トップへ戻る

【知ってた?】フェラーリもアルファも!フィアット傘下の車メーカー

【知ってた?】フェラーリもアルファも!フィアット傘下の車メーカー

フェラーリやマセラティ…いずれもイタリアの有名なスポーツカー・高級車メーカーですよね。しかし、これらのメーカーは、今フィアット傘下だということをご存知ですか?フィアット、と聞くと500やパンダといったコロンとした姿がカワイイ大衆車のイメージがありますよね。しかしフィアットはイタリア最大とも言える企業体なんです!

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

【貴方は知ってた?】フェラーリもマセラティも全部あのフィアット傘下

貴方は、フィアットと聞くとどんなイメージを思い浮かべますか。

カワイイ、小さめの、コロンとした車…500とか、パンダとか…。そんなイメージを持っている人が多いのではないかと思います。実は、このフィアットですが、イタリアで最大規模ともいえる企業体なんです。

陸も海も空も攻めるフィアット

フィアットは、スローガンである「フィアット、陸に、海に、空に」のスローガンのもと、自動車だけではなく、鉄道車両や船舶、航空機の製造といった幅広い分野に進出しています。

また、マスコミや金融なども手掛けてます。

イタリアの産業分野全般にフィアットが絡んでいるといっても過言ではありません。

トリノで1899年に設立され、従業員数は20万人をこえるというから驚きですね。「イタリアのフィアット、フランスのルノー」とまで言われています。

2009年には、アメリカのクライスラーに資本参加、2014年にはクライスラーを完全子会社化しました。現在では、「フィアット・クライスラー・オートモービルズ」の通称「FCA」の傘下にフィアットとクライスラーは置かれている状態になっています。

フィアットが手掛けている自動車とは?

そんな、大企業のフィアット、いったいどういった車を販売しているのでしょうか。改めて確認してみたいと思います。

500

フィアット 500

日本でもとりわけ有名な500(チンクエチェント)。
松居一代氏も持っていることで話題になりましたね。

他にも500XというクロスオーバーSUVや、ミニバンタイプの500L、オープントップの500Cなどがあります。

パンダ

フィアット パンダ

名前もかわいらしい、フィアットの小型ハッチバック、パンダ。

フィアットの成功の立役者的車の一つでもあります。

日本では主に、500シリーズ、パンダが販売されていますが、世界では他にもウーノやイデア、シエナといった多くの車種が販売されています。

現在、フィアット傘下の自動車メーカー一覧

フィアット 500X

それでは、現在フィアット傘下となっている有名な車メーカーを見ていきましょう。

アルファロメオ

イタリアの有名な上級車メーカー、アルファロメオ。実はフィアット傘下です。
経営難に苦しみましたが、1986年にフィアット傘下になり、今ではブランドイメージのスポーツ性を前面に出した車の開発、生産を行っています。

ちなみに、アメリカの有名な車メーカー・フォードもアルファロメオの買収を考えていましたが、フィアットが競り勝ったためにフィアット傘下になりました。

もしフォードが勝っていたら、また違った展開があったかもしれないですね。フィアットはこの買収について、自社のスポーツカーラインアップの最高の補完になると話していました。

アルファロメオの現行車種

ジュリエッタ

ミト

4C

ステルヴィオ

ジュリア

ランチア

イタリア・トリノを本拠地とするランチア。ランチアは現在、イタリア国内での専売となっているため、日本ではあまり馴染みのない車かもしれません。
1906年に設立され、1969年以降はフィアットの傘下となっています。

ちなみに、ブランドは縮小傾向にあり、現在はイプシロンのみを販売しています。

ランチアの現行車種

イプシロン

マセラティ

マセラティは、1914年、イタリアのボローニャにて設立されたスポーツカーメーカーです。

マセラティで特徴的な、エンブレム。

このエンブレムのロゴマークはマセラティ創業の地、ボローニャのシンボルの1つである『ネプチューンの噴水』にちなみ、ネプチューンの持つ三叉の銛である、「トライデント」をモチーフにしています。

1993年以降に、フィアット傘下になりました。アルファロメオと同じく、フィアットのスポーツカー部門として高級車の製造・販売を担っています。元々少量生産であったものの、近年は量産ラグジュアリーブランドを目指して拡大戦略を図っています。

そのため、最近では日本のオーナーも増えており、このエンブレムを街中で見たことがあるという人も少なくないかと思います。

マセラティ現行車種

ギブリ

クアトロポルテ

レヴァンテ

グランカブリオ

グラントゥーリズモ

この他に、GT/MCストラダーレという車種も販売されています。

フェラーリ

そして、スーパーカー・スポーツカーメーカーと名高いフェラーリも、フィアット傘下なんです。
1969年にフィアット傘下になることで、経営の安定と新技術の導入を図りました。そのおかげで、フェラーリの創始者であるエンツォ・フェラーリは興味が薄かった市販車部門から手をひき(後々、市販車関係はフィアットの意向に支配されることになりますが)、レース部門に注力することとなりました。

余談ですが、このフェラーリも、フォードとの買収交渉があったものの、結局はイタリアのフィアット傘下になっているんですね。当時、エンツォとフォードの交渉が決裂した理由にはいろいろな説があり、一番の理由は明確にわかっていません。

(あくまでもこれは個人の意見ですが、やはりフェラーリは、せめてイタリア企業の傘下でいてほしい…と思ってしまうので、結果的には良かったのではないかと思います。
フォードにとっては、アルファロメオもフェラーリも結局フィアット傘下になってしまったという苦々しい過去かもしれませんが…)

フェラーリの現行車種

フェラーリ 812スーパーファスト

GTC4ルッソ

フェラーリGTC4ルッソT

ポルトフィーノ

フェラーリ 488 GTB

フェラーリ 488スパイダー

最後に

いかがでしたか。今回は知らなくても生きていけるものの、知ってると少し自分が嬉しい(かもしれない)、そんなフィアットにまつわる車情報をお届けしました。

好きな車について知りたい!と思うのはもちろんですが、好きな車の生産・販売しているメーカーのルーツを知ると、もっともっとその車が好きになれるかもしれませんね。

  • カービュー査定

関連する投稿


フィアット新型「600 ハイブリッド」発売へ!クラストップの23km/Lを実現

フィアット新型「600 ハイブリッド」発売へ!クラストップの23km/Lを実現

Stellantisジャパン株式会社は2025年3月10日、フィアット初のマイルドハイブリッドモデル、「600 Hybrid(セイチェント ハイブリッド)」の導入を発表。同日より、ティザーサイトを公開しており、実際の発売は同年5月26日となる予定です。


フィアット新型「デュカト」発表!デザインやトランスミッションを大幅刷新

フィアット新型「デュカト」発表!デザインやトランスミッションを大幅刷新

Stellantisジャパン株式会社は2025年4月3日、フィアットのプロフェッショナル・ブランド「デュカト(DUCATO)」の「Series 9(シリーズナイン)」の新たなマイナーチェンジモデルを発表。同日より、全国のフィアット プロフェッショナル正規ディーラーにて発売しました。


フィアット新型「ドブロ」発表! ポップなミニバンが大幅改良

フィアット新型「ドブロ」発表! ポップなミニバンが大幅改良

Stellantisジャパン株式会社は2024年12月5日、フィアットのMPV(Multi-Purpose Vehicle=マルチ・パーパス・ビークル)「ドブロ(Doblo)」および「ドブロ マキシ(Doblo MAXI)」の最新モデルを発表。同日より、全国のフィアット正規ディーラーにて発売しました。


フィアット新型「600e」発売!585万円の可愛い「コンパクトSUV」登場

フィアット新型「600e」発売!585万円の可愛い「コンパクトSUV」登場

Stellantisジャパン株式会社は2024年9月10日、フィアット・ブランドの電気自動車新型「600e(セイチェントイー)」を発表。同日より、全国のフィアット正規ディーラーにて発売しました。


フィアット新型「デュカト」発表!全長5mを超える巨大な「商用バン」がアップデート

フィアット新型「デュカト」発表!全長5mを超える巨大な「商用バン」がアップデート

Stellantisジャパン株式会社は2024年8月21日、フィアットのプロフェッショナル・ブランド「デュカト(DUCATO)」の新モデル「シリーズナイン(Series 9)」を発表。同日より、全国のフィアット プロフェッショナル正規ディーラーにて発売しました。


最新の投稿


【軽自動車販売台数ランキング】ダイハツの復活が止まらない?それでも1位はやっぱり「ホンダ車」! 年度末の販売台数人気ランキングに変化はあったのか

【軽自動車販売台数ランキング】ダイハツの復活が止まらない?それでも1位はやっぱり「ホンダ車」! 年度末の販売台数人気ランキングに変化はあったのか

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2025年4月新車販売台数ランキングによると、これまでと変わらずホンダ「N-BOX」が1位となったほか、スズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」といった3位まで入れ替わりはなく、スライドドアを有する人気のスーパーハイトワゴンたちの膠着状態が継続しています。このほか、スズキ「アルト」や、「ジムニー」といったスズキ勢が好調なようです。


 1~5年で車を買い替えた方の約6割が後悔!?乗り換えるまでの期間が短いほど後悔する方が多く"もっと長く乗ればよかった"と感じやすい【ナイル調査】

1~5年で車を買い替えた方の約6割が後悔!?乗り換えるまでの期間が短いほど後悔する方が多く"もっと長く乗ればよかった"と感じやすい【ナイル調査】

ナイル株式会社は、同社が運営する個人向けカーリースサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」にて、自家用車を所有している全国の男女を対象に、車の買い替え時期や理由などについてインターネット調査を実施し、結果を公開しました。


クルマを毎日利用する人の半数以上がガソリン価格に応じてクルマの利用頻度を「変えたいが、変えられない」【パーク24調査】

クルマを毎日利用する人の半数以上がガソリン価格に応じてクルマの利用頻度を「変えたいが、変えられない」【パーク24調査】

パーク24株式会社は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象「ガソリン価格」に関するアンケート実施し、結果を公開しました。


【新車販売台数ランキング】4月はどんなクルマが売れた?トヨタ勢が強すぎてホンダ・日産が押され気味!?

【新車販売台数ランキング】4月はどんなクルマが売れた?トヨタ勢が強すぎてホンダ・日産が押され気味!?

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2025年4月の新車販売台数ランキングによると、1〜4位までは変化がなく、いつも通りの力強さを見せつけましたが、5位以下では「アクア」や「ノア」「ヴォクシー」などトヨタ勢の躍進がみられるなど、ランキングに変化がありました。


mobiAI、韓国Ciel Mobility社およびインドネシアJasnita社とオンデマンド型公共交通に関する戦略的MOUを締結

mobiAI、韓国Ciel Mobility社およびインドネシアJasnita社とオンデマンド型公共交通に関する戦略的MOUを締結

日本を拠点とするモビリティ・物流向けAIソリューション企業 mobiAI株式会社は、インドネシアの通信技術企業 PT Jasnita Telekomindo Tbkおよび韓国のモビリティプラットフォーム企業 Ciel Mobilityと、オンデマンド型公共交通(Demand Responsive Transport、以下「DRT」)事業の共同展開に関する覚書(MOU)を締結したことを発表しました。