耐久性に優れる“新ハイブリッド”搭載モデルも登場
《画像提供:Response》〈写真提供:レクサス〉レクサスLX700h
レクサス「LX」は、トヨタ「ランドクルーザー」のレクサス版として1996年に誕生しました。
日本には1998年に誕生した2代目モデルがランドクルーザー“シグナス”として導入されているほか、レクサスブランドのクルマとしては、2015年に3代目のマイナーチェンジモデルから導入が始まっています。
現行モデルは2022年に誕生した4代目。「世界中のどんな道でも楽に・上質に」をコンセプトとして、世界中のあらゆる道での走行に耐えうる運動性能と、レクサスらしい上質な乗り心地を両立するフラッグシップSUVとなっていおり、現在では世界約50ヶ国以上の国に導入されています。
ボディサイズは、全長5,100mm×全幅1,990mm×全高1,885-1,895mmと国内で販売されるレクサス車の中では最大級のボディサイズです。
エクステリアは、レクサスらしいスピンドルボディを装備した豪勢なデザイン。インテリアは、本格SUVらしからぬ上質で豪華なデザインです。
そんなLXの一部改良モデルが、2024年10月10日に発表されました。
《画像提供:Response》〈写真提供:レクサス〉レクサスLX700h
今回の一部改良では、レクサス車に続々と行われているラジエータサポート廻りの剛性向上を実施。ステアリング操作に対するリニアな反応を実現したほか、補強部材をパッチ形状とすることでホイールアーティキュレーション(=タイヤの浮きにくさ)を維持しており、悪路走破性を犠牲にしていません。
また、インストルメントパネルリンフォースメントについても、ブラケット追加や既存ブラケット板厚変更を実施し、ステアフィールと操縦安定性を向上させるほか、キャブマウントクッションについても構造を刷新し、結合剛性を向上させフレーム車特有のブルブルとした低周波の振動をより一層低減しています。
さらに、AVSアクチュエータ部のバルブ構造も見直しも行い、突き上げ感を抑えた滑らかな乗り心地を実現。トランスファーLoレンジにおいても、極低速から車両が停止する際の減衰力コントロールを改善しています。
インテリアでは、12.3インチ大型フル液晶メーターの採用や、フロント席リフレッシュシートの採用、センターコンソール上面の「置くだけ充電」の世代を更新するなど、商品力の向上が図られています。
《画像提供:Response》〈写真提供:レクサス〉レクサスLX700h
先進安全装備では、Lexus Safety System +のアップデートによる予防安全機能の刷新を実施。プロアクティブドライビングアシストや、プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロールなど様々な機能をアップデートしています。
そして、今回の一部改良に合わせ、専用装備と内外装色を施した“OVERTRAIL”が追加設定されています。
OVERTRAILでは、エクステリアで、専用の黒光輝塗装スピンドルグリルとマットグレー塗装アルミホイールをはじめ、各部品(フォグランプ、ルーフレール、ウィンドウモール、ホイールアーチモール、ドアハンドル、アウターミラー、リヤバンパーサイドメッキモール)を黒・ダーク系色でコーディネート。タフな“プロフェッショナルツール”を表現しています。
カラーは、ソリッドのような色彩を持ちながら、メタリックの陰影により立体感を際立たせえう「ムーンデザート」をOVERTRAIL専用色として設定しています(他5色も用意され全6色)。
インテリアは、専用色となる “OVERTRAIL”モノリスが設定されます。シート表皮のメイン部分とドアトリムに低彩度の “OVERTRAIL”モノリスを配し、アッシュバール墨ブラックのオーナメント加飾をコーディネート、オシャレで高級感の高い雰囲気となっています。
このほかオフロード対応装備として、全車標準装備のセンターデフロックだけでなく、OVERTRAIL専用のフロント・リヤのディファレンシャルロックを設定するほか、265/70R18 専用オールテレーンタイヤもしくは65/65R18 専用M+Sタイヤが装備されます(タイヤは地域により異なる)。
今回の一部改良の発表に合わせ、LX初のハイブリッドモデルとなる「LX700h」が世界初公開されました。
LX700hでは、レクサス史上初のパラレルハイブリッドシステムを採用。
同システムは、LXの「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を支える駆動系、フルタイム4WD、トランスファーLoレンジ、トルクコンバータ付ATを電動化においても変わらないものとするために、 3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンと10速ATの間に、クラッチを有する「モータージェネレーター」を配置しています。
これにより、エンジン+モーターの高出力・大トルクを確実に路面に伝えるほか、シチュエーションに応じてエンジンのみ・モーターのみの走行の切替をハイブリッド制御システムが最適にコントロールできるようになっています。
また、他のレクサスのパラレルハイブリッド車には装備されていないオルタネータとスタータを標準装備することで、仮にハイブリッドシステムが停止してしまった場合でもスタータでのエンジン始動が可能。
オルタネータで発電した電力を12V補器バッテリーへ供給することでエンジンのみでの走行を可能にしています。
エンジンのみでの走行中もトランスファーLoレンジの使用やアクティブハイトコントロールによる車高調整、A-TRACの作動は可能で、緊急状態での走行ながら、同様の悪路走破が保証されます。
さらに、リヤフロアに搭載されるハイブリッドメインバッテリーを、上下に分割した防水トレイでパッキングする防水構造となっており、水の浸入を防ぎ、エンジン車同等の渡河性能700mmも確保されています。
万が一防水トレイ内に水が浸入した場合でも、被水センサが検知し、メーターに警告が表示されドライバーが認識でき料になっています。
オンロード走行でも、低速においてはアクセル低開度からレスポンスの良いリニアな発進・加速を、アクセル踏み込み時や高速域においては大トルクを活かした力強く伸びのある加速を実現しており、重量を感じさせない高いドライバビリティを維持しています。
オフロード走行では、トランスファーHiレンジに留まらず、Loレンジでのモーター駆動をレクサスとして初めて採用しており、マルチテレインセレクトの各モードと組合わせることで、繊細なアクセル操作が要求される岩場やダート・深雪路等においてはモーターのみでの走行も一部可能としています。
このほか、採用されるGA-Fプラットフォームもハイブリッド化による重量増加と、全長が伸びたパワートレーンの搭載のために改良を行っています。
専用のクロスメンバーを新設したほか、断面と板厚を最適化し薄型形状とすることでエンジンモデル同等の最低地上高まで確保されています。
それだけでなく、リヤエンジンマウントの材質も見直し、より耐久性の高いものに変更。スペアタイヤ位置変更の為にスペアタイヤクロスを新たに設計するなど、ただのハイブリッド化にとどまらない様々な改良が実施されています。
ハイブリッド化ならではの恩恵として、1,500Wまたは2,400W(導入地域別)までの給電も可能になっています。
一部改良モデルおよび、OVERTRAIL、LX700hは、2024年末以降、順次各地域で発売される予定です。
新車購入なら自動車ローンがおすすめ
新車購入なら自動車ローンがおすすめです。大きなメリットは、一括払いの重圧を感じず、お財布にやさしく車を手に入れられること。さらに、金利が低い場合、他の支払方法よりも賢い選択となることもあります。
自動車ローンを利用して車を購入する場合、まずはローン会社の比較が大切です。金利や手数料、審査のスピードなど、自分に合った会社を見つけましょう。