トップへ戻る

どうすれば上がる?自動車保険の等級の決まり方と注意点

どうすれば上がる?自動車保険の等級の決まり方と注意点

「自動車保険の保険料が高い」と悩んでいる方の中には、なぜ保険料が高くなるか、その理由がわからないという方もいるでしょう。自動車保険の保険料が決まる要素はいくつかありますが、その中でも特に重要となるのが「等級」です。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


自動車保険の等級とは?

自動車保険の等級とは?

自動車保険の等級とは?

自動車保険の等級とは、契約者の事故歴から判断された、事故リスクの目安のようなもの。一部例外はありますが、1等級から20等級まであり、等級の数字が高いほど保険会社から事故リスクの低い契約者と判断されていることを示します。

等級が上がるメリット

事故リスクは保険料に影響を与える要素の1つで、等級が上がることにより保険会社から事故リスクが低いと判断してもらえると、割引率が上がり保険料は下がります。

自動車保険の等級の決まり方

等級はどうすれば上げることができる?

等級はどうすれば上げることができる?

等級が上がるほど保険料が下がるのであれば、みなさん等級を上げたいと考えますよね。では、等級はどうすれば上げることができるのでしょうか。

契約時の等級

自動車保険に新規加入する場合、年齢や車種などに関係なく、6等級から始まります。条件を満たせば7等級からスタートできる「セカンドカー割引」が適用される場合も。

ただし、その条件はセカンドカーであることや、1台目の車が11等級以上であること、2台とも所有者が個人であり、自家用8車種であることなど、いくつかの条件を満たしている必要があります。自分も適用されるかも?と思った場合には、迷わず保険会社に確認してみましょう。

等級の上がり方

保険の満期日まで1年間、事故がなく自動車保険を使うことがなければ、次回の契約更新時に等級が1等級上がります。

もし、事故があったとしても、自動車保険を使っていないのであれば、無事故の場合と同様に等級が上がります。

等級が下がる場合

等級は自動車保険を使うと下がります。等級が下がるタイミングは等級が上がる場合と同様で、次回の契約更新時。ただし、等級が下がる場合は1等級ずつとは限らず、事故の内容によって変わるので注意が必要です。

事故の内容が人にケガをさせるようなものであったり、車との事故や単独事故、当て逃げなどの場合は3等級、台風や洪水などの自然災害盗難、車へのいたずらなどの場合は1等級下がります。

また、等級では、「無事故」と「事故有」で区別されており、同じ等級であっても、「事故有」であれば「無事故」の場合よりも保険料が高くなります。この「事故有」は3等級下がる事故1件につき3年の加算、1等級下がる事故1件につき1年の加算がされ、この期間のことを「事故有係数適用期間」といいます。

そのため、3等級下がった場合、3年間は「無事故」の場合よりも割り増しで保険料を支払うことになります。

等級が変わらない事故

等級は基本的に、事故があって自動車保険を使うことによって下がります。しかし、事故の内容によっては保険金が支払われたとしても、等級が下がらないことも。このような等級の下がらない事故を「ノーカウント事故」と呼びます。

例としては、相手側が任意保険未加入で支払いができず、無保険車傷害保険のみを使用した場合や、単独事故で自分の治療費として人身傷害保険のみを使用した場合などです。

等級が落ちない事故の条件は保険会社によって異なるので、事前に保険会社に確認しておくことも重要です。

等級は引き継げる

車を買い替えた際には、車両入替という制度によって、新しい車にこれまでの等級を引き継ぐことができます。そのため、車を買い替えたからといって、再び6等級に戻ることはないので安心しましょう。

また、親の等級を子供へ、など家族間で引き継ぐのもよくあるパターンです。ただし、引き継ぐ人は自動車保険に入り直さないといけないことや、引き継げるのは同居している親族に限られるなど、誰にでも引き継げるわけではないので、事前によく確認しておきましょう。

自動車保険の等級で知っておくべき3つの注意点

等級を上げていく場合の注意点とは?

等級を上げていく場合の注意点とは?

自動車保険の保険料を安くするには、等級を上げていくことが重要になります。その等級を上げていく場合に、いくつか注意点があります。

1:契約し直しても等級はそのまま

等級は6等級から始まり、等級が下がるほど保険料は高くなります。そのため、5等級以下となった方の中には、「解約をして違う保険会社で契約すれば6等級に戻るのではないか?」と考える方もいます。

しかし、自動車保険では契約の満期日から13ヶ月間は、等級や事故有係数適用期間が引き継がれるので、13ヶ月以内に契約し直したとしても、6等級からのスタートはできません。

2:6等級に戻されることがある

無事故で等級を順調に上げていたとしても、自動車保険が満期日を迎えて、次の保険の始期日までに8日以上空いてしまった場合には、また6等級からのスタートになります。

契約更新を忘れて、満期日から8日以上過ぎてしまうと、せっかく積み上げてきた等級が6等級になってしまうので注意しましょう。

3:車に長期間乗らない場合

前述のとおり、満期日から次の保険の始期日まで8日以上過ぎてしまうと6等級に戻ってしまいますが、契約期間中に車を手放したり、転勤や海外渡航などの理由で長期間運転しなくなる方もいるでしょう。

長期間運転しない場合、保険会社に中断証明書を発行してもらえます。中断証明書があれば多くの保険会社で、10年間等級を引き継ぐことができます。そのため、再び運転するようになった際に、以前の等級で自動車保険に加入することができます。

ただし、中断証明書を発行してもらうには、7等級以上であることや解約日や満期日から13カ月以内に発行請求することなど、条件があるので事前に内容を確認しておきましょう。

等級以外に自動車保険料を決める要素

等級以外に自動車保険料を決める要素も知っておきましょう

等級以外に自動車保険料を決める要素も知っておきましょう

自動車保険の保険料を決める要素は、もちろん等級以外にもあります。どのような要素によって保険料が決まるのかも知っておきましょう。

補償

自動車保険では、補償の内容と範囲を充実させるほど、保険料は高くなります。そのため、どのような条件のときに、どのくらいの保険金が必要か、補償内容・範囲と保険料のバランスを考えることが重要です。

契約条件

自動車保険に加入する際には、保険会社から事故歴や運転歴、車の使用頻度や運転者の年齢などが確認されます。

これらを確認して、保険会社は契約者の事故リスクを判断します。その事故リスクは契約条件に影響するため、同じような補償内容でも契約者によって保険料が異なります。

保険会社

自動車保険の保険料は、保険料によっても異なり、同じような補償内容でも、保険会社が変われば保険料も変わってきます。もし、少しでも保険料を抑えたいのであれば、複数社から見積りを取って比較してみることをおすすめします。

まとめ

安全運転を心がけ、無事故で等級を上げることも意識してみてください

安全運転を心がけ、無事故で等級を上げることも意識してみてください

保険加入時は他社との比較も重要ですが、自動車保険は等級を上げていくことで保険料を下げることができます。もし「自動車保険の保険料が高い」と悩んでいるのであれば、日頃から安全運転を心がけ、無事故で等級を上げることも、ぜひ意識してみてください。

こちらの記事もおすすめ!

関連するキーワード


自動車保険

関連する投稿


落雷の際は車内にいれば安全?JAFが車に落雷した際の影響について実験結果を公開

落雷の際は車内にいれば安全?JAFが車に落雷した際の影響について実験結果を公開

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は10月13日(金)、車に雷が落ちた際にクルマやドライバーに与える影響について実験し、その結果を公開しました。落雷の際は車内にいれば安全といわれていますが、本当なのでしょうか。


初心者必見!自動車保険の内容と比較するポイント

初心者必見!自動車保険の内容と比較するポイント

自動車保険には、自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)と任意保険があり、自賠責保険はすべての車に加入が義務付けられています。一方、任意保険は、その名の通り加入は任意ですが、自賠責保険で補償されない部分をカバーできます。今回は自動車保険のそれぞれの補償内容を詳しく解説しながら、任意保険の選び方とその比較のポイントを紹介します。


どこに加入すべき?自動車保険を選ぶポイントとおすすめの自動車保険会社

どこに加入すべき?自動車保険を選ぶポイントとおすすめの自動車保険会社

自動車保険はいろいろな保険会社が取り扱っています。そのため、自動車保険を選ぶ際に、「どのようなものを選べばよいのか?」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。 そのため、自動車保険を選ぶ際には、どのようなポイントに注意すればよいのか、事前に把握しておきましょう。


なぜ高い?自動車保険を安くするための方法とは

なぜ高い?自動車保険を安くするための方法とは

加入をすれば、ずっと払い続けていくことになる自動車保険。その保険料が「高い!」と感じたり、上がっていく保険料に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。 そんな方に向けて、自動車保険はどのような要素で高くなるのか、どうすれば安くできるのかなどをまとめました。


自動車保険の比較・検討|見積もりには比較サイトが便利でお得!

自動車保険の比較・検討|見積もりには比較サイトが便利でお得!

自動車保険は、比較・検討することで、自分に合った補償内容に調整しつつ、保険料を安くできます。今回は、見積もりを取るのに比較サイトが便利な理由と、各種キャンペーンについてまとめました。


最新の投稿


ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツは2024年11月5日に、コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良モデルを発表しました。安全性を高めたほか、価格を改定したといいます。


車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

突然の積雪に見舞われると、準備不足から大きなトラブルにつながることもあります。雪による交通事故や車の故障を防ぐためには、事前の準備と適切な対策が欠かせません。この記事では、車の雪対策として、事前に揃えておきたいグッズや雪道での運転時の注意点、駐車時の積雪への対策などを詳しく解説します。これから始まる寒い季節に備え、この記事を参考に雪対策の準備を整えておきましょう。


MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)が提供する新車見積は、これから新車を購入する人にオススメのサービスです。通常、新車を購入するには、ディーラーや販売店へ足を運んで見積りや商談を直接やり取りしたり、比較検討するために複数のディーラーや販売店へ出向かなければならなかったりと大変です。しかし、MOTA(モータ)の新車見積は自宅に居ながらWEBだけで、気になる新車を簡単に複数のディーラーや販売店から見積りをしてもらうことが可能です。そこで本記事では、MOTA(モータ)の新車見積サービスについて、特徴からメリット・デメリット、そして利用方法についても詳しく解説していきます。新車購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。


スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバルは2024年11月7日に、軽バン「サンバーバン」の一部改良モデルを発表しました。側面衝突時の乗員保護を高めたといいます。


オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

タイヤが安く買えることをテレビCMなどでアピールしている「オートウェイ」。本当に安く買えるのでしょうか。また、安く買えたとしても品質に問題はないのか不安に思われる方もいるでしょう。さらに、オートウェイはネットで簡単にタイヤが買えますが、取り付けはどうすればいいのか気になるところです。そこで本記事では、オートウェイの特徴や注意点をはじめ、本当に安いのか、品質は大丈夫なのかということや、購入して取り付けするまでの流れも解説します。そろそろタイヤ交換を考えている方は、この記事を読んで参考にしてください。