居眠り運転防止の先進技術やおすすめグッズは?
睡眠不足や、ご飯の食べ過ぎでウトウトしてしまうといった経験は誰しもあると思います。そんな居眠り運転は、重大な事故の原因になるだけでなく、過労運転と判断された場合1発で免許の欠格期間が2年の取り消し処分になってしまいます。
本記事では、そうした居眠り運転を防止する先進技術と居眠り運転防止グッズをご紹介します。
パナソニックの眠気制御技術
パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は2017年7月27日、眠気制御技術を開発したことを発表しました。2017年10月からサンプルを配布し、実装に向けて動いいる模様です。
パナソニックの眠気制御技術の特徴
開発された眠気制技術は、画像処理による表情と赤外線センサによる体からの放熱量の分析を組み合わせて開発されました。
■表情から無自覚の浅い眠りを検知
人の表情には眠気を感じているとき特有の表情やまばたきの仕方があるという事実から、ドライバーの表情を画像データで分析し、AIが眠気の発生を察知します。
■赤外線センサで車内環境を計測
体からの放熱量が所定時間経過後の眠気と関係性があることから、赤外線センサで放熱量を察知し、眠気がどのように変化するかを予測します。
■2つのデータを元に、空調などを制御することで眠気を制御することができます。
東洋紡とユニオンツールの居眠り検知ウェア
東洋紡とユニオンツールは、2017年1月東洋紡のフィルム状導電素材「COCOMI」を使った居眠り運転検知システムを共同開発したことを発表しました。
開発された居眠り運転検知システムは、東洋紡が開発したストレッチ可能な導電素材COCOMI、着心地の良い服へのノウハウと、ユニオンツールの心拍数計測機を組み合わせて開発されました。
■心拍数の周期から居眠り運転を検知
心拍数の周期が眠気と関係性があるという前提から、ウェアラブル型の居眠り運転を検知します。
居眠り運転、脇見運転防止グッズ4選
下記では既に商品化されている居眠り運転の防止グッズ4つをご紹介します。
■居眠りウォッチャーひとみちゃん
KEIYO エンジニアリングは2015年に「居眠りウォッチャーひとみちゃん」の販売を開始しました。居眠りウォッチャーひとみちゃんはハンドル裏の計器部分に設置することで居眠り運転や脇見運転を防止するグッズです。
■居眠り防止
CMOSイメージセンサーで、0.4秒〜1秒目を閉じるとLED表示と大音量のアラームで知らせます。
■脇見防止
3秒以上脇見をするとアラームが鳴り警告します。
赤外線LEDで夜間の運転やコンタクト・サングラス・メガネ着用時でも認識が可能です。居眠り感度調整は3段階から、わき見感知モードはON・OFF機能を搭載しており、居眠り監視に限定した使用もできるのが特徴です。
■Alarme(アラーミー)
ケイマックスは2017年7月に「Alarme(アラーミー)」の販売を開始しました。Alarmeは車のダッシュボードに設置して、居眠り運転を防止する居眠り運転防止グッズです。
■居眠り防止
赤外線で特許技術の瞳孔検出をし、瞳孔の変化の特性から眠気を検知すると、大音量でアラームが鳴るようになっています。
■OKITE(オキテ)EWS-CM
ユピテルは2017年8月にOKITE(オキテ)EWS-CMの販売を開始しました。OKITEはハンドルの下にある計器部分に取り付けることで居眠り運転や脇見運転を防止するグッズです。
■居眠り防止
顔の向きやまぶたの開閉から居眠りを察知すると、アラーム音が鳴る
1秒以上両目が閉じるとアラームが鳴り、それでも両目を閉じている場合はさらに大きい音が鳴る
■脇見防止
約3秒以上脇見をするとアラームが成りブザー音で警告。ブザー音が鳴っても両目を閉じたままの場合は、さらに強い警告ブザーで注意を促す。
顔認識でわき見・居眠り運転を警告---ユピテルが警報器「オキテ」を発売 | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2016/08/01/279422.htmlユピテルは、わき見・居眠り運転警報器『OKITE(オキテ)EWS-CM1』を8月初旬より発売する。
■Alertme(アラートミー)
ミカド電子は2017年9月にアラートミーの販売を開始しました。アラートミーは耳にかけて居眠りや脇見運転を防止するグッズです。
■居眠り防止、脇見防止
約15度から20度の傾きに反応してアラーム音が鳴る。アラートミーは頭の傾きに応じて90db(犬の泣き声)ほどの大きさを発生させる。
まとめ
本記事では、居眠り運転に特化した先進技術や居眠り運転の防止グッズをご紹介しました。また居眠り運転だけでなく応用も可能な安全運転支援は下記にあるので是非ごらんください。