車の内装にはレザーのシートカバーもおすすめ
プジョー 208 レザーシート仕様
シートカバーを装着なさる方は、大きく分けると主に車のインテリアの雰囲気や気分を変えたい方か、乗りご心地を変えたい方に分かれると思います。
その中には、小さいお子様がいらっしゃり、仕事の関係でシートを汚したくないと言った理由でシートカバーを装着なさる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そう言った理由でシートカバーを装着なさる方は、本格レザーと言ったものより凡庸なものを選ばれる方がおすすめです。
インテリアの変更や座り心地重視の方には、その車種専門に作られたものがやはりおすすめです。
シートカバーの変更には後部座席も含めた全座席の変更か、前部座席のみの交換という事も、重要なシートカバーの選択肢の一つです。
ここでは、主にインテリアの雰囲気と乗り心地を変えてみたいという方向けにご説明します。
本格的なレザーシートの質感と、乗り心地を比較的安価に楽しみたい方におすすめの方法が、専用シートカバーの装着です。
■レザー生地の種類は?
一言でレザーと申しましても、天然レザーと合成レザーがございます。一般的にはレザーと呼ぶ場合は、合成レザーを指す場合が多いようです。
それに対して本革(天然)のシートもレザーと呼ばれる場合がありますが、これらは全く違うものであります。天然皮革は文字通り天然の動物の皮が材料であり、高価なものが多いのが通常です。
昨今高級車と呼ばれるものには製造の段階からこの本革シートが使用されているものも多く見られます。
合成レザーで作られたレザーのシートも勿論多く製造されています。一見してどちらなのか見分けが付かないレザーも多くあり、最近の合成レザーの進歩は眼を見張るものがあります。
この合成レザーの素材にはいくつかの種類があり、大きく分けると人工皮革・合成皮革とビニールレザーに分かれます。その違いとは、人工皮革はその元となる素材が特殊不織布を用いたもの、合成皮革はそれ以外のものを用いているもの、そしてビニールレザーがあります。
ビニールレザーは塩化ビニル樹脂であるポリビニールクロライド(PVC)で作られたもので、これらを総じて一般的にはレザーと呼ぶ場合が多いという事です。
車の内装のレザーは自分で貼れる!?
レクサス HS250h 特別仕様車
シート自体の素材を貼り替える方法は、非常に難易度の高いDIYになります。
方法としては今あるシートの表皮を剥がして貼り替えるやり方と、既存のシートの表面に貼り付けて行く方法がありますが、いずれの方法もDIY初心者の方にはハードルが高い作業である事は間違いありません。
ちなみにプロの工程を見ていきますと、
- 貼りたいシート部分のパーツを外す。
- 現在ある表皮を剥がす。
- その表皮の貼りたい部分に合わせてレザー生地を裁断する。
- 貼りたい部分に接着剤を塗布する。
- 裁断したレザー生地を貼り合わせていく。
となっています。
単純に説明するとこうなりますが、慣れないと難易度はかなり高度なものになる事は明らかです。このことからもご自身で、シートの張り替え作業はハイリスクな作業と言えます。
どんなレザー製シートカバーがおすすめ?
ベントレー・フライングスパー 新型の世界初の3Dレザー
本格的な張り替え作業ではないシート交換の方法は、シートカバーの装着という方法があります。これはAmazonなどでも販売されている文字通りのシートカバーを装着する方法です。
これらは現在あるシートの上から、カバーを装着すると言った至ってシンプルな方法ですので、ご自身でも比較的容易に出来る作業で、シートを変えてしまう手段としてはポピュラーな方法です。
張り替え作業とは格段にその作業工程は少なく、多くの場合初めての方でも安心して行なえる作業です。
シートカバーは、金額もお手頃価格からラインナップされておりますので、ご予算と相談しながらチョイスできるのも魅力の一つです。
中にはシートカバー専門店の高級なものもあり、一見しただけではカバーには見えない本格的なものまで多くの種類のシートカバーがAmazonや通販サイト、カー用品専門店にも品揃えは豊富です。
特筆するとすれば、専門店のシートカバーには運転席のみで、10万円を超えるとても高額な商品もあります。
少し前に流行っていた、VIPカーと呼ばれる車などによく見られた商品で、きっと用途と嗜好にあったものがお探しいただけると思います。
■価格が手頃なもの
用途によって種類や価格も多い商品となるのがシートカバーですが、やはり売れ筋としては、お手頃な価格のものが多く販売されています。
装飾やドライビングに影響するような商品よりも、シートを汚さない為といった本当に実用的な物が求められているのでは無いでしょうか。
シートカバーの使い方はインテリアの雰囲気を変えてしまう様な商品より、防水性能が高く撥水性も備えており、汚れも簡単に落とせるといった実用的な用途の物の方が多く売れている様です。
こういった汎用タイプの物の特徴としては、一番に着脱の容易な物が多いようです。例えば伸縮性がよくシートの後ろ部分で縛り付けるタイプなどが代表的です。
中には価格としてAmazon調べで1万円を切るものも多くあるようですが、いくら汎用タイプといえども全ての車種につけられるかは不明ですので、よくご自身の車に適応している事を確かめる事は重要です。
■車種別専用のもの
次いで人気なのは車種別専用のシートカバーです。
これは汎用タイプと違い、やはり見た目的にもすっきりと収まりもよく、余分な違和感がないという事が一番の利点です。
取り付けも汎用タイプに比べますと、少し手間はかかりますが、乗り心地は違和感も少なく非常に使い勝手の良いものです。
少し価格帯は上がりますが、その価値は十分あります。
専用設計であるという事は、インテリア的に見てもその影響は良い意味で大きく変わるものでもあります。ご自身の車のインテリアを、一気に変えたいとお思いの方にもおすすめのアイテムではないでしょうか。
■オーダーメイドのもの
シートカバーの最上位と言えるものは、オーダーメイドで作成するというものもあります。
オーダーメイドの最も大きなメリットは、全てにおいてジャストフィットし細部に渡りこだわりを持って作成できるという事です。
素材も、センター部分は布製でサイド部分には本革で作成することも、全て本革で作成することも可能です。シートカバーの色も好みの色で作成する事すら自由です。
本革のシートカバーの最大の利点は、そのラグジュアリーな見た目・肌触りの良さなど数え上げればキリがないほど多くの物がありますが、その価格はお安いものでないでしょう。
レザー生地の張り替え費用は?
【車の内装】レザー張りシートの制作
専門業者にお願いする場合はお安いところでも数万円からとなっています。
お見積もりを数社にお願いする事をお勧めします。一度張り替えれば数年から十数年張り替える必要はない作業ですので、よくお考えになって下さい。
まとめ
オートバックス×クラッツィオ コラボモデルシートカバー
車の内装と一言で言っても多くの箇所が想像できますが、シートの色を変えるだけでもまるで違う車に見えてきます。それを形態にもよりますが簡単に出来るものがシートカバーになります。
特に布製のシートからレザー製のシートに買えた場合はかなりインパクトのあることです。
内装を変えるという事はかなり大きく、その車の印象や乗り心地さえ左右します。よく考えて納得の行くまで検討してみてください。