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日産 フェアレディZ新型、颯爽と現れたプロトタイプの中身をチェック!

日産 フェアレディZ新型、颯爽と現れたプロトタイプの中身をチェック!

長年の沈黙を破り、ついに新型の開発が正式に発表されたフェアレディZ。既にプロトタイプも発表され、話題になっています。現時点では市販仕様の詳細はまだ発表されていませんが、プロトタイプを発表するくらいですから大枠で車の構成は定まっている様子。現在分かっている新型フェアレディZの内容を、一緒に振り返っていきましょう。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


ここまで長かった。新型フェアレディZ、ついに姿が判明!

日産 フェアレディZ プロトタイプ

日産 フェアレディZ プロトタイプ

フェアレディZ。その車名が日産のファンに対して持つ重みは、非常に大きなものがあることでしょう。

1969年登場のフェアレディZは、古くはダットサン フェアレディや、さらに遡れば1952年のダットサン スポーツDC-3から続く2ドアスポーツの系譜。日産の会社としての浮き沈みをもともに歩んできた、歴史の深い車です。

特に近年の世代では、2000年代の日産復活劇において、突如登場したZ33型が業績のV字復活に華を持たせ、新生日産のイメージを強く植え付けたこともあって、印象深い車ですよね。

日産 フェアレディZ(初代 S30型) 432

日産 フェアレディZ(初代 S30型) 432

そのZ33型の後継、Z34型は2008年発売。今や10年以上も販売が続いている長寿モデルになってしまっています。

人気故というよりは、クーペ市場の縮小による開発費用の削減、大型のFR車開発の萎縮などが噂され、事実上、ラインナップされるだけで放置されていたような印象も与えかねないZ34型。

このままフェアレディZの歴史は途絶えてしまうのか・・・と思っていた矢先、ついに後継車の開発が宣言されました。現在のところはプロトタイプという扱いですが、公表されている情報を詳しく確認していきましょう。

歴代Zの流れを引き継ぐスタイリング!

日産 フェアレディZ プロトタイプ(左上、右下) S30型(右上) Z32型(左下)

日産 フェアレディZ プロトタイプ(左上、右下) S30型(右上) Z32型(左下)

一目見てフェアレディZと分かるアイコニックなスタイルはさらに先鋭化。

初代フェアレディZであるS30型への憧憬は、Z33・Z34型でも強く感じられていましたが、さらにワンランクアップしたオマージュが新型フェアレディZの特徴となります。

フロントの表情などは、もはや完コピと思えるほどの完成度。ボンネットとフェンダーが作り出すフロントグリルの形状や、完全な丸形状ではありませんが丸目基調のヘッドランプなど、特徴をうまく捉えつつ、現代的なスムーズさも併せ持つ、ハイレベルなデザインとなっています。

日産 フェアレディZ プロトタイプ

日産 フェアレディZ プロトタイプ

また、サイドビューでも、S30系の特徴を継承。

ノーズから流れるようにリヤへと向かっていくラインは、コンパクトなキャビンを抜けて、あえてボンネットよりも低い位置に設定されたリヤエンドまで続きますが、これはS30型の伸びやかなラインそのもの。

かなり深い部分まで歴代フェアレディZのデザインを研究した上での仕上がりは、ハードコアなフェアレディZファンであっても納得の仕上がりでしょう。

日産 フェアレディZ プロトタイプ

リヤではS30型だけでなく、ローアンドワイドなスタンスでそれまでのフェアレディZ像を打ち壊すことに成功したZ32型のモチーフも継承。

Z32型としても、S30型の矩形テールランプをデザインのモチーフとしていたそうですが、新型フェアレディZでは、見比べてもかなりの再現度になっていますよね。

背景部分が黒色に設定されたテールは、広めに取られたバンパー下部の黒色塗装部と合わせて上下方向に薄さも感じさせ、かなりスポーティ。

ただのオマージュにとどまらず、LEDを使用した光り方で先進性もアピールしているなど、継承しながら進化させるデザインとなっています。

日産 フェアレディZ プロトタイプ

日産 フェアレディZ プロトタイプ

個人的は、Z34型に比べて、新型フェアレディZではよりショルダー部の存在感が増している点が、S30型を彷彿とさせる点と感じました。シンプルなエクステリアデザインながら、見所が多いですね。

ここまでアイコニックな車ですから、失敗は許されず、革新しないことも許されない。そんな果てしなく高いユーザーからの期待を乗り越えて実現された新型フェアレディZのデザインはほぼ完成形とのことで、早く路上で出会ってみたいものですよね。

V6ツインターボの圧倒的な動力性能!

日産 フェアレディZ プロトタイプ

日産 フェアレディZ プロトタイプ

詳細は未発表なのですが、エンジン種類としてはV6ツインターボガソリンエンジンの搭載が発表されている新型フェアレディZ。

2代目フェアレディZ、S130型の販売期間終盤に設定されたターボエンジンは、3代目のZ31型、4代目のZ32型と継続して設定されてきたのですが、新生日産をアピールしたZ33型からは自然吸気V6エンジンのみの設定となっていたので、久しぶりにフェアレディZにターボが復活することになります。

日産は、あまり話題にならない印象もありますが、電気自動車の実用化だけではなく量産車世界初となる可変圧縮比エンジンを擁しているなど、パワートレインの革新性が高いメーカーです。

詳細が未発表ながらフェアレディZのV6ツインターボエンジンにも新機軸が盛り込まれると思われますし、期待が高まりますね。

日産 フェアレディZ プロトタイプ

日産 フェアレディZ プロトタイプ

驚きだったことは、電気自動車化はしないまでも、ハイブリッド化などの電動化に関して言及がなかったこと。

これからどんどん厳しくなっていく環境規制や騒音規制に対応するには電動化が必須と思われている現代において、新登場するスポーツカーが純ガソリンエンジン車とはにわかに信じがたい、嬉しい驚きなのですが、公開されたプロトタイプのインストゥルメントパネルには電気モーターのアシストを示すようなメーターは含まれていない様子。

スカイラインの400Rなどでもハイパワーなスポーツエンジンを追及してくれている日産ですので、400馬力超の高出力も期待できそうですね。

この現代にあって、6速MTも選べる嬉しさ!

日産 フェアレディZ プロトタイプ インテリア

日産 フェアレディZ プロトタイプ インテリア

パワートレイン以上に驚きなのが、プロトタイプがマニュアル仕様で登場したことでしょう。

見るからにショートストロークの丸型シフトノブには6速MTのシフトパターンがあり、効率化優先でATやDCTしか選べなくなってきている現代のスポーツカーの中で、強いこだわりを感じさせる部分です。

日産 フェアレディZ プロトタイプ インテリア

日産 フェアレディZ プロトタイプ インテリア

また、こちらも近年採用がどんどん減っているレバー式で手動のサイドブレーキも、スポーツカーらしい特徴の一つでしょう。

電子制御パーキングブレーキは、採用によって全車速追従クルーズコントロールなどの運転支援機能を大幅に向上させることができるのですが、ドライバーズカーたるフェアレディZにあって自動運転なんてもってのほか、ドライブの楽しさを存分に味わってほしいという日産の思いも透けて見えます。

日産 フェアレディZ プロトタイプのスペック

【日産 フェアレディZ プロトタイプ】主要諸元
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,382mm×1,850mm×1,310mm
最大乗車定員2名
エンジン種類V型6気筒ツインターボ
駆動方式後輪駆動(FR)
トランスミッション6速MT
(2020年9月現在 日産公式サイトより)

【いつ発売?】新型フェアレディZのデザインは「ほぼ完成」

日産 フェアレディZ プロトタイプ

日産 フェアレディZ プロトタイプ

2020年9月のプロトタイプ発表イベントにおいて、日産の内田社長は、新型フェアレディZのデザインは「ほぼ完成」とまで言い切っていますので、内外装の意匠に関しては大きな変更なく、このまま登場することが予想されます。

公開されたフェアレディZ プロトタイプに関する世間の反応を確認してみても、ポジティブな意見が多くなっていますので、日産としてもホッと胸をなでおろしていることでしょう。

しかし、ルックスの評判が良くても、スポーツカーは走れてナンボ。エコカーとSUV全盛の現代ではスポーツカーが減っているとはいえ、その分ライバル車たちはより味が濃い車ばかりとなっているので、動力性能面でライバルの後塵を拝するわけにはいきません。

フェアレディZという車名に恥じない究極の運動性能を実現すべく、車両開発が進められていることでしょう。

コロナ関連の先行き、経済の先行きが総じて不透明なこともあり、先日の発表イベントにおいては確定的な言及を避けたものと思われますが、順当に開発が進めば2021年末には市販仕様が登場することが予想されています。

Zが気になる!新車・中古車情報まとめ

日産 フェアレディZ(6代目 Z34型) ロードスター(海外仕様)

日産 フェアレディZ(6代目 Z34型) ロードスター(海外仕様)

もちろん、現行のZ34型のデザインの方がお好みの方もいらっしゃるでしょう。ラッキーなことに、現行型はまだ注文が可能な様子。

新型フェアレディZの正式発表までは間があると思われ、お急ぎになる必要もないかとは思いますが、新たにターボを搭載するなどよりプレミアム化が進みそうな新型フェアレディZは、車両価格も跳ね上がる可能性があります。

その意味でも、現行型の新車価格相場を知っておいて損はなさそうです。

現行型フェアレディZは、2020年9月現在の税込新車価格では、最も廉価なベースグレード 6MT仕様が397.98万円、最も高価なNISMO 7速AT仕様が651.97万円と、概ね400〜600万円台の価格帯となっています。

モデルライフ終盤とはいえ新車価格の値下がりはしておらず、もちろん性能も伴ってはいるのですがかなり高額に感じますよね。とはいえ、同じく2ドアクーペのトヨタ スープラは、最安の4気筒ターボでも約500万円スタートですので、クラスとしては適正か、やや安めの値付けといえそうです。

日産 フェアレディZ(6代目 Z34型) 50th アニバーサリー(2019年型)

日産 フェアレディZ(6代目 Z34型) 50th アニバーサリー(2019年型)

フェアレディZの中古車は、その長い歴史もあってか、2020年9月現在では692台の在庫が確認できるなど、スポーツカーとしては選びやすい中古車市場となっている印象。現行型の中古車平均価格は227.5万円と、新車価格を考慮すればかなりこなれてきている印象です。

現行型中古車のポイントは、2012年の改良でLEDデイライトがフロントバンパーに内蔵された以外、モデルライフを通じて外見の変更が少ないこと。

元々のデザインの秀逸さもあり、2008年デビューの初期型であっても古さを感じさせないスポーティなルックスは、費用対効果としてはかなり大きなものになるかもしれませんね。

また、現時点では新型フェアレディZへのロードスターの設定は発表されておらず、もしかすると既に生産終了済のZ34型ロードスターが歴代最後のオープンZとなってしまう可能性も。

程度の良い格安ロードスターを探せる今のうちに手に入れておくほうがよいかもしれません。

まとめ

日産 フェアレディZ プロトタイプ

日産 フェアレディZ プロトタイプ

ここのところ新型車の連続投入に沸いている日産のニュースの中でも、群を抜いた注目度の高さがあった新型フェアレディZ。

プロトタイプを公開してしまうなんて、元々高かった期待値がさらに天井知らずに上がってしまいそうですが、その重圧を乗り越え、日産屈指のドライバーズスポーツカーとして素晴らしい動力性能を実現してほしいものです。

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