1360hpスーパーカー、アゲーラ RS が生産終了
スウェーデンのケーニグセグ(Koenigsegg)社は4月4日、『アゲーラRS』の生産を終了した、と発表しました。
アゲーラRSとはいったいどんなスーパーカーだったのか。改めて見ていきたいと思います。
■アゲーラRSとは
ケーニグセグ アゲーラ RS
そもそもアゲーラとは、スウェーデンのケーニグセグから2011年より販売されているスーパーカーです。車名はスウェーデン語で「行動する」という意味の"Agera"と、古代ギリシャ語で「不老」という意味だそうです。
アゲーラをベースに性能を向上させたモデルがアゲーラR。アゲーラ Rは、5.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最大出力1115hp、最大トルク122.4kgm。乾燥重量1330kgの軽量ボディと、7速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせにより、0~100km/h加速2.9秒というパフォーマンスを可能にしました。
アゲーラ RSは、「アゲーラ」シリーズの頂点に立つ『アゲーラ R』をベースに開発されたさらなる高性能グレードのことを指します。
■アゲーラRSはメガ・カーのノウハウを注ぎ込んだスーパーカー
アゲーラ RSでは、同社初の「メガ・カー」(最大出力が1メガワット、100kW=1360ps)となった『One:1』のノウハウを応用。
エアロダイナミクス性能や冷却性能の向上に、One:1の技術を導入しています。
また、5.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンも、専用チューン。最大出力1115hpから1360hpへ強化されています。
■ケーニグセグ、今後はレゲーラに注力
レゲーラ
ケーニグセグは今回、アゲーラ RSの生産終了を発表しました。
過去3年間に生産されたアゲーラ RSは、合計で25台になります。
0-400-0km/h加速&急停止をはじめ、5つの世界新記録を打ち立てたアゲーラ RS。
今後はプラグインハイブリッド(PHV)スーパーカーである『レゲーラ』の生産に注力していく、としています。
■【豆知識】ケーニグセグはドアもすごい
ケーニグセグ アゲーラRSR
スウェーデンのスーパーカーメーカー、ケーニグセグが採用しているのが「ディヘドラル・シンクロ・へリックス・アクチュエーション・ドア」。(別名:ラプタードア)
かなり長い名称ですが、一旦ドアが外に開いた後、上下方向にドアが回転して開くという造り。
このドアを採用しているのはケーニグセグだけです。
最後に
一度は乗ってみたい!?憧れのスーパーカーの1つ、ケーニグセグアゲーラのRSについてご紹介いたしました。
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