近年では、ドライブレコーダーで撮影されたあおり運転や事故の映像が、ニュースなどでも頻繁に取り上げられるようになりました。
あおり運転は悪質な危険行為です。また、あおり運転に限らず、道路の脇から自転車が急に飛び出して来たりと、運転中は常に危険と背中合わせ。十分に注意して運転していても、被害者にも加害者にもなってしまう可能性が絶対ないとはいいきれません。
車を利用する頻度は人それぞれですが、性能さえよければ、すべての方に同じドライブレコーダーがおすすめなのでしょうか。どこに付けたらいいのか、どのようなものがいいのか迷ううちに時間が過ぎている方もいるのでは?
そんな方のために、ドライブレコーダーを付けた方がいいのか、付けるべき理由は何か、そしてドライブレコーダーにはどのような種類があるのか解説します。
ドライブレコーダーを付けるべき3つの理由
ドライブレコーダーを付けるべき3つの理由は?
ドライブレコーダーの普及率が上がってきているとはいえ、まだ必要性を感じない方や、迷っていてまだ付けていない方は、ぜひ参考にしてください。
まずドライブレコーダーを付けるべき3つの理由を紹介します。
■1:証拠映像の記録
ドライブレコーダーを付けると事故やトラブル発生時の前後の映像を記録できます。
例えば、赤信号で止まっている時に追突されてしまい、ルームミラーで後ろを見たら、追突した車は走り去っていてナンバープレートを確認できなかった場合。そんな時でも、ドライブレコーダーに証拠映像が残るので心配ありません。
また、誰かが事故にあった時にドライブレコーダーの映像を提供をすることで役立つこともあります。
■2:あおり運転の抑制
あおり運転の抑制になります。
あおり運転の一部始終が記録され状況証拠として残せるのと、ドライブレコーダーに「撮影されている」と相手が認識することで、通報されればすぐに特定されて捕まってしまう!と、あおり運転の抑制につながります。
ドライブレコーダー搭載ステッカーも多く販売されているので、このステッカーを貼ればさらに効果的です。
■3:いたずらや盗難対策
監視機能付きのドライブレコーダーでは、車上ねらいや、いたずら対策にも対応できます。
車の購入は、マイホーム購入の次に大きな買い物といわれますが、大胆にも高価な車を狙う犯罪も増えています。大事な車にいたずらされたり、鍵を壊されて中のものを盗まれたら怒りが収まりませんよね。ドライブレコーダーをつけていれば泣き寝入りせず、犯人特定につなげることができます。
ドライブレコーダーのタイプ
ドライブレコーダーのタイプは?
ドライブレコーダーの普及率向上に比例して、その種類や機能もどんどん増えています。
ドライブレコーダーの種類は、大きくわけて、一体型、分離型、ミラー型の3タイプ。使い方、付ける場所などで迷っている方は参考にしてください。
■一体型
本体とカメラがひとつになっているのが一体型です。
ガラスに粘着テープで貼り付けるタイプで、電源もシガーソケットから取るモデルが多く、簡単に設置できます。しかし、ルームミラーの近くに付けると、大きさが気になる方もいるかもしれません。
■分離型
本体とカメラがわかれている分離型で、セパレート型とよばれることも。
カメラが小さいので目立たず設置できます。配線の取り回しが難しい場合は、イエローハットやオートバックスなどのカー用品店やディーラーに取り付けを依頼しましょう。
■ミラー型
ルームミラーに取り付けられるのがミラー型です。
既存のルームミラーにかぶせるだけなので、運転席に座っても視界を妨げません。ミラー部分がモニターになっていて、映像の確認もすぐにできるのも特徴です。シガーソケットから電源を取るものだとより簡単に設置ができます。
ミラー型ドライブレコーダーのメリット
ミラー型ドライブレコーダーのメリットは?
ドライブレコーダーの機能やタイプ、そして付けるべき理由を解説してきました。
それぞれの機能や種類も増えてきて、どこに重きを置くかで、より良いドライブレコーダーを選べると思います。そんな中で人気が上昇しているのが、ミラー型ドライブレコーダーです。なぜ人気なのか、メリットを挙げてみましょう。
■視界を妨げない
既存のルームミラーに取り付けるので、視界を妨げないので、設置後の違和感もほとんどなくこれまで通りの運転ができます。
■邪魔にならない
フロントガラスに貼り付けるタイプとは異なり、車内のインテリアも邪魔せずスッキリとした印象です。
■後方が確認しやすい
後部カメラは車両の後ろに取り付けるため、後部座席に人が乗っていても、荷物を多く積んでいても、モニターで後方の安全確認ができます。
■固定しやすい
一体型や分離型はガラス面に貼り付けるので、接着部分の劣化によっては、ズレたり落ちたりする心配も。
しかし、ミラー型であれば、既存のルームミラーに「被せる」ので、固定しやすいのがメリットです。
ミラー型ドライブレコーダーのデメリット
ミラー型ドライブレコーダーのデメリットは?
4つのメリットで人気の理由がわかっていただけたかと思いますが、ミラー型ドライブレコーダーにも、デメリットはあります。
購入予定の方は、デメリットを理解して検討してみてください。
■ミラーの角度が調整しにくい
既存のルームミラーにすっぽりと被せるので、運転者が変わってミラーの角度を変えたい時などミラーが二重になっていることで、調整しにくくなります。
ミラー型ドライブレコーダーを使ってみよう
ミラー型ドライブレコーダーを使ってみましょう
ミラー型ドライブレコーダーのメリットを紹介しました。最新のものだと、電子ミラー型のドライブレコーダーが人気のようです。通常のミラーに液晶モニターを搭載し後方のカメラで撮影した映像がすぐにその場で確認ができるようです。
ドライブレコーダーは必須です。取り付けが楽にできて視界の邪魔にならない、ミラー型ドライブレコーダーを使ってみましょう。