スライドドアのある普通自動車・小型自動車を比較!
スライドドア仕様の車が欲しい。けれどどんな種類の車があるの?そういう疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな疑問にお答えします!
スライドドアのある普通自動車・小型自動車を並べ、比較していきます。おさえておくべきポイントも記載しましたので、スライドドア仕様の車種を検討している方は必見ですよ!
国内自動車メーカーのスライドドア採用車両のラインアップ(軽自動車含む)
■トヨタのスライドドア車
トヨタ アルファード
OEMや姉妹モデルはありますが、トヨタ自動車のスライドドア採用車のラインアップは次の13車種です。
・スペイド
・タンク/ルーミー
・ポルテ
・アルファード
・ヴェルファイア
・ヴォクシー
・エスクァイア
・シエンタ
・ノア
・ハイエースワゴン
・ピクシス バン
・ピクシス メガ
■ホンダのスライドドア車
ホンダ フリード
ホンダの現行カーラインアップでスライドドアがついている車種5つで、以下の通りです。
・フリード
・オデッセイ
・ステップワゴン
・N-VAN
・N-BOX
■日産のスライドドア車
日産 セレナ
日産のカーラインアップに載っている次の6車種にはスライドドアが採用されています。
・NV100クリッパー リオ
・デイズ ルークス
・エルグランド
・セレナ
・NV350キャラバン
・NV200バネット
■マツダのスライドドア車
マツダ フレアワゴン
マツダ車でスライドドアが搭載されているのは次の2車種のみです。
・フレア ワゴン
・スクラム ワゴン
■スズキのスライドドア車
スズキ エブリイワゴン
スライドドアを採用するスズキの車には次の7台があります。
・エブリイワゴン
・スペーシア
・スペーシア カスタム
・スペーシア ギア
・ソリオ
・ソリオ バンディット
・ランディ
■ダイハツのスライドドア車
ダイハツ ムーヴキャンバス
ダイハツの以下の5車種にはスライドドアが採用されています。
・ムーヴ キャンバス
・タント
・ウェイク
・アトレーワゴン
・トール
■三菱のスライドドア車
三菱のデリカD:5新型
三菱のスライドドア車は現在7車種となっています。
・デリカD:2
・デリカD:5
・デリカD:5 URBAN GEAR
・デリカD:5 ガソリン仕様
・EKスペース
・EKスペース カスタム
・タウンボックス
■スバルのスライドドア車
スバル ジャスティ
スバルのスライドドア車は現在2車種となっています。
・ジャスティ
・ジャスティ カスタム
■いすゞのスライドドア車
いすゞ コモ
いすゞにはコモと呼ばれるワンボックス車両にスライドドアが装備されています。
【スライドドア】どの車種で比較する?
■日本自動車販売協会連合会の「乗用車ブランド通称名別順位」を参照
上記の通り、スライドドアが採用されている車は大量にあります。
比較するにあたって今回は以下のように規定しています。
タイトルにあるように今回は普通自動車・小型自動車での比較ですので、一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表している「乗用車ブランド通称名別順位」の4月~9月の販売数ランキングの中で、スライドドア付きの車種トップ5をピックアップ及び比較してみましょう。
スライドドア付き車種でトップ5にランクインしたのは次の通りです。
・トヨタ シエンタ:55,602台、前年比143.9%
・トヨタ ルーミー:49,206台、前年比110.8%
・日産 セレナ:45,928台、前年比96.7%
・トヨタ ヴォクシー:45,615台、前年比111.9%
・ホンダ フリード:43,468台、109.6%
比較にあたって押さえるポイント
■ボディサイズ・乗車定員・客室内寸法
小型自動車及び普通自動車となると、コンパクトカーサイズのものから本格的なミニバンサイズのものまで存在します。
また、ボディサイズに合わせて乗車定員も決まってくることが多いです。乗車定員5名のスライドドア車両や8名まで乗れるスライドドア車両など、ボディサイズと合わせて確認しておくことも失敗しないクルマ選びに不可欠ですね。
客室内寸法も明記されているので、こちらも確認しておくと安心です。
■車両重量
スライドドアを採用している車両は総じて車両重量が重たくなる傾向にあります。車両重量は燃費性能や走行時の加速感に影響しますし、それは運転時のフィーリングにも大きく関わってくるので気にかけておきたい要素の1つです。
■エンジンスペック・燃費
EVへ舵を切るメーカーも増えてきましたが、今の時代はまだまだ内燃機関を持つエンジンが主流です。というわけでエンジンがどれくらいのスペック(出力・トルク)を持っているのかもチェックしましょう。
内燃機関を持つ車両も電気自動車も、いかほどの燃費性能を備えているのかは知っておきたいところです。カタログ値はもちろんのこと、当メディアの姉妹サイトの1つであるe燃費にて実燃費データをチェックすることもできます。
■スライドドアの機能・ドアの数
スライドドアの機能や車種に装備されているドアの数などもチェックしましょう。
スライドドアも種類が様々で、足をドア下部にかざすだけで開くことができる機能があったり、助手席ドアと一体型になっているモデルがあります。
後部座席の左右両方にスライドドアが採用されているのが最近の定番ですが、稀にスライドドアが助手席側のみのモデルや、助手席のドアと一体型になっている車種もあるので(例えばトヨタ ポルテ)、チェックしておきたいところです。
【スライドドア採用車】ボディサイズ・乗車定員・客室内寸法を比較
■ボディサイズ
トヨタ シエンタ
まずはボディサイズから。ボディサイズは基本的に、全長 x 全幅 x 全高という3つの要素で表されています。
各車種のボディサイズをまとめると、以下の通りです。
シエンタ
全長4,260mmx 全幅1,695mm x 全高1,675mm(4WDモデルは1,695mm)
ルーミー
全長3,700mm(カスタム系グレードは3,725mm) x 全幅1,670mm x 全高1,735mm
セレナ
全長4,685mm x 全幅1,695mm(ハイウェイスター系は4,770mm x 1,740mm) x 全高1,865mm(4WDは1,875mm)
ヴォクシー
全長4,695mm(ZSグレードは4,710mm) x 全幅1,695mm(ZSは1,735mm) x 全高1,825mm(4WDは1,865または1,870mm)
フリード
全長4,265mm(フリードプラスの2WDモデルは4,295mm) x 全幅1,695mm x 全高1,735mm(4WDモデルは1,710mm)
全長・全幅・全高を総合的に判断すると、ルーミーが最もコンパクトであることがわかります。
セレナとヴォクシーのどちらかが最も大きい車種であることは確実で、全長と全高どちらに重きを置くのかで判断が分かれそうです。
■乗車定員
トヨタ ヴォクシー
乗車定員は次の通り。
・シエンタ:2列シート車/5名、3列シート車/7名(4WDモデルは6名)
・ルーミー:2WD・4WDモデルともに5名
・セレナ:8名、e-POWERモデルでは7名
・ヴォクシー:7名モデルと8名モデル。ハイブリッド車は7名モデルのみ。
・フリード:6名または7名。フリードプラスは5名
同車種でも5名モデルと6−7名モデルを用意していたり、同車種のハイブリッド車はガソリン車よりも乗車定員数が少ない(ガソリン車の方が乗車定員が多い)ということがわかります。
■客室内寸法
客室内寸法は次の通りです。
・シエンタ:3列シート/室内長2,535mm x 室内幅1,470mm x 室内高1,280mm、2列シート/1,900mm(車いす仕様1,850mm) x 1,450mm(1,470mm) x 1,280mm(1,290mm)
・ルーミー:室内長2,180mm x 室内幅1,480m x 室内高1,355mm
・セレナ:室内長3,170mm(又は3,240mm)室内幅1,545mm x 室内高1,400mm
・ヴォクシー:室内長2,930mm x 室内幅1,540mm x 室内高1,400mm
・フリード:室内長3,045mm x 室内幅1,455mm x 室内高1.275mm
フリード+:室内長2,310mm x 室内幅1,455mm x 室内高1,275mm(又は1,285mm)
室内寸法はボディサイズに影響されるということは確実で、実際のところ室内寸法もボディサイズトップクラスのセレナとヴォクシーで大きくなっています。
7人乗り仕様車だと2列目シート中央が通り抜けできるウォークスルータイプになっていることが多いです。ただし、シエンタの7人乗り3列シートモデルはウォークスルーできないようになっています。
【スライドドア採用車】車両重量を比較する
各車両の重量は次の通りです。グレードで分けず、車種全体の車両重量で表しています。
シエンタ:1,320kg~1,380kg
ルーミー:1,070kg~1,130kg
セレナ:1,650kg~1,790kg
ヴォクシー:1,560kg~1,620kg
フリード:1,340kg~1,540kg
車両重量もボディサイズに影響するところが多く、コンパクトサイズなルーミーが最も軽くて反対にセレナが最重量車種となっていることがわかります。総じて、スライドドア採用車種は1,300kg~1,800kgの間に収まると考えてよさそうです。