トルク142N・m(14.5kgf)/4,000rpm
フリード(1.5L直列4気筒エンジン)
LED(ハイブリッド車に搭載):最高出力81kW(110PS)/6,000rpm、最大トルク134N・m(13.7kgf)/5,000rpm
L15B(ガソリン車に搭載):95kW[129PS]/6,600rpm、最大トルク153N・m(15.6kgf)/4,600rpm
エンジン排気量で出力とトルクはほとんど決まっている感じです。中でもヴォクシーの出力と最大トルクの高さは5台の中でも特に高いことがわかります。
■燃費性能をチェックする
燃費性能をまとめると次の通りです。
・シエンタ:15.4~28.8km/L(JC08モード)
・ルーミー:21.8~24.6km/L(JC08モード)
・セレナ;15~26.2km/L(JC08モード)
・ヴォクシー;14.8~23.8kg/L(JC08モード)
・フリード:15.6~20.8km/L(WLTCモード)
ガソリン車モデルのみとなっている車種でもカタログ値でリッターあたり28kmを超えるグレードを用意していることもあれば、セレナのe-POWERやヴォクシーのハイブリッドモデルのように燃費性能を意識したモデルもあることがわかります。
【スライドドア採用車】スライドドアの機能・スライドドアの数を比較
■スライドドア機能
シエンタ
トヨタ シエンタ
シエンタのスライドドアは次のような機能を備えています。
・デュアルスライドドア(イージークローザー付、標準装備)
・ワンタッチスイッチ付パワースライド デュアルドア(挟み込み防止機能付。両側または助手席側)
・スマートエントリー(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付 /スマートキー2個)&プッシュスタートシステム(一部グレードに標準装備)
・パワースライドドア予約ロック機能(キーロック操作は標準装備、一部グレードではスマートロック操作は助手席側のみ)。
パワースライドドアがしまっている最中に施錠操作をしておくことでドアが完全に閉まった際に自動的にロックするパワースライドドア予約ロック機能というものが便利です。パワースライドドアは閉じるまでにそこそこ時間がかかりますから、時間の効率化並びにセキュリティ対策にうってつけとなります。
その他、後部座席ドアを開閉して荷物を置いた際に機能するリヤシートリマインダーというものもあります。車両を停車させた際に、マルチインフォメーションディスプレイへリマインダーが表示されるので、忘れずに荷物を回収することが可能です。
ルーミー
トヨタ ルーミー
ルーミーに採用されているスライドドアのスペックは次の通り。
・ワンタッチオープン/予約ロック/挟み込み防止機能付
・キーフリーシステム 〈イモビライザー[国土交通省認可品]機能
・リクエストスイッチ(運転席/助手席/バックドア)/アンサーバック機能付
・電子カードキー2本
*X系グレードの運転席側スライドドアはパワースライドタイプではありません。
予約ロック機能が用意されているので、急いでいる時でも確実にドアをロックできる点は便利です。ワンタッチオープンで荷物を持ったままドアを開閉することができるのも、買い物時などには大いに役立つことでしょう。
ルーミーをさらに深掘りするならこちら
セレナ
日産 セレナ
セレナのスライドドアは次のスペックとなっています。
・両側スライドドアオートクロージャー(全グレード標準装備)
・挟み込み防止機構付助手席側ワンタッチオートスライドドア(一部グレードにメーカーオプション)
・挟み込み防止機構付両側ワンタッチオートスライドドア(一部グレードに標準装備)
・挟み込み防止機構付助手席側ハンズフリーオートスライドドア(一部グレードにメーカーオプション)
・挟み込み防止機構付両側ハンズフリーオートスライドドア(一部グレードに標準装備)
・サードシート用助手席側オートスライドドアスイッチ(標準装備またはメーカーオプション)
・全ドア連動ロック機能(標準装備またはメーカーオプション)
・ドアストップ機能(標準装備またはメーカーオプション)
中でも注目の機能が、挟み込み防止機構付ハンズフリーオートスライドドアです。ハンズフリーで開閉するオートスライドドアである点は他の車と同じですが、スライドドア下部とサイドのそれぞれに内蔵されたセンサーを用いて、車内に乗り込む人のすねと足先の動きで判断します。
インテリジェントキーをポケットや鞄に持っていれば、両手に荷物を持ったままでドアの開閉ができるというわけです。
【日産 セレナ & トヨタ ヴォクシー 比較試乗】使い勝手のよさ vs フルハイブリッド、総合力で選ぶなら…? | レスポンス(Response.jp)
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ヴォクシー
トヨタ ヴォクシー
ヴォクシーのスライドドアは次のようになっています。
・ドアキー連動パワードアロック(バックドア連動)
・ワンタッチスイッチ付パワースライドドア (デュアルイージークローザー+挟み込み防止機能付、デュアルタイプはメーカーオプション)
・パワースライドドア予約ロック機能(キーロック操作は標準装備、スマートロック操作は標準装備またはメーカーオプション)
パワースライドドアの予約ロック機能、キーを持っているだけでドアの施錠・解錠可能なスマートエントリーシステム、今日のスライドドア車で一般的な機能を抜け目なく揃えている印象です。
フリード
ホンダ フリード
フリードのスライドドアのスペックは以下の通りです。
・スライドドア・イージークローザー(リア両側、標準装備)
・ハンズフリースライドドア(ディーラーオプション)
・両側パワースライドドア(イージーオープンドア ハンドル/タッチセンサー/挟み込み防止機構付。B ホンダセンシングを除く全てのグレードに標準装備)
運転席・助手席側の両方に、足先をかざすとドアが開閉されるハンズフリースライドドアが用意されていて、両手に荷物を持っていてもドアを開ける・閉じることができるのは大きなメリットでしょう。
■スライドドアの数
スライドドアの数をまとめておくと、次の通りです。
・シエンタ:2つ
・ルーミー:2つ
・セレナ:2つ
・ヴォクシー:2つ
・フリード:2つ
どの車種もスライドドアの数は2つで、運転席と助手席もそれぞれ設けられています。モデルによっては運転席側と助手席側で機能が異なる場合もあるので、その点は事前に押さえておきたいところです。
まとめ
同じスライドドアの車でも、ボディサイズや乗車定員、客室寸法・車両重量、さらにはエンジンスペックやスライドドアの機能そのものに違いがあることがよくわかります。
特にスライドドアの機能に関しては、ハンズフリーで開閉できるタイプを希望されるかどうかを、まず検討されると良いでしょう。
環境や家族構成などによって求める性能や機能は異なりますので、スライドドア付き車両を検討している方は何に重きを置くのかをしっかり考えた上で購入されることをお勧めします。