国産車トップクラスの存在感!レクサス「新型LX」が爆誕
《画像提供:Response 》レクサス LX
SUVの人気が高まる現代では、伝統的なクロカンSUVだけでなく、コンパクトなボディサイズで経済性重視のモデルから、クーペ風のルーフラインを持つスポーティなモデルまで、非常に豊富なバリエーションがラインアップされるなど、SUVクラスでも多様性が見られます。
そんな時代にもぴったりなのが、世界で認められる悪路走破性を持ち、使い勝手と走行性能のバランスが取れたホイールベースを維持しながら、高級ブランドのフラッグシップSUVとして恥ずかしくない圧倒的な高級感と豪華装備を有する「高級クロカンSUV」の世界。
SUVの多様性が増している今こそ、その存在意義がより際立って感じられる時代となっている印象です。
国産SUVの中でもトップクラスの高級感と存在感を持つ「レクサス LX」は、国内向けとして2022年1月に新型モデルの発売が開始されたばかりの、最新の高級クロカンSUV。
先代LXは海外市場では10数年にわたって販売の続いた長寿モデルでしたが、新型モデルはあらゆる部分に手が入れられ、最新の高級車にふさわしい仕上がりに更新されており、注目度も非常に高いモデルとなっています。
そんなレクサスの新型LXの特徴を詳しく調査して紹介しますので、その仕上がりが気になっている方は必見です。
■レクサス LXの四半世紀続く歴史を軽くおさらい
《画像提供:Response 》レクサス LX 初代
レクサス LXは、レクサスブランドが1989年にアメリカで誕生した数年後の1995年に初代モデルが誕生。レクサスのフラッグシップSUVとしての歴史は、現在まで25年以上にわたって続いていることになります。
初代から一貫してトヨタ ランドクルーザーと基本構造を共有しているLXですが、初代モデルは外観上のランドクルーザーとの差別化が乏しく販売成績も苦戦。1998年に登場した2代目モデルでは4灯ヘッドランプの専用フロントフェイスや、より上質な内装などを手に入れ、2007年に登場した3代目では内外装の高級化がよりいっそう進められ、それぞれ好評を博しました。
レクサスブランドは2005年まで登場しなかったこともあり、国内でLXが選べるようになったのはもっと最近の話。販売が長期にわたった3代目モデルの2度目のフェイスリフトに合わせ、2015年から国内導入が開始されました。
そのため国内市場では、6年ぶりのフルモデルチェンジとなった4代目LXですが、海外市場では14年ぶりのフルモデルチェンジとなっており、先代モデルが魅力を長期間維持したことに感服するとともに、4代目モデルへの注目度が世界的に高いことも頷けます。
新型LX600はここが凄い!注目ポイントまとめ
■強烈な威厳を発する最新レクサスデザインのエクステリア
《画像提供:Response 》レクサス LX600
フラッグシップSUVだけあって、存在感が抜群の新型LXのエクステリア。サイズとしては巨大ながら太めの金属調ルーバーで開口部が小さい印象のスピンドルグリルが新鮮で、より筋肉質な印象になったサイドビューやシンプルなリヤビューと合わせ、オフローダーとしての機能美と高級感がうまくバランスされています。
基本構造を共有するランドクルーザーがスクエアで箱っぽいキャビン形状を持つのに対し、LXはより乗用車的で滑らかな印象も。また、L字のモチーフが用いられたヘッドランプやテールランプは当然ながらフルLED仕様で、鋭い目線が昼夜を問わず威厳を感じさせます。
■4人乗り超豪華仕様も注目!モダンで使いやすいインテリア
《画像提供:Response 》レクサス LX600 ”エグゼクティブ”
新たに設定された4人乗り豪華仕様「エグゼクティブ」にも注目が集まる新型LXのインテリアは、包み込むような安心感を乗員に与えつつ、オフロード走行時でも快適性を維持することが考え抜かれた究極の空間。大柄なボディサイズを活かして3列7人乗り仕様も設定されています。
指紋認証スタートスイッチの採用や、不快な音を低減するアクティブノイズコントロールの採用など、最新技術もふんだんに搭載。カラーバリエーションも豊富に用意されていて、選ぶ楽しみも存分に味わうことができるインテリアです。
■抜群の乗り心地を実現、軽量高剛性な最新プラットフォーム
《画像提供:Response 》レクサス LX600 ”オフロード”
「GA-Fプラットフォーム」を新たに採用した新型LXは、ラダーフレーム構造を維持しながらさらに軽量化・高剛性化が進められたことで、オンロード走行性能を大幅に向上。ドライバーの操作にレスポンスよく応え、カーブでも不安を感じさせない安定した走行感覚は、同乗者にもうれしいポイントです。
オンロード性能が上がったからといってオフロード性能を落としたわけではなく、むしろさらに悪路走破性を向上させつつ、悪路でも安定感のある乗り心地を追求。どんなシーンでも、LXならではの上質な世界観を味わい続けられます。
■排気量ダウンでも力強さアップ!最新V6ターボと10速AT
《画像提供:Response 》レクサス LX600
先代モデルは5.7リッターという大排気量のV8自然吸気エンジンを搭載していましたが、国内向けの新型LXは3.5リッターのV6ツインターボエンジンにダウンサイズ。排気量を下げても最後出力と最大トルクは向上しており、ツインターボならではの分厚いトルクを低回転域からワイドに味わえます。
組み合わせられるトランスミッションは10速ATで、発進時以外のほぼ全域でロックアップ状態とすることで、メリハリの効いたフィーリングを実現。ワイドなギヤレシオが設定できることで、オフロード走行と高速巡航時の快適性や燃費性能を丸ごと向上させています。
■安全機能やコネクティッド機能も大幅強化
《画像提供:Response 》レクサス LX600 ”オフロード” インテリア
最新のレクサス車ですから、最新のコネクティッド機能や予防安全機能は当然標準装備。スマホアプリ「My LEXUS」から車の始動をできなくする防犯機能が利用できるほか、電動パワーステアリングの採用でレーントレーシングアシストに対応した点や、先進のドライバー異常時対応システムにも対応しているなど運転支援機能の充実にも注目です。
オフロード走行だけでなく狭い道での運転にも役立ちそうな新機能が、画像合成によって車両のフロア下を透過表示する「アンダーフロアビュー」表示にも対応したマルチテレインモニター。大柄なボディながら死角なく周囲が確認でき、安全運転をサポートしてくれます。
レクサス LXのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,100mm×1,990mm×1,895mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,850mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 2,600kg | |
燃費 | WLTCモード:8.0km/L | |
エンジン種類 | V型6気筒ガソリンツインターボ 3,444cc | |
エンジン最高出力 | 305kW(415ps)/5,200rpm | |
エンジン最大トルク | 650N・m(66.3kgf・m)/2,000-3,600rpm | |
駆動方式 | 四輪駆動(4WD) | |
トランスミッション | 10速AT | |
新車価格 | 16,363,636円(消費税抜) |
新型LX、ライバルと比べてどうなの?Gクラス、ディフェンダー
■メルセデスベンツ Gクラス:アイコニックな見た目は無敵かも
《画像提供:Response 》メルセデスベンツ Gクラス
芸能人御用達の高級SUVの代表格が「メルセデスベンツ Gクラス」です。 1979年の発売からイメージを継承し続けている、角張ったデザインとオーバーハングが短いオフローダーならではのフォルムが印象的で、一目でGクラスとわかるアイコニックなデザインが人気です。
2018年には、およそ30年ぶりに全面改良された現行モデルが登場し、170kgもの軽量化や9速ATの採用などメカ面が最新仕様に更新されたほか、走行性能や安全性能、快適装備もレベルアップされました。
悪路走破性の面では、センター/リヤ/フロントのデフロックがスイッチ操作でそれぞれ可能となっているなど、本格派の性能を引き続き実現。普段はラグジュアリーなドライブを楽しみながらも、いざという時にしっかり頼れる性能は、高級クロカンSUVならではの魅力ですね。
ただしGクラスは、世界的な人気の過熱によって生産が追いつかず、新車購入できるのは抽選に当選した方のみ。納期も伸びがちな状況が長く続いているようです。
■ランドローバー ディフェンダー:定評の走破性にモダンな魅力をプラス
《画像提供:Response 》ランドローバー ディフェンダー 110
系譜の源流を辿ると、戦後間もない1947年に登場した「ランドローバー シリーズ1」に行き着くという、深い歴史を持つクロカンSUVが「ランドクルーザー ディフェンダー」です。現行モデルは2019年に登場したモデルで、改良は重ねられつつも数十年にわたって基本設計を維持してきた先代から、一気にモダンな設計や装備となったことで話題を呼びました。
現行のディフェンダーは、現行車らしい滑らかなフォルムながら「らしさ」を感じさせるディテールを散りばめたデザインも好評ですが、注目なのは先代のラダーフレーム構造からアルミモノコックのシャシーに変更された点です。
高剛性な設計とすることで、ねじり剛性は先代のラダーフレーム構造から約3倍の強度を確保するなど、ランドローバー史上もっとも頑丈なボディ構造としており、大入力を受ける機会も多いオフロード走行でもその性能に不足はありません。さらに燃費の向上などにも役立つ軽量化も実現しています。
ディフェンダーには、3ドアの「90」と5ドアの「110」の2つのボディスタイルが存在しており、LXの比較対象としてサイズが近いのは「110」。価格帯としては、ガソリンエンジンのベースモデルでは税抜500万円台からラインアップがあるなど高価ではあるものの、税抜1,100万円スタートのLXと比較すると割安な印象もあります。
まとめ
《画像提供:Response 》レクサス LX600
レクサス 新型LXの魅力を詳しく紹介しました。
最新モデル、さらにブランドを代表するフラッグシップSUVというだけあって、その魅力は圧倒的。高級感があるだけでなく、本格オフローダーならではのオーラも感じられる点は、LXならではの世界観といえるでしょう。
先行してデビューしたトヨタ ランドクルーザー同様に、新型LXの受注は爆発的に増加しているようで、納車待ち期間がどんどん長期化している様子。新型LXが気になった方は早めに行動しておきたいところですね。
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よくある質問
■新型LXはいつ発売?いくらするの?
レクサス LX600は、2022年1月にフルモデルチェンジを受けたばかりのLXの最新モデルです。日本仕様では、海外で設定のあるFスポーツグレードが設定されない代わりにオフロード性能を向上させた「“オフロード”」が追加設定されています。税抜価格帯としては、LX600の約1,136.4万円から、LX600 “エグゼクティブ”の約1,636.4万円までとなっています。
■レクサス LXとトヨタ ランドクルーザーは関連があるの?
レクサス LXは、初代から一貫してトヨタ ランドクルーザーと基本構造を共有した兄弟車となっています。ランドクルーザー譲りの高い悪路走破性能に、レクサスならではの上質なデザインや快適性、先進機能を追加することで、LXならではの世界観が演出されています。
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