トップへ戻る

【ホンダ NSX】日本の最高峰のスポーツカーの詳細!性能の高さやこだわりを徹底解説

【ホンダ NSX】日本の最高峰のスポーツカーの詳細!性能の高さやこだわりを徹底解説

ホンダが発売するスーパーカーのNSXは、初代の生産が終了してから新型のNSXが待望されており、2017年に新型が発売されました。世界中でその魅力に惹かれる人が多いモデルですが、どのようなスペックなのでしょうか?

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

NSXの特徴

《写真提供:response》ホンダ NSX (2020年モデル)

新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)の文字から来ている車名を持つNSX。F1エンジンビルダーとしても名を馳せたコスワースが共同開発パートナーとなって開発した3.5L V型6気筒エンジンをミッドシップに搭載し、ハイブリッドシステムも搭載しているのが特徴です。

現行モデルは、税抜価格で2,200万円と日本で販売しているホンダ車の中で最高価格となっています。

NSXの特徴をさらに見ていきましょう。

最高峰のスポーツカー

ホンダが製造する最高峰のスポーツカーといえるでしょう。初代モデルも発売当時は市販自動車としては類を見ない世界初の「オールアルミモノコック・ボディー」を採用したモデルでした。エンジンだけでなく、車両の生産はすべて手作業で行っていたので、日本車トップクラスのスポーツカーとして知られていました。

2代目でも最高峰のスポーツカーであることは変わらず、ホンダ車として最高の車体価格になっているだけでなく、数々の先進技術が搭載されておりスポーティな走りを実現しています。

ハイブリッド搭載で進化した走り

3.5Lの力強いエンジンだけでなくハイブリッドシステムが搭載されているので、モーターによるアシストも加わったさらに高度なパフォーマンスを実現しています。パワートレインには、エンジンの他にモーターが3つ搭載されています。

フロントには出力37PSのモーターが2つ搭載されており、リアには48PSのダイレクトドライブモーターがエンジンのクランクシャフトに直結される構造で組み込まれているので、合計のシステム最高出力は581PSです。

ハイパワーを絞り出すエンジンは、75度のバンク角でコンパクトに設計されており、低重心化に役立っています。また後輪の駆動をアシストするモーターは、エンジンのターボラグを解消するようになっており、素早い加速を実現しました。

電子制御で安定した走り

独創のメカニズム「SPORT HYBRID SH-AWD」で、どんな時でもオン・ザ・レール感覚のコーナリングができるようにドライバーをサポートします。

前輪のトルクベクタリングでアンダーステアを抑制。コーナリング中の挙動が乱れたときに安定化を図ります。ドライバーがイメージした通りにライントレースできるので、ドライビングが楽しくなるのです。

前輪のトルクをコントロールするツインモーターユニットは、アクセルオン時だけでなく、アクセルオフ時も左右独立して制御します。

4つの走行モードを選択することができ、シーンに合わせて最適な制御を行ってくれるのです。

NSXのエクステリア

《写真提供:response》ホンダ NSX (2020年モデル)

NSXのエクステリアはワイドなボディが強調されて、まさにスポーツカーというデザイン。四隅には大きなタイヤが配置され、軽さを感じさせる羽根のような造形がボディーのイメージに採用されています。

軽さを際立たせるフローティングピラーは、サイドに空気を流す役割も持っています。ボディーカラーは、初代NSXの人気カラーに現代的アレンジを加えたインディイエロー・パールⅡをはじめ、計9色用意されているのが特徴です。

低いボンネットには、ワイドな印象を与える横長のLEDヘッドライトが装備。大きなエアインテークも力強さを感じさせるデザインです。

リア周りは比較的シンプルな形状となっており、左右のテールランプをつないでいる横一文字のレッドガーニッシュがワイド感とスポーティな雰囲気を演出。

専用鍛造のフロント19インチとリア20インチのアルミホイールからは、アルミモノブロック製大型キャリパーとカスタムオーダーのカーボンセラミック製ディスクが覗けます。

NSXのインテリア

《写真提供:response》ホンダ NSX (2019年モデル)

NSXのインテリアには、骨格を思わせるガーニッシュデザインが採用されており、強固なコックピットがイメージされたスタイルと羽根のような軽さを感じさせる形状です。

インストルメントパネル内部には、アルミ押し出し材のビームが配置。見た目だけでなく、コックピット強度も高められており、軽量化とデザインの両立が図られているのが特徴です。

カスタムオーダーでは、メーターバイザーやステアリングガーニッシュがカーボン製になったり、ルーフの内張りがアルカンターラ製にできるなど、特別なインテリアにカスタムもできます。

《写真提供:response》ホンダ NSX (2019年モデル)

フロントピラーは断面を小さくして、ドライバーの視界を確保しています。ドアミラーが外側にオフセットして配置されていることや、ステアリングホイールの上部が平になっているのでコーナリング中の視界を確保。

手になじむような革が使用されているステアリングホイールや体幹を支えるスポーツシートで自由な肩の動きを確保しながらも、身体をしっかりと支えてくれます。

NSXの歴史

《写真提供:response》ホンダ NSX(2020年モデル)

ホンダのフラッグシップスポーツカーとして、1990年から2005年に初代が発売され、2016年から2代目NSXが発売されています。どのような歴史があったのか、見ていきましょう。

【先代】国産初のスーパースポーツ

《写真提供:response》ホンダ NSX 初代(1990年)

1990年4月にホンダNSXが登場しました。新世代ミッドシップスポーツカーであるNSXは、運動性能を高めるためにオールアルミモノコックボディが採用されました。

V型6気筒エンジンが搭載され、高級スポーツカーに匹敵する性能を備えた車となります。吸排気特性に優れたショートストロークタイプのエンジンで、ホンダご自慢のVTECやチャンバー容量切り替えインテークマニホールドシステムが採用されます。

組み合わされるトランスミッションは4速ATと、当初は5速、後に6速に置き換えられたMTの3種類でした。

タイプRも登場

1992年11月にタイプRが登場します。エンジンはV型6気筒エンジンで同じですが、クランクシャフトやピストン、コネクティングロッドの精度が高められており、エンジンレスポンスが向上しています。

バンパービームやドアビームがアルミ化されていることや、レカロ社との共同開発で超軽量フルバケットシートが採用されたことで、標準モデルよりも約120kg軽量化されており、サーキット走行も視野に入っているモデルです。

2001年にビッグマイナーチェンジ

《写真提供:response》ホンダNSX(2002年マイナーチェンジ)

2001年12月に外観を中心にビッグマイナーチェンジが行われました。空力や重量軽減を目的にヘッドライトが固定式に変更されます。

フロント周りやサイドスカート、リア周りが改良されます。また排ガス規制に適合したエンジンになりました。

2002年NSX-Rが登場

ホンダ NSX-R

2002年5月にNSXタイプRからNSX-Rに変更されます。

フロントボンネットやフロア下の空力性能を向上させることで、市販車初となるマイナスリフトを実現しました。またボンネットやリア・スポイラーがCFRPとなり軽量化されているのも特徴です。

現行NSXのスペック・価格

【2代目 ホンダ NSX】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,490mm×1,940mm×1,215mm
ホイールベース2,630mm
最大乗車定員2名
車両重量1,800kg
燃費WLTCモード:10.6km/L
エンジン種類水冷V型6気筒縦置
最高出力373kW(507PS) /6,500~7,500rpm
最大トルク550N・m (56.1kgf・m) /2,000~6,000rpm
モーター種類交流同期電動機
最高出力(前)27kW(37PS) /4,000rpm(1基あたり)
最高出力(後)35kW(48PS) /3,000rpm
最大トルク(前)73N・m (7.4kgf・m) /0~2,000rpm(1基あたり)
最大トルク(後)148N・m (15.1kgf・m) /500~2,000rpm
駆動方式4WD(SPORT HYBRID SH-AWD)
トランスミッション9速オートマチック+パドルシフト
車両価格 22,000,000円(税抜)
2021年4月現在 ホンダ公式サイトより

NSXの口コミは?

レスポンスの試乗記から、NSXのドライバーフィールを見てみましょう。

「安定するリアの動きと舵角に鋭く入るフロントのバランスが最高。安楽な走りも可能だが、VSA-OFFは操る楽しみ。『できるドライバー』に向けたスーパースポーツAWDだ」

とくに乗り心地は、一般公道の試乗であれば、どこかの駐車場から一般道へとクルマを進めることになるが、1本目のタイヤが路肩の段差から走行車線の路面の上にストン!と降りた瞬間から「なんて上等な乗り味のスポーツカーに手直しされたのだろう」と驚かされた。

2018年の改良後のモデルでは、一般道での快適性もこれまで以上に磨きがかかったようです。モーターを組み合わせたSPORT HYBRID SH-AWDで安定してスポーティな走行が楽しめるモデルです。

【無料】ガリバーにNSXの中古車探しを依頼する

まとめ

NSXは国産のスポーツカーとして、高性能な走りを見せてくれます。先代モデルはMRのスーパーカー、現行モデルはハイブリッドを搭載した新技術が満載のスーパーカーです。気軽に購入できる金額ではありませんが、魅力が詰まった1台です。

車をローンで購入するなら?カーローン申込ランキング

こちらの記事もおすすめ!

  • カービュー査定

関連する投稿


フェラーリ プロサングエの魅力を徹底紹介

フェラーリ プロサングエの魅力を徹底紹介

フェラーリ史上初の4ドア・4人乗りモデル「プロサングエ」を詳しくご紹介します。このモデルは、一般的なSUVやクロスオーバーとは異なる新しいジャンルの車として誕生しました。モデル名の「プロサングエ」はイタリア語で「サラブレッド」を意味し、その名が表すように、フェラーリらしい力強い走りと高級感ある快適性を両立。V12エンジンや乗り降りしやすい観音開きの後部ドアなど、特徴的な魅力を分かりやすくお伝えします。


【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

最近では年々その数を減らしながらも、スポーティな走りや「車との一体感をより感じやすい」「運転感覚を楽しみやすい」として、一部のユーザーから熱烈な支持を受けるMT車(マニュアル車)。そんな根強い人気もあってか、各メーカーにはわずかながらにMT車(マニュアル車)のラインアップが残っています。この記事では、新車で購入可能な現行車種のMT車(マニュアル車)をメーカー別に紹介します。スポーツカーや、SUV、軽自動車など、意外とバラエティ豊富な車種が生き残っていますので、お気に入りの1台を見つけてみてください。


ホンダ新型SUV「エレベイト」が世界に先駆けインドで発表!日本への導入は?

ホンダ新型SUV「エレベイト」が世界に先駆けインドで発表!日本への導入は?

2023年6月6日に、ホンダのインド法人「ホンダ・カーズ・インディア」は、新型ミッドサイズSUV「エレベイト」を世界初公開しました。これまでにその名前が登場することはなかった、全く新しい車名の車ですが、どのようなモデルなのでしょうか。また日本導入はあるのでしょうか。


国産、外車スポーツセダンおすすめ人気車種10選!

国産、外車スポーツセダンおすすめ人気車種10選!

昨今のSUV、ミニバンブームに押され、下火傾向のセダン市場。その中でも、運転の楽しさを追求しつつも、快適に移動できる利便性を兼ね備え、常に一定数の人気があるのがスポーツセダンです。走りの楽しさを最大限に表現するタイプから速さを追求するモデルまで、各社から様々な特徴を持ったスポーツセダンがラインアップされており、安定感とハンドリング、エンジンパワーなど、SUVなどでは得られない優位性があります。今回はそんなスポーツセダンの魅力を皆さんに紹介します。


【2022~2023年 新車情報】発売済みの新型車と発売予定の新型車を総まとめ

【2022~2023年 新車情報】発売済みの新型車と発売予定の新型車を総まとめ

2022年に登場した新型車では、電動化の傾向や過去の伝統から抜け出そうとする傾向が見えました。ハイブリッドシステムを採用する車種が増加する一方、ピュアガソリンエンジン車は確実に減少し、スポーツモデルは最後の輝きを見せようとしています。そんな2022年に発売した新型車を振り返り、2023年以降に発売される新型車・発売が予想される新型車をピックアップしました。(2023年6月5日更新)


最新の投稿


車中泊グッズの決定版!車中泊専門店オンリースタイルの魅力と活用法

車中泊グッズの決定版!車中泊専門店オンリースタイルの魅力と活用法

車中泊を快適に楽しむためには、グッズ選びが重要です。しかし、市販のマットやカーテンでは「寝心地が悪い」「サイズが合わない」など、満足できないケースも少なくありません。そんな悩みを解消してくれるのが、車中泊専門店「オンリースタイル」。車種や使用シーンに合わせて設計された専用グッズは、長年の車中泊ノウハウから生まれたものばかりです。本記事では、オンリースタイルの魅力や他店との違い、実際に購入できる人気グッズ、そしてユーザーのリアルな声まで詳しく紹介します。これから車中泊を始めたい方も、もっと快適にしたい方も、ぜひ参考にしてください。


メルセデス・ベンツ新型「GLE」発表!お買い得な高コスパモデル”Core”登場

メルセデス・ベンツ新型「GLE」発表!お買い得な高コスパモデル”Core”登場

2025年6月23日、メルセデス・ベンツ日本は、SUV/クーペSUVのメルセデス・ベンツ GLE の新モデル「GLE 450 d 4MATIC Sports Core (ISG)」、「GLE 450 d 4MATIC Coupe Sports Core (ISG)」を発表。発表同日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売しました。また、GLEのエントリーモデルとなる「GLE 300 d 4MATIC (ISG)」の価格改定も行われました。


日産 新型「リーフ」公開!全面刷新でSUVに変化

日産 新型「リーフ」公開!全面刷新でSUVに変化

日産は2025年6月17日、第3世代目となる新型「リーフ」をグローバル向けに発表しました。日本向けの仕様についても語られたほか、2025年秋に米国で販売開始を予定しており、その他の地域でも順次展開していくことが公表されました。


万博会場エリアが予想外の結果に!?パーキングサイエンス、大阪府・駐車場の"車室数"ランキングTOP10を発表

万博会場エリアが予想外の結果に!?パーキングサイエンス、大阪府・駐車場の"車室数"ランキングTOP10を発表

パーキングサイエンス株式会社は、同社が運営する【無料】ポイ活機能付き駐車場検索アプリ「P-Collection」に登録されている駐車場データをもとに、現在開催中の大阪・関西万博(2025年4月〜10月)を背景とした大阪府内の駐車場ニーズの変化に注目しつつ、市区町村別に駐車場の車室数を集計し、結果を公開しました。


アウディ新型「A5」発表!燃費性能高い「ディーゼルモデル」登場

アウディ新型「A5」発表!燃費性能高い「ディーゼルモデル」登場

アウディ ジャパンは2025年6月24日、アウディのプレミアムミッドサイズセダン/ステーションワゴン「A4」の後継車となる「A5/A5 Avant」シリーズの新たなTDI直噴ターボディーゼルモデルを発表しました。発表同日より全国のアウディ正規ディーラーを通じて販売を開始しています。