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新型スズキ カタナは本当にダサいの?歴史やスペックについて解説!

新型スズキ カタナは本当にダサいの?歴史やスペックについて解説!

スズキ カタナは歴史あるバイクです。しかし、新型スズキ カタナは一部から「ダサい」という声があがっています。そこで今回は、スズキ カタナの歴史やスペック、ダサいと言われている理由についてご紹介します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


スズキ カタナってどんなバイク?

《写真提供:Response》スズキ カタナ 初代

スズキ カタナはダサいと言われることもあるバイクです。しかし、本当にダサいバイクなのでしょうか?

ここでは、まずスズキ カタナがどのようなバイクなのか、歴史や魅力、強みについて紹介していきます。

スズキ カタナの歴史

スズキ カタナは現代でも多くのライダーから愛されているバイクです。スズキ カタナが世に初めて出たのは、1980年のドイツのケルンショーです。プロトタイプとして発表されたそのバイクは「GSX1100S KATANA」というモデルでした。

カタナという名が示す通り、日本刀をモチーフにした独創的なデザインが取り入れられたのが特徴です。他のバイクにはないデザインであったため、多くのライダーを虜にしました。

そして、1981年から2000年にかけて数多くのモデルが販売されることになります。排気量別にいくつかのモデルが発売されたのですが、2000年を最後に一旦販売終了となってしまいました。

しかし、販売終了してから18年後のインターモトにて新型が登場しました。多くのライダーからは喜びの声が上がり、非常にドラマティックな復活劇だったといえるでしょう。非常に多くのライダーを魅了したビッグニュースです。

スズキ カタナの魅力

スズキ カタナがここまでの人気を誇っているのには理由があります。それはショーモデルさながらのデザインでありながら、走行性能が十分である点です。

日本刀のようなシャープなデザインは、他のバイクにはない圧倒的なアイデンティティとなっています。他のバイクで代用できない強みを持っているのは、スズキ カタナが愛され続けている理由でしょう。

また、日本刀のようなデザインをしているため、日本人から愛されているのはもちろんですが、国外からの評価も高いです。海外の人で日本の侍や和服といった文化を好む人が多いように、日本っぽいデザインを好む人は多いのでしょう。

実際にデザインをしたのは日本人ではなく、ドイツのデザイナーです。国外にもファンが多いバイクなのです。

スズキ カタナの性能、強み

スズキ カタナはロングツーリングやワインディングなど、色んなシーンで安定した走行性能を発揮するバイクです。スポーツタイプのようなデザインをしているのですが、走行性能で比較すると、スポーツタイプのような尖った個性はありません。

そのため、ライダーによって手を加えやすいという利点があります。自分にあったバイクにしやすいというのが、スズキ カタナの一つの強みといえるでしょう。

またカタナは、大型二輪車ながら普段の取り回し性能や扱いやすさも十分なので、特徴的なデザインのまま利用しやすいバイクとして、他のバイクにはない強みを持っています。

新旧スズキ カタナのスペック比較

《写真提供:Response》スズキ カタナ 特別カラー

2018年に発表された新型スズキ カタナは、多くのライダーが待望していたものでした。

そんなスズキ カタナですが、旧型と新型にはどのような性能の違いがあるのでしょうか。確認をしていきましょう。

性能面の違い

まずは、性能面の違いです。注目するべきなのは最高出力でしょう。旧型スズキ カタナGSX1100Sの日本仕様となるSR型は95PSであったのに対して、新型スズキ カタナは148PSにアップしています。

これほどの出力を高めるためには、排気量も相当増えていると思うのではないでしょうか。しかし、排気量に関しては1074ccから998ccと下がっているのです。

排気量を増やすことなく、出力だけを高めていることから、20年近くの間でかなりの技術的な進歩があったことが伺えます。

スペックの違い

次にスペックの違いについてです。まず、全長やホイールベースに関してですが、新型の方が短くなっています。元々、スズキ カタナは日本刀のようなシャープな見た目が人気とされていました。

そのシャープさをより追求したデザインになっているのです。スポーツバイクに近いデザインになっているといえばわかりやすいでしょう。前後タイヤもスポーツバイクの主流サイズになっており、よりレーシーさを増しています。

しかし、スズキ カタナの魅力の1つである乗りやすさは、維持したままです。スポーツバイクを普段使いするとなると、バイクによっては使いづらい面もあります。しかし、スズキ カタナはそのような心配がありません。

スポーツバイクのような見た目でありながら、乗りやすさを重視しています。昔のいいところはそのままにして、さらにデザイン性を向上させたといえるでしょう。

スズキ カタナがダサいと言われている理由

《写真提供:Response》スズキ カタナ

スズキ カタナの魅力について紹介をしてきました。非常に魅力的で多くの人から愛されているバイクなのですが、その一方でデザインがダサいという声を耳にすることもあります。

スズキ カタナのどのような点がダサいといわれているのでしょうか。ここでは、ダサいといわれている理由について紹介をいたします。

ハンドルの形状

初代のスズキ カタナと最新のスズキ カタナを比べてみると、ハンドルの形状が異なります。初代スズキ カタナは、セパレートハンドルを採用していました。スズキ カタナのフォルムとセパレートハンドルの相性はよく、一体感があると好評でした。

しかし、新型のスズキ カタナでは幅広なアップハンドルを採用しています。これが新型のスズキ カタナがダサいといわれているポイントのひとつと考えられます。昔ながらのファンからしてみれば、「気に入っていたデザインを変えないでほしい」という気持ちになってしまったのでしょう。

しかしアップハンドルにしたのには理由があります。スズキ カタナらしい高い運動性能とハンドリングを与えるためには、セルフステアを引き出すことが必要です。セルフステアとは、車体が傾いた際に自然にハンドルが切れる作用のことです。

バイクを自由自在に走らせたり、止めたりするためには、この作用が必要不可欠になり、その作用を引き出すために必要なのが、アップハンドルなのです。アップハンドルは、臨機応変なハンドル操作が可能です。そのため、スズキ カタナの強みである操作のしやすさ、乗りやすさを重視した結果、セパレートハンドルではなく、アップハンドルになっているのです。

このように明確な理由があってアップハンドルにしているのですが、見た目が耕運機に似ていることから耕運機ハンドルとも揶揄されています。評判はあまり良くないのかもしれません。

ストリートファイター系のビキニカウル

ダサいといわれている理由のもう1つがビキニカウルにあります。ビキニカウルとは、バイク前方のヘッドライト周りのことです。スズキ カタナらしいビキニカウルではあるのですが、ストリートファイター系の顔にも見えます。

個人によって評価は分かれるところではありますが、ストリートファイター系の顔をもつバイクを嫌っている方も多くいます。スズキ カタナはそれに近づいてしまったので、ダサいという評価を受けているのでしょう。

本当にスズキ カタナはダサいのか?

まずは、以下の公式動画をご覧ください。

ダサいという印象を受けたでしょうか? あくまでも個人の感想になりますが、現代風でかっこいいという印象でした。

そもそも、何がカッコ良くて何がダサいのかというのは、個人の判断によって異なります。もしもスズキ カタナはダサいと感じるのであれば、乗らない方が良いでしょう。

しかし、今まで多くのライダーを魅了してきただけあって、ポテンシャルは非常に高いです。デザイン性も悪く見えるかもしれませんが、いざ乗ってみると現代風のバイクっぽくてかっこいいと感じるかもしれません。

まとめ

《写真提供:Response》スズキ カタナ(手前)

スズキ カタナは非常に魅力的なバイクであることがわかりました。ダサいという声も一部ではありますが、昔のスズキ カタナが好きであった人であれば、満足できる性能のバイクになっているといえるでしょう。

また、最新のスズキ カタナは昔と比べてスペックも格段に上昇しています。より乗りやすくなっており、昔ながらの強みがさらに活かされていてるのです。

デザイン面に関しても、昔と大きくは変わりません。日本刀のようなシャープな見た目はそのままになっています。ハンドルやビキニカウルなどの変わった点はあるのですが、現代風にチューニングされたと考えることもできるでしょう。

購入するか迷っている場合には、一度試乗してみると良いでしょう。スズキ カタナの強みは乗りやすさにあるので、試乗してみることで購入の決め手になるかもしれません。

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