2018年7月5日よりジムニー&ジムニーシエラ新型が発売
スズキ 新型ジムニーシエラJC
スズキは6月18日、20年振りのフルモデルチェンジとなる新型ジムニーの概要を発表し注目を集めていますが、2019年春に発表が予想されていた、ジムニーのワイド版「ジムニーシエラ」の新型も同時に発表されるという予想外の展開がありました。
そして、満を持して2018年の7月5日に、新型ジムニーシエラが発売されました。
本記事では、改めてジムニーのワイド版・ジムニーシエラの基本情報を抑えるとともに、新型ジムニーシエラの最新画像、スペックについて紹介したいと思います。
■スズキ ジムニーシエラとは?シエラの意味は?
スズキ ジムニーシエラ 特別仕様車…ランドベンチャー
みなさんは、スズキのジムニーをご存知でしょうか。
スズキの軽自動車兼オフロード四輪駆動車・ジムニーの派生モデル、それが本記事でとりあげるジムニーシエラです。シエラ(英語:Sierra)とは、山脈を意味しています。
ジムニーが軽自動車であるのに対し、ジムニーシエラは普通自動車で登録されています。ジムニーのワイド版といったところでしょうか。
1998年に「ジムニーワイド」として登場しましたが、2002年にジムニーシエラに改名。以降、マイナーチェンジや一部改良を繰り返しながら進化し続ける3ドアワゴンタイプのクロカンです。
2012年には特別仕様車クロスアドベンチャーが発売されました。
ジムニーと同じくオフロードでの走行を想定して製造されているため、ボディサイズの割に燃費はあまりよくありませんが、その欠点をカバーしてあまりある・ジムニー譲りの走破性を持ち合わせています。
スズキ ジムニーシエラ 特別仕様車…ランドベンチャー(先代)
新型ジムニーシエラのスペック・価格・試乗記・展開モデル・主な装備
■新型 ジムニーシエラ スペック(燃費・ボディサイズほか)
新型ジムニーシエラ
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3550×1645×1730mm(ホイールベース:2,250mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 1,070kg | |
燃費 | WLTCモード:15.0km/L | |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列4気筒 | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 75kW102(PS)>/6,000rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 130(13.3kg・m)/4,000 rpm | |
タンク容量 | 40L | |
駆動方式 | パートタイム4WD | |
トランスミッション | 5MT |
■新型 ジムニーシエラ グレード情報 MT設定も!
1500ccエンジンを搭載した新型ジムニーシエラは「JC」と「JL」の2仕様を設定。
全て4WD(FF設定がないところにこだわりを感じます)で、5MTか4ATを選べます。
MT設定が今回も変わらず設定されているのが嬉しいですね。
また、新型ジムニーシエラのエクステリアですが、従来に比べてもかなり角ばった四角いボディと丸目のデザインが特長です。
都会的なデザインのSUVが続々と登場する中、あえて90年代のレンジローバーのようなどこかノスタルジックで、本来のクロカンらしいオフローダーなデザインが採用されており、他メーカーのSUVと差をつけているのが感じられます。
コンパクトながら本格的なアウトドアが楽しめそうですね。
参考画像:メルセデスAMG G63
また、メルセデスベンツの人気オフロードである「Gクラス」を連想する方もいるのではないでしょうか。
■新型 ジムニーシエラ 「JC」の主な装備
新型ジムニーシエラJC
JCの主な装備は、デュアルセンサーブレーキサポート、LEDヘッドランプ、ヘッドランプウォッシャー、クルーズコントロールシステム、LEDサイドターンランプ付ドアミラー、15インチアルミホイールなどを搭載しています。
■新型 ジムニーシエラ 「JL」の主な装備
新型ジムニーシエラJL
JLの主な装備は、フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプ、フルオートエアコン、キーレスプッシュスタートシステム、電動格納式リモコンドアミラー、スモークガラス、15インチスチールホイールなどを搭載しています。
デュアルセンサーブレーキサポートに関してはメーカーオプションで設定することが出来ます。
■新型ジムニーシエラ エクステリア(外装)画像
スズキ ジムニーシエラ 新型
スズキ ジムニーシエラ 新型
スズキ ジムニーシエラ 新型
スズキ ジムニーシエラ 新型
■新型ジムニーシエラ インテリア(内装)画像
スズキ ジムニーシエラ JC・4AT
スズキ ジムニーシエラ JC・4AT
スズキ ジムニーシエラ JC・4AT
スズキ ジムニーシエラ JC・4AT
■新型 ジムニーシエラ ボディカラーは全9色 受注生産モデルも
ブラック2トーンルーフ
またボディカラーについては新型ジムニーと同様の全9色。またジムニーシエラJCでは、ブラック2トーンルーフを選ぶことが出来ます。
■新型 ジムニーシエラ ジムニーと同じくラダーフレームを採用
新型ジムニーシエラJC ブラック2トーンルーフ
ジムニーシエラの骨格は本格4×4の伝統を受け継ぐラダーフレーム。
サイドのフレームをクロスメンバーで補強することで、悪路走行中も衝撃をしっかりと受け止め、走行性能を高めています。
このラダーフレームってなんだ?と思う方もいるかと思いますが、フレームとは、車を支えている骨組みのようなものですよね。
そしてこのラダー(はしご)フレームは、馬車の時代から採用されており、頑丈で製造が容易、そして重量がモノコック型などと比較して重いという特徴があります。
そのため、岩場などのオフロード系の車種には、ラダーフレームが多く採用されています。(ベンツのGクラス、トヨタのランドクルーザー、ジープのラングラーなど)
■新型ジムニーシエラ 納期は未だに1年かかるって噂!?
2018年7月に発売されたジムニーシエラ。
その当時の納期は約1年と長いもので、やきもきして待っていたといった方も多かったかと思います。
そして2020年現在、シエラの納期はどうなっているのでしょうか。スズキの販売店に確認してみたところ、「未だに納期は1年ほどかかってしまう」とのことでした。そのため今契約しても2021年ごろの納車になってしまうようです。
この異例ともいえる納期の長さ、理由としてはまず第一に人気の高い車であること、そして第二に受注数の多さに反して生産規模が間に合っていないことなんだとか。
いずれにしても、ジムニーシエラの購入検討している方は、早めに販売店に足を運んだ方がよさそうです。
■新型 ジムニーシエラの新車価格は?
新型ジムニーシエラJC
新型ジムニーシエラの新車価格ですが、
JC(4WD・5MT) | 1,958,000円 |
JC(4WD・4AT) | 2,057,000円 |
JL(4WD・5MT) | 1,793,000円 |
JL(4WD・4AT) | 1,892,000円 |
※2020年3月現在
※価格は税込み
です。
先代モデルと比較すると、約20万円~ほど値上がりをしたと言えますが、フルモデルチェンジの内容を見れば納得の数字なのではないでしょうか。
■新型 ジムニーシエラの中古車価格は?
新型ジムニーシエラ(2018年7月以降発売のモデル)の中古車価格についても調べてみました。
平均価格:255万円
価格帯:200万円~445 万円
※2020年3月現在
2020年3月時点では、上記のような価格帯となっています。
中古であってもこの価格!いかに人気なのかがわかりますよね。
スズキ ジムニーシエラ 中古車車検索 | レスポンス(Response.jp)
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■新型 ジムニーシエラに派生モデル?
先日スズキは、7月の正式発表を前に『ジムニー』及びワイド版『ジムニーシエラ』新型の概要を公式写真と共に公開しましたが、海外ではその派生モデルの噂があるようです。
ハンガリーのデザイン会社「X-Tomi Design」は、5ドアのロングモデル、コンバーチブル、ピックアップの3バージョンの予想CGをウェブサイトで公開しています。
もともとバリエーションの多いモデルである「ジムニー」は、これまでもキャンパストップ、ピックアップ、パノラミックルーフなどを設定しており、新型に設定される可能性は高いといえるでしょう。
■新型 ジムニーシエラ がAMGになる!?
今回はなんと『ジムニー/ジムニーシエラ』をAMG G63 風にできちゃう!?
そんなキットがダムドから発売予定です。
エアロパーツ、ドレスアップのダムドは、スズキの新型『ジムニー/ジムニーシエラ』用新作ボディキットのCG画像を公式ホームページおよびSNSにて先行公開しました。
ダムドは現在、新型ジムニー向けのボディキット「little G.」「little D.」を、2019年初頭の発売を目指し、開発を進めています。
little G.は、最強のSUV、メルセデスAMG『G63』を、little D.は往年の名車ランドローバー『ディフェンダー』をモチーフとし、世界を魅了し続ける2台の名車へ向けたオマージュカスタムになっています。
新型 ジムニーシエラ 試乗記・試乗評価・口コミ評価は?
購入の決め手にかける・・・とお悩みの方に、ジムニーシエラの試乗記、口コミを見ていきたいと思います。
オンロードでは間違いなくジムニー<ジムニーシエラ
オンロードに関しては、間違いなくシエラが上だ。そしてもう一つ顕著に違いを感じたのが乗り心地である。ジムニーは伝統的に16インチホイール/タイヤを装着するのに対し、シエラの方は15インチを装着している。どちらも扁平率は80であるから、タイヤの肉厚分シエラが有利。幅に関してはジムニーの175に対し、シエラは195を装着するわけだから、グリップ力に関してもシエラが有利。まあ単純にタイヤの肉厚分乗り心地が良いわけでなく、新たに採用した縦方向に柔らかいマウントゴムの採用もジムニー同様、大きな効果を上げていることは間違いない。