マツダ CX-3 試乗記
改良したマツダのCX-3!CX-5との違いや、乗り心地が気になるところですよね。
今回はCX-3とCX-5の違いが少しでもわかりやすくなればと思い、試乗記をまとめてみました。
■僅か10か月で早くも改良を受けたCX-3 その性能はいかに
CX-3、当初は上級に位置する『CX-5』と市場を食い合うのではないかと言われていたが、少なくともこの10か月を見る限り、見事なほどきれいに棲み分けできている。
で、今回の改良がどこにあるか。これまでのリサーチで、ユーザーの声は低回転時にもたつき感がある(ディーゼル)。登り坂等での追い越し加速が物足りない。ステアリングの細かい修正が必要、乗り心地のしなやかさに欠ける。価格設定が高い。黒革のインテリアが欲しい。等々であった。それらの声に一気に答えてしまおうというのが、今回の改良である。
■ユーザーの声にとことん向き合った改良
具体的に何をやったか。低速時のもたつき感についてはエンジン制御を見直し、アクセル操作に対する加速度を高め、出足を改善した。次にこれまではセットオプションだった、ディーゼルのノック音を打ち消すナチュラルサウンドスムーザーを標準装備化した。ステアリングに付いてはESPの制御見直しをしている。そして乗り心地はサスペンションセッティングを見直し、敢えてフロントのスタビライザー径を小径化している。さらにユーザーから要望のあった黒革のインテリアを追加設定するなど、とことんユーザーの要望に応える改良が施されていた。
【上海モーターショー2017】マツダのコンパクトSUV、CX-3新型まとめ
http://matome.response.jp/articles/509マツダは2017年4月19日、上海モーターショーにおいてプレスカンファレンスを開催、そこで新型CX-3の情報を発表しました。コンパクトSUVが人気の昨今。マツダのCX-3は見逃せません。2017年型に迫りつつ、2015年、2016年型についてもどう改善されたかをまとめました。
■インテリアカラーがすばらしい
新たなインテリアカラーの黒の本革は、シックなイメージを醸し出し、実際本革使用を購入した人の8割以上がこの黒を選んでいるから、まさに狙い通りの数字が出ているといったところである。高額だという声に対しては、これだけの方策を施してお値段据え置きという回答で応えた。マツダは今後も常に新しい技術やアイデアを導入し、クルマを進化させていくというから、買うタイミングは出たらすぐ、が正しいのかもしれない。
祝!マツダ CX-3、タイランド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞!!
http://matome.response.jp/articles/278マツダは3月28日、コンパクトクロスオーバーSUV『CX-3』がタイ自動車ジャーナリスト協会(TAJA)が主催する「タイランド・カー・オブ・ザ・イヤー2016」を受賞したと発表しました。
マツダ CX-5 試乗記
2.5リットルガソリンの「25Sプロアクティブ4WD」と、2.2リットルディーゼルターボは「XDプロアクティブ2WD」。試乗記をお届けします。
乗り込んでまず感じるのはインテリアの質感が素晴らしくレベルが上がったことだ。手に触れる上質なインテリアは国産競合車をはるかに超えるもので、価格的に桁が違う欧州車と並べても何ら遜色ないレベルに仕上がっているのだ。
■安定性の高い走り!
高速走行時の直進安定性はかなり高く、修正をほとんどする必要がない。これもGVCの効果だろうと思われる。コーナリングではグリップ感がしっかりと伝わってくる安心さを感じさせる。ただ、少し高めのスピードでコーナーへ入っていくと、ステアリングの軽さと車高の高さが災いするのかステアリングの動きに過敏に反応する傾向もあった。
■高速走行時でも十分な静粛性
加速フィーリングでもディーゼル車のトルクの太さが際立った。発進時から力強さを感じさせ、高速域まで一気に加速する。ガソリン車の方は高回転までキレイに伸びて軽快感は感じられるものの、トルクの力強さではディーゼル車には敵わない。とくに街中で走ることが多い場合は明らかにディーゼル車に分がある。ただ、ディーゼル車は旧型に比べてノック音は抑えられているが、アイドリングや走り出したときのノイズ感はガソリン車の方が小さい。とはいえ、旧型に比べたらディーゼル車も大幅に静粛性が高められており、高速走行時でも十分な静粛性は保たれている。
■ディーゼルもいいが、ガソリンだっていいぞ
『CX-5』の用途や車格からいって、本来ならエンジンはディーゼルが押しのはずだ。トルクがあるわ、ワンタンクで走れる距離は長いわ。でも、この最初の一秒を知ってしまうと、ガソリンに乗らなきゃもったいないとすら思ってしまう。
さらに乗りやすさを増幅させるのは、「G-ベクタリング・コントロール」だ。すでに、『アクセラ』などにも採用されているこのシステム。要するに、ふらつきをおさえ、クルマの重心を低く感じさせる魔法のシステム。それが、CX-5のように背の高いクルマだと、やばいくらい効いてくる。
■G-ベクタリングコントロールで、運転楽々
さらに乗りやすさを増幅させるのは、「G-ベクタリング・コントロール」だ。すでに、『アクセラ』などにも採用されているこのシステム。要するに、ふらつきをおさえ、クルマの重心を低く感じさせる魔法のシステム。それが、CX-5のように背の高いクルマだと、やばいくらい効いてくる。
背の高いクルマはどうしても重心が高く、ドライバーのアタマの位置がコーナーなどで左右にふられやすい。でも、それがないうえ、実際にふらつかないからハンドル操作も少なく、つまり、めっちゃめちゃ楽なのである。
おそらく、運転が上手でコーナーの先までを瞬時に読み取り、一回でぴたっとハンドルの動かす角度を決められる人には、さほど影響がないかもしれない。でも、私のように、コーナーの途中でちょいちょい小刻みに切り足すようなへたっぴには、まさに魔法のシステム。ものすごく楽にするーっとコーナーをこなせるのである。