トヨタの大型ミニバン!ヴェルファイア
■ヴェルファイアとは?
ヴェルファイアは、トヨタが製造・販売する大型ミニバンです。アルファード(2代目以降)は兄弟車。
ヴェルファイアの名前の由来は、英語で「物静かな」という意味を表す「Velvet」と、「炎」を意味する「Fire」を組み合わせた造語です。クールな情熱を持つクルマという意味が込められています。
2018年1月8日には、ビッグマイナーチェンジを経て、新型ヴェルファイアと新型アルファードが発売されました。
マイナーチェンジを経て、更に迫力のある車へと進化したヴェルファイアについて見ていきたいと思います。
■トヨタ 新型ヴェルファイア アルファードどっちを買えばいいの?
左はヴェルファイア、右はアルファード
兄弟車って簡単に言うけど、アルファードとヴェルファイアは何が違うの?
アルヴェルはどっちがオススメ?
と疑問に思う方も多いかもしれませんが、アルファードとヴェルファイアは兄弟車ですので、基本的な性能はほぼ同じです。一方で、もちろん違いもあります。
上品さや洗練さを謳うアルファードに対し、ヴェルファイアは力強さや先進性を謳っています。このモチーフの違いは随所で見られます。
例えば、ヴェルファイアはフロントマスクに、特徴的な上下2分割のヘッドライトを採用するなど、全体を通してアルファードよりアグレッシヴなデザインとなっていますね。
また、ヴェルファイアは「ちょい悪」「カッコイイ」「押し出し感」といったキーワードで紹介されることが多いです。一方アルファードは「上品」「高級感」など。(とはいえ2018年のマイナーチェンジで、アルファードもなかなかの迫力を持った車になりましたが…)
悩まれる方は、外観や、第一印象で気になった車の試乗をしてみることをオススメします。可能であれば乗り比べてみるのもいいですね。
■トヨタ 新型ヴェルファイア どこが変わった?変更点まとめ
●安全性能の進化
●一部の意匠変更(ヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパー、バックドアガーニッシュ、リヤコンビネーションランプ)
●LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)採用
●インテリアの向上(メーター加飾やシート表皮、木目の色変更)
●最上級グレード「エクスクルーシブ ラウンジZ」を設定
●「Executive Lounge(新設定「Executive Lounge Z」を含む)」のガソリンモデル及び「VL」、「ZG」は搭載エンジンが2GR-FKS型に、ATは8速仕様の「Direct Shift-8AT」に変更
トヨタ 新型ヴェルファイア 詳細情報
■トヨタ 新型ヴェルファイア エクステリア
マイナーチェンジを経て、さらに、「押し出し感」が強まったと言われるヴェルファイア。
ヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパー、バックドアガーニッシュ、リヤコンビネーションランプを意匠変更。
また、最近多く採用されているLEDシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)を採用しました。
フロントビューを中心に進化を遂げたエクステリアは、ヘッドランプの大型化に加え、エアロボディはダンベル形状をテーマとしたデザインでよりダイナミックに仕上がっています。
スタンダードボディは、ひとつの金属の塊のように見えるグリルでクールかつモダンなテイストを加えました。
■トヨタ 新型ヴェルファイア インテリア
新型ヴェルファイア、インテリアはどうなのでしょうか。
新型ヴェルファイアは、メーター加飾やシート表皮、木目の色を変更し、高級感が高まりました。
また、エアロ仕様として、ゆとりのセカンドシートを備える最上級グレード「エグゼクティブ ラウンジZ」も設定しています。
専用インテリアとして「ブラック&ホワイト」の内装色を採用し、シルバー木目調の専用加飾や、防汚処理加工を施したホワイト色のプレミアムナッパ本革シートを採用してモダンな空間を演出しています。
■トヨタ 新型ヴェルファイア スペック/燃費/ボディサイズ/エンジン他
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,935×1,850×1,935mm(ホイールベース:3,000mm) | |
---|---|---|
室内高×室内幅×室内高 | 3,210×1,590×1,400mm | |
最大乗車定員 | 7名 | |
車両重量 | 2,150kg | |
燃費 | JC08モード:10.6km/L | |
エンジン種類 | V型6気筒 | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 221kW (301PS) /6,600rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 361N·m (36.8kgf·m) /4,600~4,700rpm | |
タンク容量 | 75L | |
駆動方式 | 2WD/4WD | |
トランスミッション | 8速オートマチック(Direct Shift-8AT) |
パワーユニットは2.5リットル4気筒エンジンベースのガソリン車およびハイブリッドモデルに加え、よりダイレクトな走りと高い燃費性能を実現するV6 3.5リットルエンジン(最高出力301ps・2GR-FKS)&ダイレクトシフト-8AT採用モデルを追加。
また、構造用接着剤の適応範囲拡大や高剛性ガラス接着剤の使用などによりボディ剛性を高め、優れた操縦安定性と乗り心地を実現しています。
■トヨタ 新型ヴェルファイア 安全性能
トヨタセーフティセンス第2世代版
新型ヴェルファイアは、安全性能もパワーアップしています。
まず、第2世代に進化した予防安全パッケージ「トヨタ セーフティ センス」を全車標準装備しました。
「プリクラッシュセーフティ」や、レーダークルーズコントロール使用時に、同一車線内中央を走行できるよう、ドライバーのステアリング操作をアシストする新機能「レーントレーシングアシスト」を搭載しました。
さらに、後退時の死角を検知して注意喚起してくれる「リヤクロストラフィックアラート」や「ブラインドスポットモニター」を新設定しています。
■トヨタ 新型ヴェルファイア グレード別新車価格
価格は、標準ボディが335万4480円から735万8040円です。
一方、エアロボディは369万2520円から750万8160円です。
標準ボディのエントリーグレードはXで、一番高級なグレードは新しく設定された「HYBRID Executive Lounge」モデルになります。
エアロボディのエントリーグレードはZで、一番高級なグレードはHYBRID Executive Lounge Zです。
※エアロボディ…さらにダイナミックさを増したエクステリアを持ったヴェルファイアのこと。
エアロタイプにふさわしい、重厚感のあるブラックの内装色。ボディカラーには、力強さを表現したレッド系の専用色を新規設定しました。
■トヨタ 新型ヴェルファイア 中古価格
気になるのは、ヴェルファイア新型の中古価格ですよね。
調べてみたところ、エントリーモデルであるZは約380万円~400万円。Gエディションは約461万円~480万円と新車価格とほぼ同じ価格帯でした。
1月8日に発売されたため、さすがに値下がりはしていません。
また、それなら前期型のヴェルファイアは安くなったのでは?と思いこちらも調べてみましたが、未だに約450万円以上はする価格帯ですので、中古車だからお得、新型が出たから旧型は安くなっている、とは言えないようです。
今ヴェルファイア新型が欲しい、という方は素直に新車で買った方がよさそうです。
■トヨタ 新型ヴェルファイア 評価・評判・レビュー
それでは、ヴェルファイア新型、実際に乗った感想はどうなのでしょうか。
試乗記を見ていきたいと思います!
のんびり寛げるクルマ、ヴェルファイア
のんびりと寛げるという点において、今のところこのクルマの右に出るものはないかもしれない。怒涛の加速感は完全にドライバーの自己満足にのみはけ口を求め、2列目の住人はそのエンジンが3.5リットルV6だろうがハイブリッドだろうが、どうでもいい話…である。それにしても周囲も一目置き、快適かつ高性能で、しかも売ってある意味特をするクルマと来れば、誰もが欲しがるのは当たり前のような気がする。近年は中国や東南アジアでもこのクルマの人気ものすごいことになっているようだ。
リセールバリューが異様に高い
それはリセールバリューが異様に高いから。つまり、乗っていて売却しても損はしないクルマだからという側面も大きいと思う。多少無理をして買っても、リセールがいいから次に繋がるというわけだ。そのリセールバリュー、3年乗った兄弟車の『アルファード』は楽々と残価率80%を超えて、90%に近い。つまり、まあ走行距離にもよるのだろうが、3年乗って750万円のクルマを600万円以上で下取ってもらえるというわけだ。
■トヨタ 新型ヴェルファイア 発売日
新型ヴェルファイアは、2018年1月8日よりアルファードと共に発売中です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
本記事では、ビッグマイナーチェンジを経たトヨタの大人気ミニバン・ヴェルファイア新型についてお届けしました。
ヴェルファイアが気になっている貴方、そして現在ヴェルファイアオーナーで新型ヴェルファイアが気になっている貴方も、新型ヴェルファイア、どうでしょうか?