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ダンパーとは?役割や種類など最低限知っておきたいことを紹介!

ダンパーとは?役割や種類など最低限知っておきたいことを紹介!

足回り関係の部品の1つであるダンパー、今回はそのダンパーについての解説記事です。どういう部品か、その役割や種類などについて、最低限知っておきたいことを初心者向けにお伝えします。奥の深い足回りの世界、読んでおいて損はありませんよ。

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ダンパーとは

筒形状をしたサスペンションの構成部品

KYB(カヤバ) ショックアブソーバー セット[1台分] (Extage SET) クラウンアスリート GRS18#(AVS) E-E91539154

筒型の形状をしていてロッドが飛び出ているような形をしているサスペンションの構成部品がダンパーです。別名ショックアブソーバーと呼ばれることもありますが、ここでは総じてダンパーと呼びます。

ダンパーの構成部品

ダンパーが機能する構造を学ぶうえで理解の必要な構成部品として、次のようなものが使われています。それぞれの役割は後述しますので、こういうものが使われているということだけ覚えておいてください。

・アウターシェル(複筒式のみ)
・ピストンロッド
・ピストン
・ピストンバルブ
・シリンダー
・リザーバ室(複筒式のみ)
・ベースバルブ(複筒式のみ)
・フリーピストン(単筒式のみ)

ダンパーの役割

縮んだスプリングの反動を抑える

オートエグゼ製マツダ3用コイルスプリング

サスペンションにおけるダンパーの役割は、縮んだスプリングによって生じる反動を抑えるためです。

自動車のサスペンション構成部品の1つにスプリングと呼ばれるものがあります。コイルスプリングなどとも呼ばれるもので、力がかかっていない状態では伸びたままですが、コーナーリングで荷重が乗った時(つまり外側のスプリング)や段差に乗った時などにはスプリングが縮みます。

縮み切っ元の状態に戻ろうとするスプリングをの反動をダンパーの力で抑えることによって乗り心地を向上させるのです。

もしもダンパーがなかったら、縮んで元に戻ろうとするスプリングの反動を抑えることができなくなり、長時間ボヨンボヨンとした動きをすることとなります。車内は常に上下に揺れるような状態となり、乗り心地は悪いです。

つまり、スプリング反動を抑えて乗り心地の良さを保つために必要な部品がダンパーとなるのです。

ロールスピードを決める

トヨタ 86 TRD 14R-60

ロールスピードを決めるという役割も担っています。

ロールというのはコーナーリングで車が曲がる時に外側に向かって傾く物理現象のことです。ロール量(つまり傾く量)は先ほど紹介したスプリングによって決定しますが、ロールスピード(傾くスピード)は一般的にダンパーによって決定づけられると言われています。

ダンパーの基本的な仕組み

サスペンション

ダンパーの仕組みを端的に表すと、シリンダー内に設けられたバルブをオイルが通過することによって減衰力と呼ばれる力が発生するのです。この減衰力と呼ばれるものは、スプリングが縮む時と伸びる時にも発生すると考えておくと、わかりやすいかと思います。

バルブを少しだけ詳しく見てみると、ピストンにはオリフィスと呼ばれる溝やリーフバルブという薄板が取り付けられていて、ピストンの動く速さに合わせて油量を調整する役割を持っているのです。

ダンパーの種類

複筒式ダンパー

オートエクゼ DE型デミオ用スポーツサスペンションキット

複筒式ダンパーは別名ツインチューブと呼ばれるもので、シリンダーとアウターシェルという2つの筒形状部品で構成されているダンパーです。市販車のサスペンションで最も採用されることの多いダンパーになります。

ピストンロッドが縮み込むと、シリンダー(内筒)内部にあったオイルが押し出されてアウターシェル(外筒)の空間部分へと流れる、という構造になっています。

複筒式ダンパーのメリットとして、筒が二重構造になっていることで傷などに強い点、製造コストが安い点、などを挙げることができます。

反対にデメリットを挙げると、キャビテーション(ダンパーが伸びてリザーバ室からシリンダーにオイルが流れた時に、オイル中にある空気が気泡となって現れる現象。ピストンが高速で動く時に発生しやすい)が発生しやすくなる、という大きなデメリットがあります。

単筒式ダンパー

クスコ Sport ZERO-3S

単筒式ダンパーはシングルチューブとも呼ばれるダンパーです。複筒式ではアウターシェルとシリンダーという2つの筒状部品が使われていましたが、単筒式ダンパーではアウターシェルが使われずにシリンダーのみの採用となっています。競技車両などでの採用実績が特に多いです。

フリーピストンという部品がオイルと高圧ガスを仕切るように取り付けられていて、フリーピストンの上側にオイルとピストンバルブなど、下側に高圧ガスが詰められています。

単筒式ダンパーのメリットは複筒式よりも大きな減衰力を発生させることができるという点、そしてキャビテーションの心配がないという2つの大きなメリットを挙げることができます。

反対に、高品質の部品が各部に求められるため製造コストが高くなるという点は、複筒式と比べた際のデメリットとすることができるでしょう。


まとめ

ボッシュ セミアクティブバンパー

今回はダンパーについて、その役割と必要性、種類などを紹介しました。

日頃から車いじりをいていたり、定期的にタイヤ交換をしていると目にすることが多い部品ですが、人によってはほとんど目にすることのない部品です。しかし、そういう部品こそ自動車を走らせる際に重要な役割を果たしています。

今回の記事を通じてダンパーに興味を持った方は、整備工場へ整備の依頼に行った際や車検の際などに、一度見せてもらうように頼んでみてはいかがでしょうか。

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