レジャー需要は順調に回復!国内線はコロナ禍前水準・国際線は前年1.5倍超
航空各社から発表された2023年のお盆期間(8月10日~20日)の予約状況によると、各社国内・国際線共に前年の総予約数を大きく超える結果となりました。
国内線の総予約数はコロナ禍前の水準まで回復し、国際線の総予約数はコロナ禍前までの水準にはまだ及ばないものの、前年比の150%以上と前年から大きく伸長し、レジャー需要の順調な回復が見て取れます。
また、下り便のピークは8月10日(木)と11日(金・祝)で、上り便のピークは15(火)、16日(水)、17日(木)になるとされており、ピーク日には空港の混雑が予想されます。
ここからは、JALグループ・ANAグループ各社の予約状況の詳細を紹介します。
■JALグループ 2023年お盆期間の予約状況
JALグループ 国内線
JALグループにおける2023年お盆期間の国内線の総予約数は、2019年の94.3%とコロナ禍以前の水準近くまで回復しました。
方面別では、全方面で前年を上回る予約数となり、特に、東北・北陸方面、中国・四国方面、九州方面の総予約数は前年の120%を超える結果となりました。
お盆期間の日別のピークは、下り便が8月10日(木)と11日(金・祝)、上り便は8月15日(火)となり、ピーク日には空港の混雑も予想されます。
JALグループ 国際線
対して、国際線においては、総予約数はコロナ禍前の69.6%まで回復。前年比も158.4%と大きく伸長しました。
方面別では、全方面で前年の予約数を上回っており、特に、ハワイ・グアム線、台北線、ソウル線の予約率が90%を超え、非常に好調に推移しています。
お盆期間の日別のピークは、日本出発は8月11日(金・祝)、日本到着は8月19日(土)です。
■ANAグループ 2023年お盆期間の予約状況
ANAグループ 国内線
Peachを合わせた2023年予約数は1,795,953人です。(前年比128.7%、2019年比103.2%)
Peachを除くANA単体の2023年お盆期間の国内線の総予約数は、コロナ禍前の2019年と比較して93.7%、前年比132.0%となりました。Peachを含めた合計予約数では、コロナ禍前の103.2%となっており、大型連休でコロナ禍前2019年を超えるのは初めてです。
方面別では、関西・中四国方面が前年比約150%に。日別のピークは下り便が8月10日(木)、11日(金・祝)、上り便が8月16日(水)、17日(木)です。8月10日(木)、11日(金・祝)においては、1日あたりの旅客数でコロナ禍以降最多を更新する見込みとのこと。空港内も混雑が予想されます。
ANAグループ国際線
国際線においては全路線合計で総予約数は前年比177.8%と大きく伸長しました。
日本発便は前年比約260%。方面別ではハワイ行きが前年比約3倍、ソウル・バンコク線などアジア方面も前年比約2.5倍となり、レジャー需要の回復が見て取れます。