三菱 ミラージュ 北米で2連覇!最も維持費の安い新車
三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは6月4日、『ミラージュ』がオートモーティブサイエンスグループ(ASG)の調査において、「ベストエコノミーパフォーマンスカー」、「ベスト5オールアラウンドパフォーマンス」の2賞を獲得した、と発表しました。
■三菱 ミラージュ 1644台の中から最高賞に輝く
ASGは、環境政策コンサルタントのエコ・イノベーションLLCが設立した研究グループ。
ASGの今回の調査では、2018年モデルの1664台について、経済性やパフォーマンスなどの面から、最高評価の自動車に賞を授与しました。
ミラージュは2年連続で、ベストエコノミーパフォーマンスカー賞を受賞。ASGは、「ミラージュは北米市場の2018年モデルの中で、所有コストが最も安く、かつ最高のコストパフォーマンスを備えている」としています。
またミラージュは、ASGからベスト5オールアラウンドパフォーマンス賞も受賞。
ミラージュは、購入後半年間の維持費が、北米で最も低く抑えられる点が評価されての受賞となりました。
三菱のミラージュって知ってる?どんな車?
ミラージュは、三菱が1978年3月~2002年8月まで製造・販売していた小型乗用車、および2012年4月からタイで生産・販売しているコンパクトカーのことです。
2002年までは、初代ミラージュ誕生と共にできたカープラザ店のみでの販売となっていました。また、欧州にはColtとして輸出されていました。
三菱初のFFとして初代モデルは登場し、ハッチバック、セダンの他に、過去にはバンやワゴンも発売されていました。車名の由来はフランス語の「神秘・ロマンチック」から。
2003年には名称が消滅したものの、2012年に世界戦略車のコンパクトカーとしてミラージュが復活しています。
■【ミラージュ試乗記】ミラージュの燃費はいいの?
よくよく思い起こせばミラージュはタイのMMT(Mitsubishi Motors Thailand)で生産される世界戦略車。日本では比較的シティユースを想定しているが、速度域の高い欧州などにも導入されている。そんなミラージュのCd値はなんと0.27。まるで欧州のコンパクトカーのような優れた空力性能を持っていたのだ。外観からもルーフ後端からリアスポイラーにかけての空気を効率的に流す独特な形状などからもある程度理解できたが、こう言っては失礼だが、このクラスでここまでしっかりとした高速安定性があるとは思わなかった。
さらにミラージュの場合、車両搭載の燃費計の数値にはなるが、高速走行時は軽く23km/リットルを超える数値をマークしていることは補足しておく。
■【ミラージュレビュー】デザインがいまいち!?でも…
外観デザインは何とも平凡だ。多くのユーザーに支持されることを目指したデザインなのかもしれないが、個性に欠けるデザインで万人受けするのは難しい。インテリアは外装に比べたらまだましだが、いかにも低価格のコンパクトカーの内装である。
軽いボディにすると、エンジンやブレーキなどを大きくする必要がなくなり、そのことが燃費を良くするといった具合に好循環が生まれる。登録車のガソリン車として最高のリッター27.2kmの燃費を達成できたのは、正に軽さの恩恵だ。エコカー減税は免税が適用される。
小さなボディの割には十分な居住空間が確保され、ラゲッジスペースも必要十分な広さだ。また小さなボディは小回りの良さにつながっていて、取り回しが楽なクルマである。
■【ミラージュレビュー】実際のところ、どうなの?
昔、乗っていていたので三菱車には抵抗は無く、値段とボディーカラー(イエロー)に魅力を感じて中古車で購入しました。買った直後に燃費偽装報道があり、ガッカリしましたが、車重が軽自動車並みなので、キビキビ感、加速性能、運転のしやすさ等、いい意味で想定外でした。
往復360kmの高速道路中心のドライブで、28km/lの高燃費。
途中、メーター表示で33km/lで、どこまで燃費記録伸ばせるかと期待しましたが、アップダウンが多かったせいか、最終的にこの燃費でした。でも満足。
■三菱 ミラージュ 新車価格は
ミラージュには、Gという上級グレードと、Mというスタンダードなグレードがあります。
Gは1,485,000円、Mは1,380,240円という価格設定です。150万以下で購入できるので嬉しいですね。
最後に
本記事では、北米で最も維持費の安い新車2連覇を成し遂げた、三菱ミラージュについてご紹介いたしました。
何よりもまずは維持費を安く抑えたいという方にはオススメの車です。