トップへ戻る

【徹底比較】スライドドアのあるクルマは?購入時のポイントも

【徹底比較】スライドドアのあるクルマは?購入時のポイントも

今回はスライドドアのある普通自動車・小型自動車の比較を行います。スライドドアの車両と一言でも言っても、スペックや搭載機能に違いが明確にあるなど、購入の際に押さえるべきポイントも数多いです。現行のスライドドア搭載国産車ラインアップもご紹介!

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


【スライドドア採用車】エンジンスペック・燃費を比較する

エンジンスペック

各車種に搭載されたエンジン及びエンジンスペックは次の通りです。

シエンタ(1.5L 直列4気筒エンジン)
1NZ-FXE(ハイブリッド車搭載エンジン) :54kW(74PS)/4,800rpm、111N・m(11.3kgf)/3,600~4,400rpm

2NR-FKE:80kW(109PS)/6,000rpm、136N・m(13.9kgf)/4,400rpm

1NZ-FE :76kW(103PS)/6,000rpm、132N・m(13.5kgf)/4,400rpm

ルーミー(1.0L 直列3気筒DOHCエンジン)

1KR-FE (NAエンジン):51kW(69PS)/6,000rpm、92N・m(9.4kgf)/4,400rpm

1KR-VET (インタークーラー付ターボエンジン):72kW(98PS)/6,000rpm、140N・m(14.3kgf)/2,400〜4,000rpm

セレナ(2.0L直列4気筒エンジン)

MR20DD(スマートシンプルハイブリッド車向けエンジン):最高出力110kW(150PS)/6,000rpm、最大トルク200N・m(20.4kgf・m)/4,400rpm

ヴォクシー(2.0Lまたは1.8L直列4気筒エンジン)

3ZR-FAE(2.0L直列4気筒ガソリンエンジン、ガソリン車に搭載):
最高出力112kW(152PS)/6,100rpm、最大トルク193N・m(19.7kgf)/3,800rpm

2ZR-FXE(1.8L直列4気筒ガソリンエンジン、ハイブリッドモデルに搭載):
最高出力73kW(99PS)/5,200rpm、最大トルク142N・m(14.5kgf)/4,000rpm

フリード(1.5L直列4気筒エンジン)

LED(ハイブリッド車に搭載):最高出力81kW(110PS)/6,000rpm、最大トルク134N・m(13.7kgf)/5,000rpm

L15B(ガソリン車に搭載):95kW[129PS]/6,600rpm、最大トルク153N・m(15.6kgf)/4,600rpm

エンジン排気量で出力とトルクはほとんど決まっている感じです。中でもヴォクシーの出力と最大トルクの高さは5台の中でも特に高いことがわかります。

燃費性能をチェックする

燃費性能をまとめると次の通りです。

・シエンタ:15.4~28.8km/L(JC08モード)

・ルーミー:21.8~24.6km/L(JC08モード)

・セレナ;15~26.2km/L(JC08モード)

・ヴォクシー;14.8~23.8kg/L(JC08モード)

・フリード:15.6~20.8km/L(WLTCモード)

ガソリン車モデルのみとなっている車種でもカタログ値でリッターあたり28kmを超えるグレードを用意していることもあれば、セレナのe-POWERやヴォクシーのハイブリッドモデルのように燃費性能を意識したモデルもあることがわかります。

【スライドドア採用車】スライドドアの機能・スライドドアの数を比較

スライドドア機能

シエンタ

トヨタ シエンタ

シエンタのスライドドアは次のような機能を備えています。

・デュアルスライドドア(イージークローザー付、標準装備)

・ワンタッチスイッチ付パワースライド デュアルドア(挟み込み防止機能付。両側または助手席側)

・スマートエントリー(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付 /スマートキー2個)&プッシュスタートシステム(一部グレードに標準装備)

・パワースライドドア予約ロック機能(キーロック操作は標準装備、一部グレードではスマートロック操作は助手席側のみ)。

パワースライドドアがしまっている最中に施錠操作をしておくことでドアが完全に閉まった際に自動的にロックするパワースライドドア予約ロック機能というものが便利です。パワースライドドアは閉じるまでにそこそこ時間がかかりますから、時間の効率化並びにセキュリティ対策にうってつけとなります。

その他、後部座席ドアを開閉して荷物を置いた際に機能するリヤシートリマインダーというものもあります。車両を停車させた際に、マルチインフォメーションディスプレイへリマインダーが表示されるので、忘れずに荷物を回収することが可能です。

ルーミー

トヨタ ルーミー

ルーミーに採用されているスライドドアのスペックは次の通り。

・ワンタッチオープン/予約ロック/挟み込み防止機能付
・キーフリーシステム 〈イモビライザー[国土交通省認可品]機能
・リクエストスイッチ(運転席/助手席/バックドア)/アンサーバック機能付
・電子カードキー2本

*X系グレードの運転席側スライドドアはパワースライドタイプではありません。

予約ロック機能が用意されているので、急いでいる時でも確実にドアをロックできる点は便利です。ワンタッチオープンで荷物を持ったままドアを開閉することができるのも、買い物時などには大いに役立つことでしょう。

ルーミーをさらに深掘りするならこちら

セレナ

日産 セレナ

セレナのスライドドアは次のスペックとなっています。

・両側スライドドアオートクロージャー(全グレード標準装備)
・挟み込み防止機構付助手席側ワンタッチオートスライドドア(一部グレードにメーカーオプション)
・挟み込み防止機構付両側ワンタッチオートスライドドア(一部グレードに標準装備)
・挟み込み防止機構付助手席側ハンズフリーオートスライドドア(一部グレードにメーカーオプション)
・挟み込み防止機構付両側ハンズフリーオートスライドドア(一部グレードに標準装備)
・サードシート用助手席側オートスライドドアスイッチ(標準装備またはメーカーオプション)
・全ドア連動ロック機能(標準装備またはメーカーオプション)
・ドアストップ機能(標準装備またはメーカーオプション)

中でも注目の機能が、挟み込み防止機構付ハンズフリーオートスライドドアです。ハンズフリーで開閉するオートスライドドアである点は他の車と同じですが、スライドドア下部とサイドのそれぞれに内蔵されたセンサーを用いて、車内に乗り込む人のすねと足先の動きで判断します。

インテリジェントキーをポケットや鞄に持っていれば、両手に荷物を持ったままでドアの開閉ができるというわけです。

日産 セレナとトヨタ ヴォクシーの比較試乗記事

ヴォクシー

トヨタ ヴォクシー

ヴォクシーのスライドドアは次のようになっています。

・ドアキー連動パワードアロック(バックドア連動)
・ワンタッチスイッチ付パワースライドドア (デュアルイージークローザー+挟み込み防止機能付、デュアルタイプはメーカーオプション)
・パワースライドドア予約ロック機能(キーロック操作は標準装備、スマートロック操作は標準装備またはメーカーオプション)

パワースライドドアの予約ロック機能、キーを持っているだけでドアの施錠・解錠可能なスマートエントリーシステム、今日のスライドドア車で一般的な機能を抜け目なく揃えている印象です。

フリード

ホンダ フリード

フリードのスライドドアのスペックは以下の通りです。

・スライドドア・イージークローザー(リア両側、標準装備)

・ハンズフリースライドドア(ディーラーオプション)

・両側パワースライドドア(イージーオープンドア ハンドル/タッチセンサー/挟み込み防止機構付。B ホンダセンシングを除く全てのグレードに標準装備)

運転席・助手席側の両方に、足先をかざすとドアが開閉されるハンズフリースライドドアが用意されていて、両手に荷物を持っていてもドアを開ける・閉じることができるのは大きなメリットでしょう。

スライドドアの数

スライドドアの数をまとめておくと、次の通りです。

・シエンタ:2つ

・ルーミー:2つ

・セレナ:2つ

・ヴォクシー:2つ

・フリード:2つ

どの車種もスライドドアの数は2つで、運転席と助手席もそれぞれ設けられています。モデルによっては運転席側と助手席側で機能が異なる場合もあるので、その点は事前に押さえておきたいところです。

まとめ

同じスライドドアの車でも、ボディサイズや乗車定員、客室寸法・車両重量、さらにはエンジンスペックやスライドドアの機能そのものに違いがあることがよくわかります。

特にスライドドアの機能に関しては、ハンズフリーで開閉できるタイプを希望されるかどうかを、まず検討されると良いでしょう。

環境や家族構成などによって求める性能や機能は異なりますので、スライドドア付き車両を検討している方は何に重きを置くのかをしっかり考えた上で購入されることをお勧めします。

  • カービュー査定

関連する投稿


【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

最近では年々その数を減らしながらも、スポーティな走りや「車との一体感をより感じやすい」「運転感覚を楽しみやすい」として、一部のユーザーから熱烈な支持を受けるMT車(マニュアル車)。そんな根強い人気もあってか、各メーカーにはわずかながらにMT車(マニュアル車)のラインアップが残っています。この記事では、新車で購入可能な現行車種のMT車(マニュアル車)をメーカー別に紹介します。スポーツカーや、SUV、軽自動車など、意外とバラエティ豊富な車種が生き残っていますので、お気に入りの1台を見つけてみてください。


新型フェアレディZ NISMO初公開!2024モデルやカスタマイズドエディション追加も今すぐは買えない?

新型フェアレディZ NISMO初公開!2024モデルやカスタマイズドエディション追加も今すぐは買えない?

日産は、2023年8月1日、一部仕様を向上した新たな「フェアレディZ 2024年モデル」を発表しました。合わせてパフォーマンスを向上させた「フェアレディZ NISMO」を新たに追加しました。さらに、「東京オートサロン2023」に出展された「フェアレディZ Customized Edition」を再現できる日産純正アクセサリーパッケージも同年10月下旬に発売するようです。


ホンダ新型SUV「エレベイト」が世界に先駆けインドで発表!日本への導入は?

ホンダ新型SUV「エレベイト」が世界に先駆けインドで発表!日本への導入は?

2023年6月6日に、ホンダのインド法人「ホンダ・カーズ・インディア」は、新型ミッドサイズSUV「エレベイト」を世界初公開しました。これまでにその名前が登場することはなかった、全く新しい車名の車ですが、どのようなモデルなのでしょうか。また日本導入はあるのでしょうか。


【2023年】ホンダの現行スライドドア車まとめ!人気のミニバンと軽に注目

【2023年】ホンダの現行スライドドア車まとめ!人気のミニバンと軽に注目

日々のカーライフで便利に使えるスライドドア。ファミリーだけでなくビジネス向けの車でも人気の装備となっており、その便利さはお墨付きです。ホンダのスライドドア車は、乗り降りのしやすさや荷物の積み下ろしのしやすさはもちろんながら、ホンダらしい細やかな工夫もたくさん詰まっています。魅力的なホンダの現行スライドドア車をまとめましたので、ぜひ車選びの参考にしてみてください。


釣りに行くならこの車!おすすめグッズ5選&おすすめ車種10選

釣りに行くならこの車!おすすめグッズ5選&おすすめ車種10選

釣り人の「足」として欠かせないアイテムが「車」!車釣行派であれば愛車にさまざまなグッズを備えておくことで、快適かつ便利に釣行を楽しむことができますよね。そこで今回は、そんな釣行車に備えておきたい「おすすめグッズ5商品」と「釣り用におすすめの10車種」を紹介します!


最新の投稿


日産新型「スカイライン」発表!400馬力超える「400R」に特別仕様車も登場

日産新型「スカイライン」発表!400馬力超える「400R」に特別仕様車も登場

日産は2025年10月27日、スポーツセダンのスカイラインの一部改良モデルと、特別限定車「400R Limited」を発表しました。同年11月13日から注文受付を開始し、同年12月18日より納車を開始する予定です。


地上最強の車「ビースト」がやってきた!アメリカ大統領専用車「キャデラック・ワン」はどんな車?

地上最強の車「ビースト」がやってきた!アメリカ大統領専用車「キャデラック・ワン」はどんな車?

2025年10月27日、第47代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ氏が天皇陛下との会見や高市首相との首脳会談のため来日しました。国際的にも大きな注目が集まるこの訪問のなかで、メディアや車ファンから圧倒的な関心を寄せられているのが、大統領専用車「ビースト(The Beast)」と呼ばれるキャデラック・ワン。この記事では、アメリカ大統領専用車「キャデラック・ワン」について、一部メディアで報道されている情報をもとに、その驚きの装備を紹介します。


日産 新型「クリッパーバン マルチラック」発表!車中泊も楽しめる新モデル登場

日産 新型「クリッパーバン マルチラック」発表!車中泊も楽しめる新モデル登場

日産および日産モータースポーツ&カスタマイズは、2025年10月14日、軽商用バン「クリッパーバン」をベースに、荷室スペースを目的に応じてアレンジしやすくした新たなモデル「クリッパーバン マルチラック」を発表しました。実際の販売は、日産の販売会社を通じて同年11月27日より開始されます。


トヨタ新型「ランドクルーザーFJ」発表!シリーズ最小のランドクルーザー登場

トヨタ新型「ランドクルーザーFJ」発表!シリーズ最小のランドクルーザー登場

トヨタは2025年10月21日、新型車「ランドクルーザーFJ」を世界初公開しました。日本での発売は2026年年央頃を予定しています。


スズキ新型「ジムニー シエラ」発表!衝突被害軽減ブレーキやACCを追加

スズキ新型「ジムニー シエラ」発表!衝突被害軽減ブレーキやACCを追加

スズキは2025年10月15日、小型四輪駆動車「ジムニー シエラ」の新たな一部改良モデルを発表しました。実際の発売は同年11月4日より開始される予定です。